Debianでpartition swapを永久に止める

これ色々苦労しました.前にうまくいったのにメモが残っていないので今回も苦労しました.そこで,BLOGに残す次第です.

Raspberry Pi OSではdefaultのインストールでpartition swapを使いませんが,Debianではデフォルトのインストールでswapのパーティションを切られそこがアクティブになります./etc/fstrabでそのパーティションの記述をなくしてもtypeがLinux swapのpartitionがある限り強情にpartition swapが起動されます.

いろいろやりましたが,どれが効いているか解りません.ChatGPTは,

  • /etc/fstab → swap 行コメントアウト
  • systemctl mask dev-sdaX.swap
  • /etc/initramfs-tools/conf.d/resume 削除 & update-initramfs -u
  • grubresume= パラメータ削除 & update-grub
  • sgdisk --typecode=N:8300 /dev/sda でパーティションタイプを変更

といいます.たぶん全部するのがよいと思います.

swapoffしてfdiskでパーティションのtypeをlinux-swap以外にするのがpatition swapを使わない必要条件だと思います.しかし他の手続きをしておかないとブート時にタイムアウトまで待つようなことになって起動時間が余計にかかるなどの副作用があったように記憶しています.

ちなみに,今いじっているDebian ARM64 13 TrixieはM4 Mac miniのVMWare Fusion上で動かしていて,マスストレージ(仮想ディスク)は,/dev/nvme0n1で,swap partitionは,/dev/nvme0n1p4でした.

ついでに,M4 Mac miniのVMWare Fusion上で動かすDebian ARM64 Trixieは,他の仮想マシン・実マシンのどの環境よりも早いDebianです(当社比).

筆者はfdiskを使います.

プロジェクト停滞中

プロジェクトの進捗状況ですが,#1は既報の通り金にものを言わせて完了しました.しかし,#2と#3はほとんど進捗してません.すべてはこの暑さのせいです😓

暑くて人間のほうはどうしようもない状態でも雑草は元気にぼんぼん伸びますから,週3ペースの草刈りを減らすわけにはいきません.

残りの日々も結局体力回復だとか言ってダラダラ過ごしてますから何にも進みません.

プロジェクト#2, #3って何だったっけな.まだ2つも残っていたけど思い出せないと言う有り様です.

ChatGPTでRaspberry Pi OSを修復

ChatGPTは,これまでWeb検索でキーワードや質問を組み合わせたりして答えを探していたのを,文や文章で質問するとすぐ答えてくれて便利です.ただし,技術的な話でも社会問題や日常のことについてもときどき嘘を答えますので,まあそれなりの話し相手だと思えば悪くないです.

技術的な問題については,いきなりかなり詳しい答えを出してくれますが,そのまま使えたことは滅多にありません.

ところがです,最近Debianの最新リリース13.0 Trixieがリリースされ,AMD64 (x86_64)についてはあまり何も考えずサクッとupgradeできましたが,Raspberry Pi 5 Model Bについては,SSDベースで動かしているRaspberry Pi OS (RPi OS)+ KDE Plasma Desktop (KDE)と,SDカードベースで動いているRPiOS + PIXEL (RPiOSのdefault desktop)の両方とも壊してしまいました😓

apt upgradeをかけて出るエラーをChatGPTにかけたところ,ほとんど回答の手順からRPi OS + KDEのほうは回復できました

一方のSDカードベースのPIXELのほうは,ChatGPTの示した手順通りにはいきませんでしたが,それでも何とか回復できました.

ということで,今回はChatGPTのすごさに感心した次第です.

ちなみに,ChatGPTのバックエンドがGPT-5になってから,対応が素っ気なくなったなと感じています(というより,4.xが質問者に寄り添いすぎたと思います)が,ネットでざっと検索すると,そう感じているのは筆者だけではないようです.

ただし,KDE Settingsで “About” が表示されないなど一部欠損があるようです.

M4 Mac miniで仮想マシン

箱庭遊びです.

Intel Mac miniからM4 Mac miniに移行したところ,VMWare FusionはUniversal (Intel / Apple Silicon両用)でしたが,もともとCPUのエミュレーションはしない仮想マシンのホストなので,AMD64 (x86_64)の仮想マシンは起動しませんでした.

それならと,まずはWindowsを試してみました.VMWare Fusionの新規仮想マシン作成のウィザードに普通にWindowsをインストールする選択肢があります.

これを選択すればあとは何も考えずに進めていくだけで正式版のWindows 11 ARM64版がインストールできます.

ただし,ライセンス認証のために約28千円かかるのでそこまでにしました.

そこで1回箱庭を消して,どこかで無料のWindowsをインストールする方法があると見たことがあるので検索したら, “Insider Preview” だということです.そのサイトにアクセスしてログインしましたが,エラーが出て,しばらくしてからもう一度試せというので,その日は終わりにしました.翌日には確かにアクセスできて11GBほどの仮想ディスクイメージVHDXを2分ほどでダウンロードできました.

このイメージはインストールディスクではなく,クリーンインストール済のディスクイメージです.起動して設定をはじめたのですが,ネットワークアダプターの選択を回避する方法がなく,結局あきらめました

今度はDebianを試すことにしました.Debianは13 Trixieが出たばかりですがARM64版もありました.ISOイメージをダウンロードして普通にVMWare Fusionで新規マシンを作るとあっさり動いてくれました.

DefaultでディスクイメージにSWAPバーティションを作ってそこを使うので,それをやめにしてZRAMを導入しました.何の想定外も起こらずにインストールできてMozcで日本語入力するところまで行きました.

さて,次は何を試そうかな.

追記(2025年8月14日(木))

Windows 10 x86_64のプロダクトキーがWindow 11 ARM64のライセンス認証に使えたという情報を見つけ,Windows 10 x86_64の仮想マシンからプロダクトキーを取り出し(そういうソフトがあります)試しましたがNGでした.自分のはWindows 8(.1)か,ひょっとするとWindows 7からupgradeしてきたもので,さすがに使えないようです.

昔は回避策があったようですが,最近削除されたようです.
同じプロダクトキーをx86_64とARM64で使う事はMicrosoftが正式に認めているようです.

Raspberry Pi OSぶっ壊す

Raspberry Pi OS(RPiOS) 13 Trixieがリリースされたようで,喜び勇んでRaspberry Pi 5 Model B (RPi5)のメインOS(RPiOS+KDE Plasma Desktop)をupgradeしました.

ぶっ壊れました😓

SDカードベースのサブOS (RPiOS+PIXEL Desktop)で試しましたが,やっぱり壊れました.libgtk-3.0関係の依存性に問題があるようです.

Debian AMD64 (x86_64)を試してみよう.でもまた壊したらたいへんだ,ということで,仮想マシンのsnapshotを保存してからupgradeしたところ,多少のWARNINGは出ましたが,大きな問題なくupgradeできました.

引き続き実マシン(第2WSであるx86_64マシンの第2OS)もupgradeしたらやはり同様にWARNINGでますが,本質的なupgradeは問題なしでした.

未来の自分宛教訓

今後Debian / Raspberry Pi OSのmajor upgradeの場合は次の順番でupgradeする.

  1. Debian AMD64 (x86_64)の仮想マシンについてsnapshotを保存してから
  2. Debian AMD64の実マシンについて,backupを取ってから
  3. SDカードベースのRaspberry Pi OSについて,SDカードの内容をコピーしてから
  4. SSDベースのRaspberry Pi OSについて,backupを取ってから