Table of Contents Plusの設定

まえがき

ずいぶん前に標記Table of Contents Plus (TOC+)を当WordPressに導入しました.最初は思うとおりに機能してくれていましたが,あるときから,「内容」とだけ表示されて,見出しは何も表示されなくなりました.

時々は解決策を検索していたのですが,Table of Contentsなんて言葉があまりにありふれた一般名詞なのでなかなか解決策が見つかりませんでした.

解決策

今日も久しぶりに検索をかけてみたところ,解決策が見つかりました.

参考にしたリンク

TOC+のSettingsのページの一番下にある “Advanced” を “[Show]” します.すると,h1〜h6のどれを対象にするかが表示されますので自分のやり方に合わせます.

たぶん,TOC+のバージョンが上がったいつからか,このAdvancedが導入されその初期値が,h1〜h6まで全部表示しない,だったものと推察されます.

むすび

めでたしめでたし.

zram (6) 小メモリーには不適かも

これまでZRAMを信奉して,現在使用している全てのLinuxの実マシン(Manjaro AMD64, Debian AMD64, Raspberry Pi 3/4/5 Model B)と仮想マシン(AMD64, x86 32bit各種ディストロ)に採用してきました.

それらでは特に目だった問題はなく,パフォーマンス的にもファイルやパーティションを使用するものより少なくとも悪くはないと感じています

現在ちょっとしたきっかけがあってRaspberry Pi Zero 2 WHで遊んでいます.

Raspberry Pi Zero 2 WH

今日のわが家でRaspberry Piが担う一番の仕事は,防犯カメラの出力するRTSPをHDMI端子でつないだ地デジテレビに再生することです.

紆余曲折ありましたが,現在はVLCを使うことに落ち着いています.この仕事はRaspberry Pi 4 Model B (RPi4)ならば余裕です.何日間も安定動作してくれます.

Raspberry Pi 3 Model B / B + (RPi3/RPi3+)では良くて一日持つくらいで,たいてい一日に2〜3回VLCが落ちます.筆者はともかく家族が利用するには不適です.

それでRaspberry Pi Zero 2 (RPi02)ではどうかというと,数時間もつこともありますが,数分で落ちることもあります.

それが,ZRAMでは全然だめで,そもそもVLCが起動しません.Raspberry Pi OSのデフォルト設定である/var/swapを使用したファイル swap (dphys-swapfile)ではその数分から数時間という状態です.

RPi02のCPUはRPi3と同じARM Cortex-A53でクロックが1200→1000MHzに落とされているのが違いなのでたぶんメモリーが少なすぎることがこの安定性の差だと思われます.

ひょっとすると,RPi3 (+)の現在の不安定性(1日に2〜3回VLCが落ちる)もZRAMからdphys-swapfileに戻すと解決するかもしれないのでやってみます.

ただし,客観的に示せるようなデータはないです.

iPhoneの写真が同期しない

iOS 18.5,macOS 15.5にupdateしてから,Macの “写真” アプリにある写真がiPhoneに正常にコピーされなくなりました.

写真の扱いに関してはずいぶん昔から

  1. iPhoneで撮影する(新しい写真はカメラロールに入る)
  2. Macの “写真” アプリに読み込む(読み込み後iPhoneのカメラロールの写真は削除)
  3. Mac側からiPhoneと同期をかける

という形で運用してきました.写真のバックアップに関しては月に一度Mac miniのディスクを2台の外付けディスクにクローニングするのと,別の2台のMac にrsyncで不定期的(週に1〜4回)一方的に同期をかける形でしています.Time Machineも動かしていますがあまりあてにならないので数に入れていません.

ちなみに,最近Appleは「カメラロール」という言葉をあえて使わないようにしていますが存在はしています.

これまでiPhoneにもMacにも写真の重複が発生せずに同期できてきましたが,冒頭のように最近のOSのupdate以降それが出来なくなりました.

たまに1枚だけ同期するような形で現在MacにあってiPhoneにない写真が25枚生じています.たぶん言語によらないバグだと思うので,世界中から情報がAppleに寄せられているはずなので,遠からず修正されるだろうと期待して待ちます.

Mac miniの写真アプリの内容
iPhoneの写真アプリの内容.ガステーブルの部分写真(白いテーブルに黒いバーナーの写真)の2枚目以降がない
iCloudの最近の写真が自動的に同期される無料サービスが終わってから.
現在はiPhone 14.
現在はMac mini 2018 (Intel Core i7 6-core).
Mac mini Late 2012 Core i7 4-coreと,Macbook Retina-12inch 2017 Core i7 dual-coreそれぞれにOpenCore Legacy Patchを宛て最新のmacOS 15.5を動かしている.

ATOM Cam 2の電源リセット

ATOM Cam 2

家計簿やその他の資料をたどったところ,一番最初にATOM Cam 2を買ったのは2021年10月のようです.もっと前のような気もするのですが.

それまでの防犯カメラは白黒のアナログで,DVDデッキのアナログ入力につないでいました.むしろ防犯カメラがついてますよ的なプレゼンスが主な目的ですが,外出時にはDVDデッキに録画するような運用をしていました.

そのカメラはいちおう暗視機能があることになってますが夜はセンサーライトが照らしてもほとんど何が撮れているか解らないような映像でした.

また経年変化で画角全体にピントがどこも合わなくなりぼんやりした映像になってしまい,もともと白黒であることもあってよほど玄関に近づかないと人物の特徴が解らないような状況でした.

それで代替カメラはどうしようかと考えていたら無線クラブの先輩が紹介してくれたのがATOM Camです.その先輩はオリジナルのATOM Camを使用しているとのことでしたが,その時点ではATOM Camの販売は終了し次の世代のATOM Cam 2になっていました.価格も安いのでとりあえず買って試してみることにしました.

Wi-Fiが切れるトラブル

非常に面白い製品で,一番重要な画質と暗視機能は文句ないのですが,安定性に難があります.いくつか細かい問題がありますが一番深刻なのは時々Wi-Fiが切断してしまい,復帰しないことです.この場合電源リセットで復帰します.アナログカメラをつないでいたときの配線を利用して電源を供給(5VDC)していたので手元で電源リセット出来ました.

しかし,Wi-Fiが切れた状態だと動体を検知したときのビデオクリップがクラウドに上がりませんので,しばらく気がつかないでいると,あまり防犯カメラの用をなしません.そこで保証期間の間にその旨を製造販売元に伝えたら交換してくれました.

交換品は最初は良かったのですがまたしばらくすると前のものと同じようにWi-Fiが切れるようになりました.

ATOM Cam 2を納戸に配置換え

その頃わが家でワンコを飼うことになり,ワンコを遠隔でモニターできるようにカメラを増設することにして,ワンコ用にATOM Cam Swingを,ついでに防犯カメラの更新用にATOM Cam 2を購入しました.このとき購入した2台は使用開始してかれこれ3年になりますが,Wi-Fiが切断するトラブルはほとんど生じていません

古いWi-Fiが不安定なATOM Cam 2は予備機として持っていることにしましたが,以前から気になっている納戸の奥の監視用に使うことにしました.

この納戸の奥というのは,わが家のネズミとの戦いの攻防拠点です.イエネズミが侵入するときたいてい立ち寄る場所で,この30数年間ネズミの毒餌を絶やさず置いているのです.ここに置いた毒餌でたいていのネズミは退治できました.

そこを動体検出できる監視カメラで監視すればいつか侵入するネズミが毒餌を食べる映像が撮れるかも知れません.

納戸には電源がないので,半年間ほどはモバイルバッテリーを朝夕交換していましたが,今年の2月に第二種電気工事士取得後最初の記念工事として電源コンセントを引きました.これでモバイルバッテリーの交換からは解放されましたが,必然的にATOM Cam 2が連続運転になるのでWi-Fi切断のトラブルが起きるようになりました.

ATOM Cam 2の電源をリモートでON/OFF

納戸の奥は入れないわけではないですが手前にいろいろものが置いてあって(そりゃ納戸だから😓)アクセスがしにくいのです.

そこでUSBの電源をOn/Offするような装置はないかと探したらあるもんですね.

値段も高くないし,これまでI2Cを実用的に使ったことがないのでその練習になるかなとも思いこれでいくことにほぼ決めていました.

ところがよく考えると

I2Cで制御するにはマイコンが要る → Raspberry Pi 3 Model B+ (RPi3+)が空いたからそれを使えばよい → RPi3+はUSBポートを持っているからそれを制御できればリモートパワースイッチは不要では → 調べたら制御できそうだ

ということで試してみました.しかし,/sysのうんと下にあるbuspowerに ‘0’ や ‘1’ を書き込んでもどうも思うように電源が切れません.その上意図しない形で電源が切れたり入ったりします.困りましたが,考えてみれば電源を意図してしっかりON / OFFする必要はないのです.必要なのは電源リセットで数秒間電源が切れれば十分なのです.そう,RPi3+自身をリブートすればよいのです.

当分これで運用することにしましたが,RPi3 (+) クラスの予備機がなくなってしまったので,前から興味のあったRaspberry Pi Zero 2 WHを注文しました.AliExpressをのぞいてみましたが,そんなに安くないし配送に時間が掛かるので今回は秋月電子通商にオーダーしました.

手前の白い四角いのがATOM Cam 2,黒い四角い筐体がRaspberry Pi 3 Model B+, 右上の角が毒餌の容器
そのATOM Cam 2で監視している画像 (iOS アプリ)
カメラ自体は生きていて,この状態だとそのように設計されているのかどうか解りませんが,タイムラプス映像がローカルのSDカードに記録されます.
ただし,連続運転が長く続くと細かい不具合が生じるので,3日内外でリスタートした方が安心です.その場合Wi-Fiはしっかりつながっているので専用アプリから楽々リスタートをかけられます.