Apple Pay vs Google Pay (3)

その後ネット検索もしています.やはりペイジビューで飯を食うライターさんたちの記事は秀逸で,Apple PayもGoogle Payもどちらにも気を使って書いています.また,使ったことあるのかよって疑問を禁じえない記事も少なくありません.

使えば率直な感想があるはずで,適不適も個人差があるでしょうからそういったあたりをむしろ読みたいのですが,そうした個人の感想を排除するプロ根性は流石です.

具体的にリンクを貼ると訴訟リスクがある(あちらは金絡みなので😅)のでやめときますが,目立つのは以下の点です.

  • クレジットカードのQUICPay+経由の利用ではGoogle Payは上限3万円,Apple Payはクレジットカードの上限までなのに,敢えてそれに触れていない(触れても表に載せるくらいでサラッと流す)
  • Apple Pay利用時の生体認証はセキュリティー向上としてメリットに上げるべきなのにデメリットとして扱っている(Google Payは支払い時の認証操作なし)
  • 登録できるクレジットカードの種類が圧倒的にApple Payが多いのに,少し多い的なニュアンスにしている
  • クレジットカードのNFC-A/B決済については全く触れない(利用可能なクレジットカードはApple Payが圧倒的に多い).

ちょっと古い情報ですが,全世界的にはiPhoneの利用者はAndroidスマホの利用者よりずっと少ないわけですが,なんとかPayの利用総額はApple Payの方が多いという報道があったと記憶しています.3だけ主義の金融機関が効率の悪い方に積極的に投資はしませんよね.

認証無しでクレジットカードの上限まで払えたら怖いでしょう.
個人の感想としては,Apple Payに登録できないクレジットカードは珍しいが,Google Payに登録できるカードは珍しい.

Apple Pay vs Google Pay (2)

SUICAがだめならPASMOがあるじゃないか,ということで,PASMOをAndroidスマホに入れてみました.

今でこそ,「SUICAがだめなら…」と言えますが,PASMOがスマホで使えるようになったのはごく最近のことで,それまではSUICAが駄目ならお手上げでした.

大きな問題もなく,まずPASMOアプリをインストールして,なんやかんや設定して,Google Walletに追加しました.最低チャージ金額が1000円だったのでやむなくチャージして,また死に金が1000円増えました😅

PASMOアプリの画面
Google WalletでPASMOを選択した画面

Apple Pay vs Google Pay

一年半ほど前に,同様の検索をして見つけた記事はほとんど提灯記事でしたが,スマホ/ケータイジャーナリストの石川温さんの記事,

が,少し古かったですが両者の状況を的確に表しているなと感じました.また,

この記事は時々updateされていますが,結言の「個人的にApple Payを使った後にGoogle Payを使うとストレスが溜まります。めちゃくちゃ溜まります。」が “最終更新日:2023年7月28日” でもそのままになっていて,日常的に使用している人の感じる両者のユーザー・エクスペリエンスの差が縮まらないことがよく表れていると思います.

その他の大半の記事はおそらく両方を使ったわけでもなくただ両者の仕様表だけ眺めてページ数・ページビュー稼ぎの得意なライターさんたちが作文したものだと思います.どちらも長短あって,最後はユーザーの選択だよという無責任な内容の記事です.

さて,少なくとも日常的に使って評価した上記の2件の記事を見つけて,日常的にApple Payを使用する人間としては安心していますが,やはり何事も経験ということで,Google Payを少し日常的に使ってみようかということになりました.

実はたぶん1年前内外にGoogle Payに手持ちのクレジットカードの登録を試みましたが,当時は手持ちにタッチ決済対応のクレジットカードがなく,1枚も登録できませんでした.

ちなみにクレジットカードは現在8枚所有していて,カード自体のタッチ決済は不可能なものも含めて全てApple Payに登録できています.他にSUICA1枚とWAON1枚も登録してあります.

今回,Google Payに手持ちのすべてのクレジットカードの登録を試みたところ,なんと2枚ものカードが登録できました.某社のマスターカードと,某社発行の提携AMEXです.前回ゼロだったので大いなる前進です.

今回登録できた2枚のクレジットカード.なお楽天Edyはかなり前に登録しました.100円分はアプリ登録ボーナスです.

余勢を駆ってSUICAの登録も試みましたがだめでした.その理由はAppleで登録しているSUICAのインターネットIDとして使われているメールアドレスが,GMailだからです.Google PayはGoogle/AndroidのIDを使わなければならないですがそれを先にApple Payで使っているからです😅

iPhoneとAndroidの両方にSUICAを入れるためには,iPhoneのSUICAをいったん切り離してからAndroidにダウンロードしてiPhoneには新規にSUICAを作る,という手順を取るしかなさそうです

ページビューを稼いでも金にならないサイトに書く記事のためにそこまでやる気には今のところならないので,今回はここまでにしておきます.将来的に試す可能性は排除しません.

さて,次は実践編として,Google Payで実際に支払いをしてみたいと思います.

iPhoneには複数のSUICAを作れますので,先に別のSUICAを作ってから古い方をAndroidに移転するという手順もとれます.

Ignica Scan & Goのポイント移行は最終手段

ポイント移行の件について,Ignicaのサイトに問い合わせフォームがあったので問い合わせてみました.程なく丁寧な返事が届きました.

要点としては,夏の予定が都合で遅れている,ポイント移行後のScan & Goカードは無効になる,の2点でした.そう,ポイント移行は好きなときにいつでも何回でも移行できるという利便性のあるものではなく,もうScan & Goカードは一切使わないでアプリに一本化する,というときだけのためのものだということのようです.

ということはサービスが提供されても使うことはないでしょうから,待つ必要もなくなりました.

2023年夏はいつまで

カスミで今年から導入されたScan & Goカードですが,セルフレジや有人レジで会計時に提示すると,今のところ購入額の1%分のポイントが付き,次の会計時に1ポイント1円として使えます.たぶん付与されるレートはいずれ0.5%になるだろうと推測しています.また,9月いっぱいまで満60歳以上のシニアは3%分割増が付いています.

普段は商品を買い物かごに入れる都度スマホに読み込ませるScan & Goアプリを使ってレジは経由しませんが,ボーナスポイントがなんにもつかない日やカスミカードで5%割引になる日はセルフレジでScan & Goカードを使うほうが得な場合があり,日によって使い分けています.

ポイントはいまのところScan & GoアプリとScan & Goカードに別々に付いて使いにくいのですが,運営会社もその点は認識しているようで,Scan & Goカードの紹介ページの最後の方に,「Scan&Goアプリに移行でさらに便利に」とあります.

その予定が同ページには「2023年夏予定」と書いてありますが,もう9月も半ばになろうとしています.まだまだ暑い日が続き,夏なのかもしれません.涼しくなる前まで,Scan & Goカードのポイントを使わずに残して待ちます.

追記

問い合わせフォームがあるので問い合わせてみました.さて,どのような回答が来るか楽しみです.

→ 回答の要点(2023/9/10)

光学読み取り器に読み込ませる.