M4 Mac miniでプチフリーズ頻発 (6) 〜Sequoiaに戻す〜

Appleのサポートに試してほしいと言われたmacOS 26.1 Tahoeへupgradeですが,しばらく使用していたところ,プチフリーズは生じなかったもののSSDの転送速度,特に書き込み速度の低下は出ました.下がり出すとセーフモードで起動しても,データが空でAppleアカウントとのひも付けのないテスト用アカウントでログインしてもSSDの速度低下は変わりません.

Tahoeでメインユーザーが通常のログインをしたときの内蔵1TB SSDの読み書きの速度.Stress=5GB
同セーフモード
テスト用アカウントで通常モードでログイン

まあ,本質的に差はありません.

Tahoeですが, “ミュージック” のコントロールが下に移動したり,音楽の音量が大きすぎて,また,曲毎のバラつきが大きくて非常に使いづらいです.良かったらそのままTahoeでいこうかと思いましたが,Sequoia 15.7.2に戻しました.

以前もそうでしたが,OSインストール直後はSSDは速いです.最初にSequoiaをクリーンインストールした直後の速度は快調そのものです.

Sequoia 15.7.2 をクリーンインストール(ダウングレード)した直後の速度

これが本来のM4 Mac mini + SSDの性能ですね

このままでは不便なので,移行アシスタントでユーザーのデータやアプリ,その他をコピーバックしました.その後4時間くらい経った現在も速度低下はありません.

ユーザーデータ,アプリなどを復旧させて5時間使用

現段階での結論としては,

  • クリーンインストール・移行アシスタントでデータやアプリを復帰させた直後はSSDは高速
  • 何日か使用していると特に書き込み速度が低下する
  • 低下した状態でセーフモードで起動しても,テスト用に仕立てたほとんど空っぽのアカウントでログインしてもSSDの速度は低下したまま
  • Sequoia 15.7.2でもTahoe 26.1でも同様の症状が起こる
  • ただし,5〜16秒間マウスやキーボードか反応しなくなるプチフリーズについては,Sequoiaのメインユーザーの通常モードでしか確認できていない.
    • プチフリーズは,これまでSequoiaのメインユーザーでのみ生じ,約1週間空けて3度生じている.1度生じると半日から数日続く.

はたして何かソフト的なトラブルが生じて症状としてSSDの速度低下が起こるのか,SSDそのもののトラブルなのか今のところ解りません.

M4 Mac mini Proだとこの2倍くらいの速度らしいです.
3日くらいロールバックしました.

電圧低下はACアダプターが不良か

前回ワンコの毛がファンに絡まり電圧低下を引き起こしたのではないかということで,ワンコのいるリビングにはRaspberry Pi 3 Model B (RPi3)に代えてファンレスのケースに入っている同B+ (RPi3+)を置いています.電源は前回電圧低下の警告が出たときと同じものを使っています.

この電源はUSB電源アダプターで,5V 3Aをうたっています.RPi3もRPi3+も必要な電源は5V 2.5Aなのでどちらでも十分なはずです.

しかし,あいかわらず電圧低下の警告が出ます.これはその5V 3Aの電源が不良としか考えられません.

5V 2.5A以上の電源の予備はないので困っています.

M4 Mac miniでプチフリーズ頻発 (5) 〜Tahoeに〜

macOS 26.1 Tahoeが出ました.これまでサブWSである,Intel Mac miniがmacOS 26.xにupgradeできないので,諸々の互換性などを考えて,またメイジャーアップグレードの直後はかなり大きな不具合があるのが世の習いなので様子を見ていました.

26.1が出たところでそろそろ良いだろうと言うことと,プチフリーズの検証のためAppleからmacOS 26 Tahoeにupgradeしても症状が出るか試してほしいと言われていることもあり,今日upgradeしました.

macOSに付属して配布されるアプリのUIが微妙に変わりましたが,今のところ本質的な違いは感じられません.

肝心なプチフリーズとその原因と考えているSSDの速度低下については今のところ発現していません.まだTahoeにしてから数時間しか経っていませんが😓

サブWSとの互換性はあきらめました.

M4 Mac miniでプチフリーズ頻発 (4) 〜久しぶりに発現〜

ここのところ安定していたのですが,久しぶりにプチフリーズの症状が出ました.

以前のトラブルの感じでCalDigitのThunderbold 2 Dockが原因のひとつかと推定していたので,早速同Dockを外し,DockのHDMI経由だったサブモニターは新規購入して待機させていたUSB-C ⇔ HDMIケーブルでつないでみました.

結果的に症状は出続けたので同Dockはシロのようです.

この他前回Appleに相談したときに試してほしいと言われていた別アカウントでの起動とセーフモードでの起動を試しました.セーフモードは今回が初めての試行です.

結果的にはいずれもマウス操作にもキーボード操作にも反応しないプチフリーズは出ませんが,SSDの書き込み・読み出し速度の低下は起きます.通常書き込みも読み出しも3GB/s前後が出ますが,書き込みが特に低下して1GB/s以下になります.読み出しは1.5GB/s程度です.

ということで,SSDかそのインターフェースがクロと思われます.

しかし,しばらくああだこうだ試しているうちに正常な読み書きとも3GB/s前後まで復帰してしまいました.

ここまで来て,言えるのは以下の通りです.

  • プチフリーズが起きるとき,SSDの書き込み・読み出し速度が低下する
  • セーフモードでのテストおよびテスト用に作った別のアカウントでのテストではプチフリーズは起きないがSSDの書き込み・読み出し速度の低下は引き続いている.

たぶん,問題の本質はSSDの速度低下で,使用している機能拡張やバックグラウンドのタスクの多いメインアカウントではプチフリーズの形で症状が現れるものの,セーフモードやテスト用に作った別アカウントではプチフリーズにはならない,というのが現在の推測です.

前回の “CalDigitのDockを外したら直った” というのは,たまたまDockを外した頃にSSDの速度が回復していたのだと思います.

それと,0時20分にMacが自動終了するように設定してありますが,たまに終了できないタスクがあって今日もそのケースで昨日から夜通し動いていました.そして,最初にプチフリーズが出たとき,メモリープレッシャーが黄色になっていました.前回の発現時も同様に連続運転してメモリープレッシャーが黄色から赤になっていたように記憶しています.

他に試したのは,1TBのSSDにTime Machineのスナップショットがいくつか作られて空きが28GBになっていたのでスナップショットを全部削除しましたが,何の効果もありませんでした.

現状の週一度くらいの頻度では修理に出せないので,当分は様子を見ながら使うしかないです.

ターミナルで他のホストにログイン中のケースが一番多い.

USB 3.xのケーブルがない

プチフリーズ対応でいろいろやっているうちに気がついたのですが,USB-AとUSB-Cのコネクタを持ったケーブルを複数もっていますが,いずれもUSB 2.0のスピードしか出ないものなのです.

USB-Cの端子をもつ外付けSSDドライブをMac miniから他のMacに内容を移すために利用していますが,Carbon Copy Clonerでコピーを開始しようとすると,このドライブはスピードが著しく低速でコピー用に推奨しないようなメッセージが出ます.

ちょっと調べたら解ることですが,USB-3.x対応品は “Super Speed” で5Gbpsまたは10Gbps対応なのですが,どうも手持ちにはそうしたものはないようです.

写真のケーブルはUSB 3.x対応のつもりで買ったのですが,よく見れば箱の横に “HIGH SPEED” って明記してあります😓 前述のように “Super Speed”でないとNGです.

ということで,某大手通販サイトで10Gbps対応のものであることを確認して3本注文しました.これまでのはそれこそスマホの充電用に使います.