ChatGPTでRaspberry Pi OSを修復

ChatGPTは,これまでWeb検索でキーワードや質問を組み合わせたりして答えを探していたのを,文や文章で質問するとすぐ答えてくれて便利です.ただし,技術的な話でも社会問題や日常のことについてもときどき嘘を答えますので,まあそれなりの話し相手だと思えば悪くないです.

技術的な問題については,いきなりかなり詳しい答えを出してくれますが,そのまま使えたことは滅多にありません.

ところがです,最近Debianの最新リリース13.0 Trixieがリリースされ,AMD64 (x86_64)についてはあまり何も考えずサクッとupgradeできましたが,Raspberry Pi 5 Model Bについては,SSDベースで動かしているRaspberry Pi OS (RPi OS)+ KDE Plasma Desktop (KDE)と,SDカードベースで動いているRPiOS + PIXEL (RPiOSのdefault desktop)の両方とも壊してしまいました😓

apt upgradeをかけて出るエラーをChatGPTにかけたところ,ほとんど回答の手順からRPi OS + KDEのほうは回復できました

一方のSDカードベースのPIXELのほうは,ChatGPTの示した手順通りにはいきませんでしたが,それでも何とか回復できました.

ということで,今回はChatGPTのすごさに感心した次第です.

ちなみに,ChatGPTのバックエンドがGPT-5になってから,対応が素っ気なくなったなと感じています(というより,4.xが質問者に寄り添いすぎたと思います)が,ネットでざっと検索すると,そう感じているのは筆者だけではないようです.

ただし,KDE Settingsで “About” が表示されないなど一部欠損があるようです.

Raspberry Pi OSぶっ壊す

Raspberry Pi OS(RPiOS) 13 Trixieがリリースされたようで,喜び勇んでRaspberry Pi 5 Model B (RPi5)のメインOS(RPiOS+KDE Plasma Desktop)をupgradeしました.

ぶっ壊れました😓

SDカードベースのサブOS (RPiOS+PIXEL Desktop)で試しましたが,やっぱり壊れました.libgtk-3.0関係の依存性に問題があるようです.

Debian AMD64 (x86_64)を試してみよう.でもまた壊したらたいへんだ,ということで,仮想マシンのsnapshotを保存してからupgradeしたところ,多少のWARNINGは出ましたが,大きな問題なくupgradeできました.

引き続き実マシン(第2WSであるx86_64マシンの第2OS)もupgradeしたらやはり同様にWARNINGでますが,本質的なupgradeは問題なしでした.

未来の自分宛教訓

今後Debian / Raspberry Pi OSのmajor upgradeの場合は次の順番でupgradeする.

  1. Debian AMD64 (x86_64)の仮想マシンについてsnapshotを保存してから
  2. Debian AMD64の実マシンについて,backupを取ってから
  3. SDカードベースのRaspberry Pi OSについて,SDカードの内容をコピーしてから
  4. SSDベースのRaspberry Pi OSについて,backupを取ってから

3プロジェクト進行中

つくづく自分はコンピューターとネットワークがあれば生きていけるんだなあと思う今日この頃です😓

さて,現在3つのプロジェクトが進行中です.

メインWSのリプレース

メインWSは現在史上最強のIntel Mac miniです.Mac mini最初で最後のデスクトップIntel Core CPUを搭載したMac miniで,しかもCore i7にCTOしてますので,間違いなくIntel Mac miniとしては他に右に出るものはありません.

たしかに抜群のパフォーマンスでしたが,Apple Siliconと比較すると何分の1も遅いようですし,いよいよ次のmacOSのメジャーリリースmacOS 26では対象外となるようなので,ここで最新のMac miniを導入しようと画策中です.

まあ,このプロジェクトはその購入資金をいかに用立てるかということが主で,技術的な要素はあんまりないです😓

Webサーバー/プライベートサーバー更新

現在Raspberry Pi 4 Model B (RAM 8GB)でSlackware ARM (32bit)を走らせています.Slackware ARMは15.0が最新で,いろいろ陳腐化してきています.たぶん15.1(または16.0)のリリース時にはSlackware ARMプロジェクトもaarch64版を出すと思うのですが,いつになるか解りません.

そこで,素直にRaspberr Pi OS 64bitに移行します.必要なデーモン類についてはセキュリティー上詳しく書きませんが,まあ何とかなるとは思います.

ただ,Linuxサーバーの更新は気合いが必要なのでそれが心配です.

ハードウェアとしては現在予備役のRapsberry Pi 4 Model B (RAM 4GB)を使用して立ち上げようと思います.必要なUSB HUBも入手しましたし,ルートドライブとする予定の1TB SSDも確保済です.

それと置き場所がないのでWindow 10 32bitで使っていたデスクトップPCを廃棄します.メーカーのクレバリーが倒産してしまったのですが,PCリサイクル料金は払っているので,PC3R : : 一般社団法人 パソコン3R推進協会に申し込めば何とかなるようです.

そうしたスペース,設備的な整備の後,気合いが出るかというプロジェクトです.

門柱灯サイバー化計画

これが一番面白みがあるプロジェクトです.現在門柱にセットした防犯カメラはLEDの門柱灯の電源にACアダプターを付けて供給しています

現在の問題点は,

  • 屋内にあるWi-Fiルーターとの接続がぎりぎり
  • 門柱灯を24時間点けっぱなしにするとセキュリティーが甘いと見られかねないので,朝夕門柱灯はOff/Onしていますが,それだと防犯カメラもその時間しか動かない

の2つがあげられます.これを解決するために,

  • 屋外にWi-Fiルーターを設置する
  • 門柱灯を自動的にOn/Offする仕掛けをする

ことが必要です.

セキュリティー上詳細は書けませんが,一番チャレンジングです.

購入代金に含まれています.
第二種電気工事士の有資格者です.資格の範囲の工事です.

zram (7) 小メモリーも設定次第かも

手持ちのRaspberry Pi (RPi)のうち,RPi 3 Model B (RPi3)と,RPi 3 Model B+ (RPi3+)はメモリーが1GBです(実際はどちらも900MB強).またRPi Zero 2 WHは500MBです.

メモリーが小さいRPiは,ZRAMのサイズを100%〜120%にしていました.しかしどうもこれが負担のようで,RPi3, RPi3+ともVLCが1日以上安定してRTSPを再生することが出来ません.それで,小メモリーにZRAMは不適といったんは結論づけました.

しかし,RPiでVLCを使ってRTSPを再生するにあたり,SWAPが500MB以上必要なケースはないようです.少なくともdphys-swapfileでは初期値が512MBで,動作状況を見てもSWAPの使用が300MBを超えることはないです.

ということで,ZRAMについてもSWAPの容量は400〜500MBで良いのではないかと思い,現在主記憶の50%という設定で動かしています.今のところRPi3もRPi3+もまる1日以上安定してVLCがRTSPを再生し続けています.

ところで,RPi Zero 2 WHですが,こちらは主記憶が500MBで,VLCでRTSPを再生するとSWAPの領域は200MBを越えますので,おそらくZRAMの領域を主記憶の50%としたところで安定性は戻らないと思います.そもそもdphys-swapfileでも安定しませんし.

ということで,RPi3およびRPi3+についてはしばらく50%でZRAMの試用を続けます.RPi Zero 2 WHについては門柱灯を日の出,日の入りの時刻にOFF/ONする門番の役目を与えることにします.

Moving to RPi OS (2) USB HUBの手配

メインサーバーをRaspberry Pi OS (以下RPiOS)に移行する計画を立てましたが,これは過去にもありました.その時は外付けのUSB SSDドライブがRaspberry Pi 4 Model Bからのbus powerでは電流不足でうまくいかなかったのです.

その時はUSB-HUBを結局買わず,RPiOSへの移行はそのまま立ち消えてしまいました.今回は忘れないうちにUSB HUBを通販で注文しました.

これで一歩前進できそうです.

Webサーバー, IMAPSサーバー,MTA(sendmail),家庭内LAN向け各種プロトコルのファイルサーバー,他.