数値データに基づかない政策

7月1日からレジ袋が有料化されました.私は意識高い系なので😓,とっくの昔からスーパーやコンビニでのレジ袋を拒否してきました(たぶん10年くらい前から).

しかし,これこそ意識高い系の陥る罠にはまったのだと猛省しています(反省の為あえて自分に,意識高い系と自称する罰を与えています).

池上彰氏やNHKの解説委員なども言っていたと思いますが,実はレジ袋のプラスチック全体に占める割合は多くなく,この清水化学工業のサイトによれば,特に問題視されている漂着ゴミについては,重さも容積も点数も,1%未満なのだそうです.

同じくこのサイトによれば,量が少ないばかりでなく,実は石油精製で出る厄介者を活用し,製造エネルギーや輸送費用も紙袋に比べてずっと安いエコな製品であるそうです.

もちろん,量が少ないものでも,環境の負荷になるものを減らすことは意味のあることですが,代替物が余計に環境負荷を及ぼすようでは本末転倒になります.

たまたま生活の端々に登場するから仮想敵にされ,ポピュリズム的政策に利用されたということになります.

科学や数値データに基づかない政策を続けていれば,人類滅亡は早まるばかりです.