雲霧仁左衛門ファイナル最終回

こちらも,「面白いドラマ」に挙げたドラマのひとつです.今朝の放送が最終回でした.気がついたのが6:40で,追っかけで見ました.

まあ,どうでしょう.ファイナルシリーズの最終回にふさわしいという評価は無理ですね😓

まずは,火盗改の役所で拷問を受けた雲霧の配下の3人の回復の早さ.これは納得できませんね.3人はどう見ても重傷・重症だったはずで命拾いできてもどこかに不具合が残るのが自然だと思います.少なくとも最後のお努めに加わるほどの回復は無理でしょう.

次に安部式部と雲霧仁左衛門の一騎打ちは互いにかすり傷を負ったものの,その後の展開が解らないまま2人ともその後も息災にしているところです.安部は前回までの放送ではどう見ても心不全等の心臓病を患っていてかなり重症と見えましたが,長い死闘でなんともなかったのか.まあここは視聴者の側で「雲霧には安部に対して友情があったので,ハアハアゼイゼイとなって戦いが続行できなくなった安部を討たずに去って行ったのだろう」という想像をするであろうと制作側が期待したのでしょうね.

それから,1年後に安部が遭遇した刀売りは雲霧仁左衛門なのですが,安部が編み笠を上げて顔を見たときにどのようなトリックで別人の顔になったのか.これは種明かしなしでは納得できません.

そして,当時の重篤な心臓病ですから良くなるわけはないのですが,刀売りに遭遇してから3か月後に火附盗賊改役の長官に復帰して現場で走り回っているっていうのも訳が分からないです.

ファイナルの最終回とはいえ,あとあとスペシャル番組を作るかもしれないので双方生かしておいたのだろうと思います.しかし,個人の感想としては,雲霧と安部の一騎打ちで決着を付けてもらいたかったです.現実的な決着としては心臓病の安部が力尽きる直前に雲霧を倒す(死ぬか重傷かはどちらでも良いですが)としてほしかったです.

スペシャルを後で作るならば時間を戻せばいいだけのことです.

これらを総じると,がっかりだった,ということになります.

2025年12月7日(日)

ひらやすみ最終回

昨夜 表記の夜ドラ「ひらやすみ」の最終回でした.いつもは録画を翌日見ていましたが,この日は他のことをしていて気がついたら22時を過ぎたので,そのまま起きていて放送を見ました.

約2週間前,「面白いドラマ」に書きましたが,ほのぼのとした主人公(演: 岡山天音)の作り出す全体の流れとマンガチックな性格の従妹(森七菜)の組み合わせは相変わらず楽しかったです.しかし,最後の2週は主にクズな親友(吉村界人)が話題の中心となり,それはそれで悪くないのですが,好きな吉岡里帆はほんのちょい役で2回ほど顔を出しただけで残念でした.

ただ,終わり方として続編が期待できるような雰囲気 なので,なるべく早い時期の続編の放送を心待ちにしています.

2025年12月4日(木).
吉岡里帆が鍋パーティーの誘いを受けても良いのになんとなく断り,もし行っていたらどうなっていたのかななどと後で考えをめぐらしたり,元の家主(根岸季衣)との関係性も完全には明かされていない,など.

面白いドラマ

ここ何か月か連続ドラマで最初から最後まで見たのはないです.今は放送されていませんが,長年楽しんできた「相棒」もここ数年は録画はするけれど全部は見ない様な状況です.

夜ドラは時々面白いのがありますが,3シリーズに1つがいいところでしょうか.

前シリーズである「いつか、無重力の宙で」(全8週32回)は,最初の3週くらいまでは見ましたが,後半は結局見ませんでした.少し未練があって最終回だけ見ました.

何か意欲を持って立ち上がると何か障害が発生し,乗り越えて進むとまた別の障害がという月並みな展開が自分には面白くないのかもしれません.

その次のシリーズで現在放送中の「ひらやすみ」はほのぼのしていてついつい見てしまいます.夜ドラで,録画した翌日に欠かさず見続けているのは久しぶりです.

何がいいのでしょう.全体としてほのぼのとしていて大事件が起こらない,悪人が出てこない,好きな吉岡里帆が主要人物として出演している,あたりでしょうか.

大きな問題が起きて乗り越えるみたいな脚本はもういいです.

話としては端折っているからかどうか解りませんが,例えばあかの他人の家主からフリーターの青年が家をもらい受けるということが現実的に有り得るのか.ちゃんとした遺言書を遺せばないとは言えないかもしれませんが,手続きや税金がたいへんなことになると思います.そうした重要なポイントについての詳細が明かされないまま話が進んでいます.メルヘンなのでそこは考えないようにはしていますが,少々気になります.

主演の岡山天音と従妹役の森七菜が良い演技をしています.そして脇役の吉村界人が悪人でないクズ人間を,森七菜の友人役を光嶌なづながそれぞれ好演しています.

「相棒」にはさすがに飽きてきたのですが,「緊急取調室」は面白いです.録画だけはしていて始まってから3週見ていなかったのですが,先日暇を持てあまして視たところ面白いですね.たまっていた録画は全部見ました.

やはり,天海祐希の圧倒的な存在感でしょうね.それと,このシリーズが始まるまではあまり注目していなかったのですが(ごめんなさい),大倉孝二の警視庁副総監役がなかなか良いです.その他脇を固めるでんでん,小日向文世も良い味出しています.

そして,雲霧仁左衛門ですね.正直なところ中井貴一はそんなに好きではないのですが,このドラマは見始めるとエンドロールまで全く退屈せずに見終えます.

何か月か毎にBSのお下がりとして放送されてきましたが,現在のシリーズが「ファイナル」だそうで残念です.

そんなこんなで現在3つもの連続ドラマを楽しんでいます.

夜ドラ: バニラな毎日

NHKの夜ドラは,キャストに釣られてときどき見ますが,なかなか最後まで見ようと思うほどの作品がないです.

最初の頃の「卒業タイムリミット」は,準主役の桜田ひよりと誘拐される先生役の滝沢カレンとに釣られてみました.ドラマ全体はそれなりに面白かったと記憶しています.ただ滝沢カレンはほとんど台詞がない役でちょっと残念でしたが.

あとはほとんど印象に残っていないです.キャストに釣られて録画し始めても途中で見るのをやめたというのがいくつかあったと思います

それでも期待しつつ録画して,1〜2回見て,あるいは全く見ないで消すということを繰り返しています.

現在放送中の「バニラな毎日」は演技力のある蓮佛美沙子(白井葵)と永作博美(佐渡谷真奈美)が主演と重要な役をそれぞれ演じるので期待して見始めました.

まあ,演出だと思いますが,登場人物の感情を表しすぎな感じがします.個人の趣味の問題かもしれませんが,感情って顔に出るより心の中の方が激しく動くので,それを表出させるのは少し薄っぺらい演技・演出だと思います.表情をあまり変えずに感情を表せてこそ名優・名監督と思います.あくまで個人の趣味の問題です,念のため.

それから菓子作り教室に通う生徒のPTSD等の原因を抽象的な映像で描くのですが,ナレーションなど入れて説明臭くて良いですから具体的な映像にしてくれた方がよかったと思います.これも見る側個人の趣味の問題ですが.

とはいえ,32回(8週)のところ24回まで見続けているので十分な及第点です.

第6週最後の第24回は蓮佛演じるところの白井が店の前でバイクにひかれた様に暗示させて終わるのですが,やっと菓子店を再開して軌道に乗りかけたのに立ち直れない試練を与えるというところは東海テレビの帯ドラのようです

白井とロックバンドのリーダーである秋山静(演: 木戸大聖)との距離感が第24回で縮まったのは少し唐突なように感じました.

Wikipediaで確認したところ,2022年4月から始まった夜ドラの最初のシリーズです.
が,どういうタイトルのシリーズかさえ覚えていません😓
東海テレビの帯ドラではそれも難なく乗り越えますが😓

嘘を混ぜるより本当を半分伝える方がまし

トランプやマスクが次から次へとセンセーショナルにいろんな組織や他国のことを言いますが,嘘と事実がごちゃ混ぜになっています.これは,かつてトランプのブレーンであったスティーブ・バノンが伝授した, “Flood the zone” という戦略に基づくようです.バノン曰く,「メディアは愚かで怠惰なので、1度に1つのことにしか集中できない」だそうです.

たしかに,テレビやラジオではニュースの時間帯は決まっていて,注目されているところから大量に情報が出てきては飽和して伝えきれません.

そして,ファクトチェックは1つの言説の真偽を検証するのに膨大な人員と時間を要するので,嘘か本当か解らない(あるいは混ぜこぜにした)情報が次から次へと出てくると,検証の実効性がなくなってしまいます.

そういう意味で,トランプやマスクがわが物としてやりたい放題なXや,再生数がお金になるYouTubeは,少なくとも嘘と本当がごちゃ混ぜだということを念頭に置いて見聞きする必要があります.

一方,既存の大手メディアについては,個人の感想としては,嘘は無視して良いほど少ないが,本当のことのうち国民,消費者にとって重要なことを報じていないと考えています

現時点で,リテラシーのある行動としては,トランプ,マスク,Xの情報,YouTubeの情報は余興としてみる(見たくない人は見ない).大手メディアの情報はいくつかのソースを確認する.特に海外メディアがどう報じているかを見るのがよいと思います.

肝心なことを報じなかった例としてはジャニーズ事件が挙げられるでしょう.他は報じられていないので知りようがない😓