sendmailは止めないことに

一度は止める決意をして,sendmailなしでのメール環境構築を考えたり試してみました.

まずはsendmailが送受信するメールを精査してみました.

サーバーから発せられるメールは,Wordpressが発する各種警告・情報メールと,Logwatchが1日1度送り出す各種ログのサマリーです.

また,sendmailが受け取っているメールはスマホアプリがiCloudを経由して送ってくるメールです.日常的にはこれだけで,あとはごくまれにテスト的にGMailから送り込んだりしています.

まずLogwatchが送り出すメールはローカルに処理できるのでsendmailやqmailといったMTAは不要です.どうすればよいか忘れましたが,管理しているシステムの中に実際そういう設定のシステムがあるので,いざやるとなればそこを参考にすればできるはずです.

また,iCloudから来るメールは自分で送っているので,極端な話その時だけsendmailを機能させれば十分なわけです.

問題はWordpressです.Wordpressが自前でよそのSMTPサーバーに繋ぐ設定ができるようになっていれば何の苦労もないのですが,調べてみるとNGで,自分でphpの関数(あちこちに例示があるのでそれほどむつかしくはなさそう)を書くか,プラグインを使う必要があるようです.

phpを書くのもやぶさかではないですがWordpressのupdate/upgradeのときにどうなるのか,どうすればいいのか解らないのでやめときました.

次の策としてプラグインを試してみました.超人気のもの,次に人気のもの,ちょっと違った認証方法のものを試しました.SMTPの設定はわかってしまえば大したことありませんでしたが,GMailやその他有名プロバイダーを網羅したかなり仰々しいプラグインで,しかもあちこちで有料版を勧めてきますので,たかがsimpleメール送受信のためにバカバカしいと感じました.

結論的にはsendmailは動かしたままにして,入ってくるsmtp, 587, smtpsの3つのポートを,受け取るメールがあるときだけ手動で開く運用でいくことにしました

あんまり手の内はさらしたくないのですが,今回のこの処置は,外から繋いでくるものがあいぴいぶいふぉおの場合の処置で,あいぴいぶいしくすは筒抜けのままです.爺メールは後者なので何ら影響しません

解るまでは結構紆余曲折ありました😅
smtp (port 25)は開く必要がないかもしれません.
Typoではなくて,翻訳ソフト対策です.

RPi4でのサーバー構築がめんどう

現在,某サーバーはRaspberry Pi 4 Model B (RPi4) 4GB RAMで,Slackware ARM (32bit版)を動かしています.

サービス内容は表向きにはWEB (https)のみで,メール (MTAとIMAPサーバー),AFP, SAMBAなどプライベート用のデーモンがいくつか稼働しています.

RPi4はもう一台持っていて,サーバーのハードウエアが故障した時の予備的な意味もありますが,RPi4がどれだけworkstation (WS)として使い物になるかの評価に使用してきました.

今年のはじめにRaspberry Pi 5 Model B (RPi5)を中国から買って,WSの評価用はこちらを使うようになりました

ということでこれまでWSの評価用に使用していたRPi4が1台浮いて,懸案のサーバーのソフトをRaspberry Pi OS (RPiOS) 64bitに切り替える作業に着手することにしました.ちょうど1TBのSSDも1台浮いています.

それでRPiOSの64bit Lite版(GUIなし)をダウンロードしてマイクロSDカードにコピーして起動し,ひととおり設定してからSDの内容をSSDにコピーしてcmdline.txtと/etc/fstabの内容を書き換えたらブートしました.

早速kde-plasma-desktopのインストールを仕掛けて昼食を摂り戻ってみるとファイルシステム関係のエラーがどっと出てシステムは無応答になっていました.

SSDにUSB経由で供給できる電流が足りずにdisconnectしてしまったと推測されます

これ,5V5Aの電源に繋いでいるRPi5では起こらないです.RPi4にもRPi5用の5V5Aの電源を繋いでいますが,USBへ供給可能な電流は増えないようです.

WorkarroundはUSB-HUBをRPi4とSSDの間に入れることですが,これだけは浮いているのがないんです😅

テストのためにUSB-HUBを買うべきか,いっそもう1台RPi5を買ってしまおうか迷っています.

まだRPi5は技適を取得してなく技適マークがついていませんからWi-FiとBluetoothの使用は控えています😅
これまでも何度かやってます😅

Wi-Fiで960Mbps

わが家のWi-Fiからのインターネットアクセスのスピードを時々いくつかの計測サイトで測っていますが,iPhone 14 + Firefox + fast.comで,960Mbpsという新記録が出ました.

このfast.comでの測定結果は「盛っている」可能性を前から感じています.しかし同条件で測定した結果の中で一番速かったのはそれなりの意味はあると思います.

いろいろあるけどネットが速いからいいや

Nuroは約束通り回線の増強などをしているようで,その後目立った速度低下など気がついた範囲ではありません.今朝も快調です.

自作PC Core i7 (4790S) + GIGA Byte MBのオンボードLANアダプター(1Gbps) + Manjaro AMD64 + Firefox-ESR 120.0で測定しています.

また,趣味関係のお友だちから具合が良いと教えていただいたMesh Wifiのルーターですが,ここしばらくは完璧な状態で,iPhone 14でつなぐとこんなスピードが出ます.

こちらは,iPhone 14 + iOS 17.1.1 + Firefox 119.2です.いわゆるチャンピオンデータでなく,だいたい上り下りとも700〜800Mbpsでます.

また,念のためですが😅 これはWifi内のやり取りの速度でなく,Wifiルーターからインターネットを経由して速度計測サーバーと接続した速度です.Plalaの頃は,有線接続でもこれより一桁落ちということはザラでした.

導入してまもなく丸3年となりますが,IT系情報まとめサイトなどで紹介される最新ルーターのテスト結果と比較しても遜色ありません.趣味関係のお友達の慧眼には感服するばかりです.

自分のことや家族のことで,心配・不安がいろいろありますが,ネットが速いから全部OKとします.

箱庭遊び14: ようやく1勝

今日は都合によりいつも仮想マシン遊びをする第2 WS(workstation)でなくて,第3 WSの位置づけであるMacbookのVMWare Fusion 13 Player(以下 “VMWare”)で戦いの続きをすることにしました.

まずはVMWareで新規のマシンOther Linux Kernel 5.x (64bit)を作りました.インストール用DVD イメージはSlackware64 15.0のものを使いました.仮想ディスクは分割しない40GBです.

DVDイメージからブートして,仮想ディスクをfdiskで1つのパーティションのみのDOSパーティション(MBR)にしました.そして普通に,

mkfs.ext4 -j /dev/sda1

としてformatしました.

ここでいったん仮想マシンを終了させて,同じVMWareで動いているまともなLinuxの仮想マシンに,先程作った仮想ディスクを接続(元からは削除)してrsyncを使ってバックアップの内容をコピーしました.バックアップには/sys /proc /tmp /devがありませんからこれらを手で作ったり,/devに関してはコピーしました.

コピーが完了したら,もう一度その仮想ディスクを先程の仮想マシンに戻して,引き続きSlackware64 15.0のDVDイメージから起動して,いよいよchrootです.

今回は昨日の反省を踏まえて,ちゃんと手作業で準備をしてからchrootしました.これで,

grub-install /dev/sda
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

として,今度は祈りながら仮想ディスクイメージからブートさせることで,ようやくディスクイメージからのブートに成功しました.

ネットワークの設定方法をすっかり忘れてしまっていましたが,実用マシンはスタティックなIPアドレスを使っていますが,そのままでは仮想環境から外に繋がらないので,/etc/network/interfacesをちょこっと編集しました.

これで外につながるようになったので,

apt update
apt upgrade
apt autoclean
apt autoremove
ここでリブートできればする
再度ログインして/etc/apt/sources.listのbullseyeをbookwormに書き換える
apt update
apt upgrade
apt dist-upgrade
apt autoclean
apt autoremove

以上で無事にBookwormになりました.このVMareの仮想ディスクvmdkをqemu-imgでqcow2にコンバートすれば何もいじらずにKVM/QEMU環境で起動すると思いますが,練習を積むことも重要な目的なのでKVM/QEMU環境では仮想ディスクの作成からもう一度やってみます.

たぶんGPTにする場合,BIOS boot用のパーティションが別に必要になると思います.
今回はManjaro AMD64.