RPi3+のほうが遅い

安定性については,Raspberry Pi 3 Model B (RPi3),同 Model B+ (RPi3+)とも,

  1. 新規にSanDisk 32GB microSDカード(SDカード)を2枚購入
  2. 岩盤の安定度を誇るRapsberry Pi 4 Model B (RPi4)のSDカードを新しいSD2枚にそれぞれにコピー
  3. それぞれのSDカードにsshのキーの作り直しとhost名の変更などを施す
  4. RPi3, RPi3+にそれぞれ挿入して起動

という処置をとりました.これにより,RPi4までの岩盤的安定性は得られませんでしたが,1日以上は連続してRTSPを再生できるようになりました.RPi3, RPi3+はどちらもRAMが1GBしかなく,常にSWAPを使用している状態での運用なので,4GBのRAMを持ちSWAPはほとんど使用しないRPi4とはある程度安定性に差が出ても仕方ないと思っています.

ということで,安定性問題はいちおう決着です.

上記の手順から解るように,RPi3とRPi3+は同じロットと思われるSDカードを使用して,同じようにパーティションを切り,同じソフトをコピーしてあるのですが,にもかかわらずパフォーマンスに差が出ます.

なんと,RPi3+のほうが遅いのです.

以前から,apt update ; apt upgradeをかけると明らかにRPi3のほうが速かったです.ただ,違う種類のSDカードを使い,ファイルの構成も違うのでそうした影響だろうと考えていました

しかし,現在はSDカードの性能も中身も一緒なのに,あいかわらず明らかにRPi3が速いです.特にinitramsfsを作る過程で差が出ます.

いつの間にかRPi3とRPi3+を取り違えてしまったかと思い,cat /proc/cpuinfovcgencmd measure_clock armで確認したところ,RPi3+と思っていた方が間違いなくRPi3+でクロックも速いです.

RPi3+より速いRPi3
筆者の管理するLinuxマシンは,実マシン,仮想マシン全てSWAPにはZRAMを使用しています.

RPi3の不安定性 (3)

その後のRaspberry Pi (RPi)の安定性です。鉄壁の安定性を誇るRPi 4のmicroSDカード(SDカード)をクローニングしたRPi 3+はその鉄壁の安定性を受け継ぎ、今のところVLCによるRTSP動画再生のフリーズはありません

一方SDカードを新品と交換することで安定性が増加したRPi 3については、1日に数回フリーズと言う事はありませんが、1日もちません(半日内外でフリーズする感じ)。

これを改善するにはそれこそ鉄壁の安定性を誇るRPi 4のSDカードをこちらにもクローンニングすればいいわけですが、そうすると多様性が失われてしまいます。もし次に何か重大なトラブルが起きたとき全滅と言うことになってしまいます。

しかしその時はその時でクリーンインストールをすればいいだけの話で、今回は多様性を無視して全部クローンと言う形にして解決することにします。

実際にはいろいろいじりながらなので今のところ1日以上連続運転することはないのですが,その間フリーズはありません.

RPi3の不安定性 (2)

Raspberry Pi 3 Model Bと同B+ (以下それぞれRPi3, RPi3+)の不安定性について,RPi3のほうは新しく購入したSanDisk microSD 32GBに古いmicroSDカード(以下SDカード)の中身をコピーすることで安定化しました.

一方のRPi3+については新しいSDカードでも不安定性が変わらないからこれはハードウェアの寿命を一旦結論としました.

予備用にRaspberry Pi 4 Model B RAM4GB (RPi4)があり,これは鉄壁の安定性です.CPUやメモリーに余裕があるというのもあると思います.

鉄壁の安定性を誇るRaspberry Pi 4 Model B RAM 4GB

試しにこのSDカードをRPi3+に差してみたところ,なんと安定動作します.

これはどう考えたら良いんでしょう.RPi3+に使用してきたSDカードのハードでなく中身に壊れた(壊れかけた)ファイルがあると言うことでしょうか.

クリーンインストールをしないでupgradeを続けるDebian的にはありそうな話しです.

そこで,RPi4のSDカードをコピーしてRPi3+で使うことにしました.コピーの仕方はいろいろ流儀があるでしょう.重要なのは,/etc/hostname, /etc/hostsにあるコンピューター名の変更, dpkg-reconfigure openssh-serverによるsshサーバーキーの作り直しくらいでしょう

それと念のため/etc/avahi/avahi-daemon.conf内でhost名を明示的に指定していないか確認します.

しばらくの間,Avahiは名前がコンフリクトしていると言ってhost名-2.local等になりますので注意が必要です.

まだ半日くらいしか経っていませんが,RPi3+は今のところ安定しています.

コマンドの前に/etc/ssh内の*key*を削除する必要があります。

風邪は治ったけど花粉症か

どうも先日の “いわゆる風邪” 以後,鼻の調子が良くないです.くしゃみ鼻水鼻詰まりという花粉症の症状が出ています.シダキュアを4年半続けてスギ花粉症には耐性がある程度付いたようですが,現在盛んに飛散しているヒノキの花粉には全く無力なのです.

どうも詰まるのは右側で,右の額の奥の副鼻腔が痛みます.抗アレルギー剤のルパフィンは毎日1錠服用しています.

ひょっとすると先日のいわゆる風邪もヒノキ花粉症の最悪日だったのかも知れません.

今日からルパフィンを2錠服用してみます(医師からはひどいときは1日2錠までと言われています).

RPi 3の不安定性

わが家では複数台の監視カメラを動かしていて,それぞれのカメラからRTSPを出力させ,Rapspberry Pi (RPi)と普通のデジタルTVで構成したした2組のモニターで監視をしています.

カメラ自体もアマチュアに毛が生えたような仕様ですし,RPiのRTSP再生装置もアマチュア仕様です.それでも3日くらいは放置しても動作してくれていました.

それが,1日くらいでだめになり,ついには1日に何回もだめになりました.

RPiの1つはRaspberry Pi 3 Model B, もう1台はRaspberry Pi Model B+です(以下それぞれRPi3, RPi3+).どちらもRAMは1GBで,32GBのmicroSDカードをbootおよびrootドライブとして使用しています.

ファンレスケースに入ったRaspberry Pi 3 Model B+

だめになるというのは,まれにカメラ側のRTSPサーバーが落ちることもありますが,たいていは受信しているRPi3(+)のVLCの出す画像が止まってしまうのです.

この時点でシステムは活きていて,sshでログインしてvlcをkillして再度立ち上げると復活しますが,面倒なのでたいていは電源リセットしています.

こうした不安定性とSDカード劣化は関係あるかChatGPTに聞いたら,まさにそれこそSDカード劣化の兆候とのことでした.ついでにログにその兆候のメッセージが残っているはずというで調べましたがありませんでした.ややChatGPTの言い分に疑念が残るところではあります.

それでも1年以上24h 365days体制で動かしてきたので,SDカードの劣化は十分あろうと,通販会社にmicroSDカードをオーダーしました.これまでRaspberry Piで使ってきてよさげなのはSanDiskなので,今回はまとめて4枚買いました

さっそく,別のLinux WSを使い,これまで使ってきたSDカードから読み出し,新しいSDカードに書き込みました.読み出しではエラーはありませんでした.

今後もSDの入れ替えをやるには,cmdline.txtも/etc/fstabもパーティションのラベルで指定するようにした方が楽なので,そうしてこなかったRPi3の方もそのようにすることにしました.

さっそく新しいmicroSDカードで運用を始めましたところ,RPi3の方は昔の安定性が戻りました.1日半動かしても画面のフリーズはありません.

一方のRPi3+については改善なしです.数時間でフリーズしてしまいました.

不安定性の他の原因をいろいろ過去の経験から思い起こしたら基板のほこりがあります.そこで,RPi3+のケースを開けて見てみましたが,こちらはファンレスのダイキャストケースで,見た目全くほこりはありません.それでもパフパフで(見えない)ほこりを払い,柔らかいブラシでも払ってみました.何にも変わらないと思いますがそれで現在様子を見ているところです.

Raspberry Pi 3 Model B+の基板
前回はリスク分散のために,2つのブランドを2枚ずつ買ったりしましたが,結果的にSanDiskが良かったです.
UUIDで指定していました.
エアーブロアーとかエアーダスターと言うらしいです.