Manjaro ARM64 WS 一旦おしまいに

Manjaro ARM64 (aarch64)は,本当に素晴らしいdistroです.インストールもupdateも簡単です.また,AMD64版にあるソフトはほとんどaarch64版にもあります.aarch64版には,あれもないこれもないのGentooとは大違いです.

しかし,そのことが逆に,Manjaro aarch64版をあえて動かす理由を失わせてしまいます.スピードは圧倒的にRaspberry Pi 4(RPi4)で動かすaarch64版より,Core i7で動かすAMD64版の方が速いですから,AMD64版でできることはほとんどできるけど,遅いだけということになってしまいます.

使えるけど少し遅いWS(または,少し遅いけど使えるWS)

ということで,RPi4でのWSとしての評価は一旦終わりにします.

RPi4 + Manjaro その後

Raspberry Pi 4 Model B (RPi 4)に,Manjaro ARM64をインストールした512GB SSDをつないだシステムはその後もup to dateにしてあります.しかし,使う機会があまりありません.

最大の理由は,第2Workstation (第2WS)にもその第1OSとしてManjaro AMD64をインストールして,使っているためで,RPi4を使うのは,見栄えも使い勝手もCore i7のWSと変わらないけど,ただやたらと遅いManjaroを使うだけで,がまん大会のような感じのためです.

AppleのM1プロセッサがIntel Coreシリーズをしのぐものすごいパフォーマンスを発揮していることがあちこちでレポートされています.それは大変素晴らしいことですが,なんで同じ64bit ARMなのにこっちはがまん比べなんだよという思いが募ります😓

愚痴はそのくらいにしておいて,テクニカルな話ですが,困っているのは,スクリーンロックの状態で数時間放置すると,正しいパスワードを入れてもロックが解除できないことです.どうも,USB接続のSSDがディスコネクトされてしまうようです.何度かパスワードを入力すると固まってしまうので,そう推測しています

ということで,しばらく離れるときは電源を落としておくしかないようです.

ますます利用から遠のきそうです😓

ログインできないので確認のしようがないです.

Plasmaのスタートメニュー変更さる

これは,長年Plasma (KDE)を使ってきた人間にとっては大きな衝撃です.スタートメニューのUIはひょっとすると,KDE 4.xの頃からではないかと思うのですが,独特なものでした.クリックしないでマウスオーバーでサブメニューが切り替わっていくというものです.

ユーザーが良く使うアプリのショートカットをトップのサブメニュー “Favorites” に簡単に追加できるし,メニュー自体も,KMenueditというアプリで編集できるので,不便さは感じていませんでしたし,なんか新鮮さがほしいと思うほど,枯れたものでもありませんでした.

それが,今回のManjaroのupdateで,Plasmaのmajor updateでもないのに,変更になりました.

まだ,そんなに頻繁に使っているわけではないですが,今のところ不便さを感じることもないです.

現状のまとめ(WS, サーバー)

第1WS

Mac mini Core i7 (6core 12thread) macOS Mojaveです.わが家の最強マシンです.

VMWare Fusionで飼っている仮想マシンは,

  • Windows 8.1 アマチュア無線用(Log200とN1MM+)
  • Windows 10 ライセンス維持用
  • Manjaro AMD64
  • Debian 10 AMD64
  • Ubuntu AMD64 20.04 LTS
  • 他複数

第2WS

第4世代Core i7のデスクトップ機です.

第1OS Manjaro AMD64

KVM/QEMUで飼っている仮想マシン

  • Gentoo AMD64
  • Gentoo 32bitの古い奴
  • Debian 32bit
  • 他多数

第2OS Debian 10 AMD64

KVM/QEMU, libvirt, Virt-Manager環境を整えて,第1OSと同じ仮想マシンを動かす予定です.

第3WS

Manjaro ARM64 Raspberry Pi 4 Model Bです.まだ評価中😓 KVM/QEMUで飼っている仮想マシンは,

  • Debian AMD64
  • FreeDOS

第1サーバー

仕様は非公開.

その他

その他,Macbook, 家族共用のMac mini core i7,AMD A6のデスクトップ機(使用目的なし😓)を管理しています.家族はそれぞれ複数台のWSを所持・使用しているようです.

Gentoo実マシン引退へ 〜作業完了〜

HDDに退避したRaspberry Pi 4 Model B用のManjaro ARM64は,512GBのSSDにコピーしただけで,あっさり動きました.なまじ,fstabのパーティションをUUIDなどで記述してないからです.

一方,実マシンのGentooからコピーした仮想ディスクによる仮想マシンを仕立てるのには,結構手間取りました.というか,勘違いをしてしまい,/bootのパーティションをvfatにしてしまったため,grubがKernelイメージをちゃんと設定できなかったのです./bootパーティションは,ext4ないしext3で,vfatとすべきは,EFIですね.Raspberry Piと混乱してきました😥

今のところ仮想マシンでEFIによるブートはうまくいってませんから,EFIのパーティションを切るのは無意味です.

また./bootについても,あえて別パーティションにする必要はないので最終的には,rootドライブの/bootディレクトリーにkernelなどをコピーして,grub-install; gfub-mkconfigをかけました.

一応今回のOSとSSDの入れ替え作業は完了です.

(以上すべて当社調べによります.)