箱庭遊び15: KVM/QEMUでもバックアップから作った仮想ディスクでブート成功

某所で動いている実用サーバーのバックアップから仮想ディスクを起こして起動させるテストの続きです.

一昨日うまく行かなかった理由はDebianのインストール用DVDイメージのRescueモードから,作った仮想ディスクにchrootしていたからです.この方法だとchrootの前のおまじないが足りないということは,随分前に経験済みだったのですが,同じところで一日はまり込んでいたわけです.

この日の作業では,まず上記Debianのインストールディスクでchrootしてうまく行っていなかった,DOSパーティションの仮想ディスクに,Gentoo方式で正しくchrootして,grub-install, grub-mkconfigを実行して,ちゃんとブートするようになりました

次に,まっさらな仮想ディスクを仕立て,GPTパーティションとしてBIOS boot領域とルートの2パーティションにして,バックアップからコピーをして,同様にchrootしてgrub-install, grub-mkconfigをし,こちらもブートするようになりました

どちらの仮想イメージについても,Bookwormに無事upgradeできました.

使用したインストール用DVDイメージはSlackware64 15.0.
同じくSlackware64 15.0.

箱庭遊び12: EFI+GRUBがうまく行かない

うまく行かない最大の理由は,よく理解していないということなのはよくわかっています😓

箱庭遊びの範囲がそもそもの定義である「仮想マシン遊び」から,第2WSの第2OSのパーティションでの遊びまで広がってしまいました.第2OSのパーティションもほぼ制約なく書き換えたり消したりできますので,ここもなし崩し的に箱庭の範囲に含めてます.

さて,何がしたいかというと,第2WSに積んでいる3機のマスストレージの,第1OSのブート用SSDではないマスストレージにEFIのパーティションを設けて,そこから第2OSをブートさせるということです.これは今夏の箱庭遊びを始める前にはできていました.

ここ数日は,バックアップ用の2TB HDDに設けたEFIパーティションを現在第2OSにしているUbuntuの/boot/efiにマウントして,いろいろ試していますが,うまくいきません.

今日からはVMの仮想ディスク保存用のSSDでできないかやってみます.

一応この辺を参考にしています.

workstation.
rootディスク用の1TB SSD, VM(仮想マシン)仮想ディスクを保存している2TB SSD, OSバックアップ用の2TB HDD.

一時的にWebサーバー止まります

当Webサーバーを入れているケースのクーリングファンが止まってしまいました.他のケースと入れ替えるので,7月30日のいずれかの時間帯に30分程度停止します.

追記: 作業は既に完了

見込みの30分を少々超過しましたが,作業は既に完了しています.

2022年7月30日(土) 18:55 記

よくあるベアリングの不良と思われます.

Systemd

世の中みんなsystemdになってきました.筆者が最初にいじったsystemdのシステムは,1〜2代前のRaspberry Pi OSで,たぶん2017年頃だったと思います.Raspberry Piに赤外線リモコンのソフトを組み込んだ時,デーモンの起動にsystemdを使いました.

その後はたぶん,Gentoo, Manjaro, Debianをインストールして評価して,いつものように,習うより慣れろ的にやってきました.

今回,とあるサーバーの更新に際して,慣れたSlackwareではなく,次のLTSへのupgradeもオンラインでできることを期待して,Debianにしました

で,いろいろ必要なサービスを設定していくのですが,そのために細かいことまでsystemdに対応するようservice設定をしているところです.設定が終わったら,

systemctl start サービス名

で,起動して,動作を確認する場合は,

systemctl status サービス名

なので,キーボードの上矢印を押して前のコマンドを編集するわけですが,まん中のコマンドを書き換えるのは,ちょっとやりにくいなと感じています.

systemctl サービス名 コマンド

というシンタックスにして欲しかったです.

それはさておき,困るのは,何か困った時に,

debian 困った事柄

で,ネット検索しても.systemdでない方の情報が圧倒的に多いことです.

いちいち検索のキーワードにsystemdを入れるか,あるいはdebianは入れずに,

systemd 困った事柄

で検索するようにしています.

実用的な用途のためのインストールではなく,インストールのためのインストール😓
Debianでそう呼ぶかは知りません😓
根こそぎupdateをSlackwareの場合リモートからできないため.

Postfixを試す (3) KVMのホストが不調

Slackware64で長らく動かしてきたKVM/QEMUの仮想マシンを,Manjaroに載せ替えたのは,一昨年末だったでしょうか.ソフト的には,Slackware64からManjaroなんですが,どちらも同じデスクトップ機(WS)で動いているので,ホストのOS(distro)をSlackwareからManjaroに入れ替えたというのが正しいかもしれません

その過程で仮想マシンを保存するディスクをSSDからHDDに替えていたのでした.SSDではスピードはシャキシャキ速くて良いのですが,しばらく動かしていると,ディスクの入出力が止まってしまうというトラブルが高頻度で発生していました.始末が悪いのは仮想マシンの仮想ディスク(ディスクイメージ)の入出力が止まるばかりでなく,ホストのディスク入出力も止まってしまうのです.

原因は,Linux kernelにあるのか,使っているCPUやメインボード固有のbugか解りませんでしたが,とりあえず仮想マシンのディスクをSSDからHDDにするとこのトラブルは起きないことが解り,ワークアラウンドとして,そういう体制にしていました.仮想ディスクのイメージがHDD上では,SSD上にあるよりも目に見えてパフォーマンスが落ちますが,仕方ないです.

で今回,そのHDDが回らない疑惑で,そのManjaroのデスクトップ機が起動しなかったり,ホストが起動しても仮想マシンが起動しなかったりのトラブルに見舞われました.

そこで無任所のSSDに仮想マシンの仮想ディスクを載せ替えて試したら,かつて起きたディスク入出力無反応に見舞われたわけです.

また,このWSではもう1台システムのバックアップ用にHDDを内蔵していますが,これも調子が悪いようで,Mac miniのバックアップ用にしているSSDと交換してみました.

現時点では本当にHDDが2機とも調子が悪かったのかも解らない状況で,新たに購入すべきなのはHDDなのかSSDなのかも解らなくなりました.

その過程で,GentooやDebianもホストとして試しましたが,総合的にManjaroが一番良いという結論でした.