マイフォトストリーム終了なのか

iPhone 14とマクド3台(Mac mini 2018, Mac mini late 2012, MacBook Retina 12-inch 2017)の写真を同期するのに長らくマイフォトストリームを使用してきましたが,7月26日で終了とのメールが(筆者にも)届きました.

これまでどうしていたかというと,

  1. iPhone 14で写真を撮る
  2. 1〜数日毎に,撮った写真がメインのマクド(Mac mini 2018)に来ていることを確認した上で,macOS 付属 イメージキャプチャでiPhone 14の写真を削除する
  3. macOS付属のiPhoneの同期機能で同期する

としていました.iPhone 14で撮ったHEIC型式の写真はiOSがJPEGに変換して,マイフォトストリームにuploadします.そして同期設定してある3台のマクドの “写真” アプリがJPEG型式の写真をマイフォトストリームから自動的にダウンロードします.

さらに,メインとのマクド(Mac mini 2018)のmacOSのiPhoneの同期機能で,iPhone 14を同期することによって,JPEGの写真が戻ってきます.

この操作によって,マイフォトストリームの保存の有効期限の1か月間は,その写真がiPhone内にライブラリー内とアルバム->フォトストリーム内の都合2枚存在するはずですが,iOSの “写真” では1枚の写真としてしか見えません.

iPhone以外で撮った写真(家族や友人から送られた写真,パソコンで入手した写真等)については,

  1. メインのマクドの “写真” に読み込ませる(Drag & Drop)
  2. マイフォトストリームで他のマクドと同期
  3. macOS付属のiPhoneの同期機能で同期してiPhoneにもコピーされる(1か月間はマイフォトストリームによる同期分も存在する)

という方法で同期されます.

マイフォトストリームを介した同期は非常に難解で,iPhoneで撮影した写真は1か月間はカメラロールとマイフォトストリームに存在し,さらにマクドから同期をかけるとライブラリーにも存在することになります.

1か月が経過するとマイフォトストリームからは自動的に消えますが,カメラロールとライブラリーに2重に存在するという状況が続きます.これを解消しようと,iOSの “写真” を操作してライブラリーまたはカメラロールから写真を削除すると,どちらも消えてしまいます.

iOSのライブラリーに残してカメラロールからだけ消すためには,macOSの “イメージキャプチャ” を使ってiPhone内のカメラロールから写真を消します(以上当社調べ).

さて,今後はどうしたらよいのでしょう.

macOSの “イメージキャプチャ” または “写真” でiPhoneから写真を読み込んで,同期すれば良いんでしょうか.何枚か試験的に写真を撮って試してみます.

関東ではマック,関西ではマクド.フランスもマクド.
マイフォトストリームによって.

macOS Ventura のプレビュー(Preview) はPSサポートがない

びっくり仰天です.

久しぶりにJARL経由できたQSLカードの返信をしようと,まずは届いたカード1枚ずつMariaDBに登録されているデータと照合しました.

今回は珍しいことに,コールサイン間違いや,データの欠落はありませんでした.

次に,返信QSLカードのデータのPDF化ですが,その第1段階では自作のPerlスクリプトに発行するデータのCVSデータを食わせて,Enscriptのデータを生成させます.

そしてEnscriptにそのデータを食わせますが,そう言えば,前回QSLカードの発行をしてから,MariaDBの走っているサーバーのソフトを更新したのでした.Enscriptの設定ファイルはディストロのデフォルトになっているはずなので,昨年10月のバックアップからコピーバックしました.

それで動かしたところ, “Monacoがない” という苦情が出ましたが,それは従前からなので気にしませんでした.問題なくPost Script (PS)が生成されました.

次は,macOSのWorkstation (WS)のFinderでできたPSファイルをダブルクリックしてプレビュー(Preview)に読み込ませて,PDFとして保存するのですが,プレビューがPSを読み込んでくれません.読み込みダイアログから読み込もうとしてもNGです.

そう言えば(2度目😓),macOSをVenturaにしてからこの作業をしたのは初めてでした.どうやらmacOS VenturaのプレビューからPSサポートが外されたようです.

仕方ないので,macOS 11.x以降にupgradeできないMac MiniからそのPSを読み込んでPDFとして保存しました.

一手間余計になりました.

Slackware ARM 14.2からSlackware ARM 15.0.

iPhoneとMacの同期はWifiのほうが速い

ネット検索すると,Lightningケーブルを使って有線接続した方がiPhoneとMacの同期やバックアップは速いという言説がナントカ袋をはじめ多く見受けられます.

私も長いことそう信じていましたし,正確な計測などはしていませんが実際ときどき試して経験的にもそう感じていました.

しかし,iPhone 14と高速なWifi環境ではWifiを使ったほうが速く感じます.

ざっと調べてみると,最新の最高級なiPhoneであるiPhone 14 Proでも,LightningコネクターのスピードはUSB2.0の規格だそうです.

USB2.0は規格上最大転送速度は480Mbpsです.

一方,わが家のWifiにiPhone 14を接続して外部の計測サイトによる実測値は,

2023年1月21日(土) iPhone 14からWifi接続でinonius.netに接続して測定

このくらい出ます. “実測値” がUSB2.0の論理的な最高速度を超えています.LAN内の接続はさらに速い可能性があります.

ということで,最近,Wifi接続で同期やバックアップをした方が速いなという体感は正しいようです.

外部接続が高速な必要はなくLAN内だけ速ければ良いので,もし,比較的新しいルーターと新しいiPhoneをお持ちの方は,「有線のほうが速い」という固定観念を捨ててWifiでのバックアップと同期を試されると良いと思います

追記: うまくいなかくなる(2023/02/28)

その後ですが,Wifi接続で同期をかけると途中でiPhoneとの接続が切れてうまくいかなくなりました(iOS 16.3.1, macOS 13.2.1現在).

たまたまの最高新記録ではなくてコンスタントに出ます.iPhone 13も同じくらいの値です.
そんな固定観念を持っていたのは筆者だけかも😓

年賀状の宛名書き 2023

年賀状の宛名印刷の宛名データ生成は自作のPerlスクリプトでやってます.元になる住所はLDAP (OpenLDAP) に登録してあります.

何でそんな面倒くさいことをしているかというと,住所の二重登録が嫌だからです.かつてはMicrosoft Accessに年賀状を出す人の宛名を登録してありました.そこでよくあったトラブルは,自分用の汎用のアドレス帳とその年賀状専用のAccessのデータに齟齬が生じたのだけれどもどちらか正しいか解らないという事態でした.

それなら,自分の汎用アドレス帳から年賀状宛名を生成するか,少なくとも自分の汎用アドレス帳と年賀状のアドレス帳を同じツールで見比べることができるようにしよう,と考えました.たぶん2000年頃だと思います.

アドレス帳のデータベースと言えば,LDAPしかないようでした.もちろん,MySQLを使う手もないことはないですが,「同じツールで見比べる」という条件はクリアできそうにないです.

そこで適当にネットのドキュメントを斜め読みしたり,試行錯誤してデータベースを築き上げてたぶん20年間くらい使ってます.

「個人用の汎用のアドレス帳」も,そんなにこれが良いと言うこともなかったのですが,長年Macintoshを使い続け,1000件以上の登録があります.2011年から運用開始されたiCloudでアドレス帳がMacintosh, iPhone, iPod touch, iPadで同期されるようになってからは,何の迷いもなくiCloudのアドレス帳を使い続けて,メンテもよくしています.

iPhoneやMacintoshのアドレス帳でかつてはOpenLDAPのサーバーに接続できていたのですが,もうずいぶん前のiOSのupgrade時につながらなくなり,以降iOSやmacOSのupgradeのあとなどときどき試していますが利用できていません.

今一番優秀なLDAPのクライアントはMozilla Thunderbirdです.ThunderbirdとmacOSのアドレス帳を立ち上げて比較ができます.

そんなわけでLDAPに登録したアドレスと,今年年賀状を出すか出さないかを記したCSVファイルを照らし合わせて,年賀状を出す人のアドレス帳を吐き出し(CSV),それをLibreOfficeのDataベースに読み込ませて,宛名の差し込み印刷をしています.

いつの頃からかLDAPのslapdを

/path/to/slapd/slapd -h "ldaps:///"

という形で起動して,TLSのポートのみ聞くようにしていました.今回困ったのは,PerlのNet::LDAPがslapdに接続できないことです.TLSのみでもThunderbirdのLDAPクライアントはちゃんと接続できます.

この問題について,ベタな方法としては一旦slapdをkillallなどで止めてから,

/path/to/slapd/slapd -h "ldaps:/// ldap:///"

で起動し直せば解決します.

その後,得意なネットの斜め読み調査で,Net::LDAPの代わりにNet::LDAPSを使えば良いと言うことが解り,よりスマートな形で解決しました.

ただ,現在LDAPサーバーのメンテ方法で困っていて,phpLDAPadminというWeb UIがありますが,一旦開発者が見捨て,PHPのupdateで何年も前に使えなくなりました.その後GitHubでボランティアたちがPHPの仕様変更にだけ対応しているようです.また,上記のLDAPSのみのクライアントにはつなげられないようで,平文接続できるようにしてもエラーが出てデータベースのメンテ作業ができません.

いずれにしても元々のアドレスデータベースの一本化はかなり早い段階であきらめてしまったので,その後の経緯は妥当だったのかどうか考えると微妙ではありますがトラブルなくできているのでよしとします. 一番重要な,汎用アドレス帳とLDAPの年賀状用アドレスリストの齟齬を生じさせないということについては,修正は必ず両方のデータベースに対して行う,メモ欄に修正日を記す,でなんとかなっています.

LDAPという訳の分からないデータベース・デーモンを動かして利用することがむしろ目的化しています.

大半は現役時代の仕事がらみの登録で,現在はそのほとんどが無効と思われますが,消す作業はあえてしていません.

VMWare Fusion 13

11月17日付けで,macOSのバージョンと同じ番号のVMWare Fusion Player / Proがリリースされたようです.

ライセンスについては,VMWareのサイトには個人利用は無料とありますがどうも12の時のままにしてあるようで,ログインして無料ライセンスのキーを得ても,VMWare Fusion 13がアクティベートできません.たぶん,無料ライセンスのキーも12用だと思います.

VMWare Fusionはこれまでもバージョンが変わるとライセンスの内容が変わってきたので,12が無料で13は有料でも不思議ではありません.有料になるとしても11は買っていたので,割引料金になると思います.

はっきりするまで,12のままで行きます.

追記(2022/11/25)

割引料金でもVMWare 13 Playerは1万円以上するようなので見送ります.