「納税は議員の判断」

これは今年の一番の迷言になるのではないかと思います.

言うまでもなく納税は国民の三大義務の一つです.つまり「納税は国民の義務」です.

議員は,市町村会議員だろうが都道府県会議員だろうが国会議員だろうが(それぞれのセクションの)国民の代表ですから国民であるに違いありません.

「議員(個人)の判断」は,「自由」,「任意」あるいは「権利」などと言い換えられると思います.「義務」の反意語です.

そんなわけで,「国民(である議員)の納税が『自由』」などとは話になりません.

財務省は常々新たな政策に財源はどうするとか,財政規律を口やかましく言うのにそこのトップが納税は任意だなんてことを言うとは呆れてものが言えません.

ちなみに,「確定申告ボイコット」なんていう動きがあるようですが,源泉徴収で取られすぎた分を取り返すために確定申告しなけりゃならないので乗れません.

誰も納得行かないのに検察国税は納得しているのか

裏金問題です.

原価率の低いおいしい営利活動をして,売上の目標金額を超えた額はどこにも記録しないで納税もせずあるものは机の引き出しに,あるものは銀行口座に入金して保管したそうです.

これ普通の人だったらかなり厳しく責任を追求されましたよね.たとえば,大物プロデューサーだったり,著名中国料理店経営者等々.

手口も金額もわかっているのに何のお咎めなしって,桃太郎侍や破れ奉行に叩き切ってもらいたいものです.悪事を働いている者たちもそれを見逃している役人たちも.

悪くなる一方の楽天カードの条件

楽天カードのメリットと言えば,審査がゆるくて(当社調べ😅),還元率が高いことでしょう

ところがここ数年,少しずつ還元などの条件が悪くなってきています.

一番大きいのは,昨年末に行われた改悪で,従前は1か月間の利用金額の1%分ポイント付与が行われていたところ,現在は利用一回ごとに1%分付与となりました.

例えば,1万円の買い物を1度だけする場合は,100ポイントが付与されるのに変わりはありませんが,極端な話99円の買い物を100回した場合,従前なら99ポイント付いたのに現在では1ポイントも付かないことになります.

なんとも個人個人の買い物のケースによるので一概に言えませんが,あちこちのまとめサイトによれば,数%〜20%くらいのポイントの損になるようです.

また,今回メールが来て,海外でのカード利用の手数料がこれまで1.63%だったのが2.20%になるということです.海外旅行・出張の際や海外通販を頻繁に利用する人には多少効いてきそうですが,現実には為替レートの変動の影響のほうが大きいのであまり気にならないと思います.

他にもAmazon利用時の還元率が悪くなったりとか細かい改悪が少しずつあります.

いずれにしても,それもこれも楽天モバイル事業の不振のしわ寄せなわけで,楽天カードの利用者としては(たぶん株主の皆さんも),さっさと楽天モバイルを売却して本業に集中してほしいと思う次第です.

ある人は貧困ビジネスの一例に挙げていました.
VISA/Masterの場合.JCBは1.60%, AMEXは2.00%.

道徳を声高に主張する人の道徳心

あくまで個人の狭い経験に基づく個人的な法則にすぎませんが,日頃からコンプライアンスやモラルを声高に訴える人自身のコンプライアンス意識やモラル意識が高かったためしはありません.たぶん自分の中にコンプライアンスやモラルの基準がないからどちらに振れても歯止めが効かなくなるのだと思います.

今回日本の伝統的な道徳心の復活を語ってきた国会議員がカネの問題という道徳心から全くの対極にあるスキャンダルで逮捕されたようで,個人的な経験則にまた一つ実例が加わりました.

例えばそういう人がコンプライアンス担当の責任者になったような場合.

他人に厳しく自分に甘い

今渦中の自民党議員の一人が某省の大臣時代,その省が所管する機関で情報漏えい事件がありました.

もちろん一番悪いのはハッカーですが,ずさんなパスワードを使用していた現場の職員が大臣側からの指示(圧力?)で処分されたそうです

管理責任がない一般の職員が,故意でなくそれほど重大でもない過失で処分されたのは異例で,当時同じような立場だった職員たちは憤慨したでしょう.

その議員は今回大きな疑惑というか疑獄の中心部にいますが,「職責を全うする」とか言って役職に居座るようです.

人を処分したり罰する立場にあってそれを行使したものが自分に甘くてどうするんでしょう.その議員には人気俳優の名言を捧げます.

「常に懐に辞表を」

大泉洋(水曜どうでしょう)
その筋からの情報では「どうしても処分しろ」とのお達しがあったらしいです.
破られるパスワードを使用していたら重過失なんてことになったら,日本中大騒ぎです.