日本のApple Payの仕様はややこしいですね.これまでの経緯を素人のユーザー目線からですが整理してみると,
Apple Pay導入時に日本ではクレジットカードのタッチ決済に対応したNFC Type-A/Bの決済端末はほとんど普及していなかったので,Type-F (FeliCa)の電子マネーであるiDとQUICPayを経由した決済方法にした.
iD / QUICPay経由であるけれど限度枠や支払い,ポイントなどについてはクレジットカードの契約そのままが適用され,iDやQUICPayの特典がつくわけでもなく,インターフェースだけを借りたような形であった.
最近ではNFC Type-A/Bを搭載してクレジットカードのタッチレス決済に対応できる決済端末が普及してきた.
iDのオフライン利用を悪用したイオンカードの不正利用が横行している.
といったところでしょうか.NFC Type-A/BのインフラがなかったのでFeliCaのiD/QUICPayをインターフェースとして利用することにしたので,iDやQUICPayが電子マネーの一種であることを知らないユーザーも少なくないと思います.
また,現在社会問題化しているイオンカードの不正利用ですが,不正に入手したイオンカードの情報をApple Payに登録し,iDのオフライン利用を繰り返すという手法のようです.
これらの記事を読んで思うのは表題の通り,「もうiD/QUICPay経由やめたら」ということです.というか,Impress Watchの記事にそのまんま書いてあります😓
筆者は,このスーパー(ドラッグストア,ガススタ)はこのカードでないと割引がないという理由等から現在9枚のクレジットカードを持っていて,全てがApple Payに登録できています(ちなみにGoogle Payに登録できたのは9枚中2枚です).それらのうち,国際ブランドがMaster 3枚,JCB 1枚,AMEX 1枚については全てがタッチ決済可能です(iD/QUICPayを経由しないNFC Type-A/Bによる決済が可能).一方残る4枚はVISAですが,タッチ決済可能なのはSaison VISAの1枚だけです.
安心してApple Pay が使える様になるには,VISA陣営にもう少しがんばってもらって,もはやiD/QUICPay経由は不要という状況にならないといけません.
実は筆者自身も最初はそうとは知らずに使っていました😓