Windows 10にはしませんです

そういえば,この土日にはかなりの時間をかけて,Windows 8.1の無線用PCをWindows 10にupgradeする取り組みをしていたのでした.

最初のつまづきは,VMWare Toolsでした.そうそう,Windows 8.1の無線用PCは,実体のないVMWare Fusionで動く仮想マシンなのです.

VMWare Fusionで動く仮想のWindows 8.1を10にするには,Known Problemとしてupgradeのボタンを押しても,このPCはアップグレードできません,と出るのです.それについては,upgrade用のDVDイメージをダウンロードしてそのDVDを実行することで,問題なくupgrade手続きに入ることができます.

ところがどっこい,この手順でupgradeすると,解像度がSVGAに固定され,使い物になりません.

これもネット検索すれば解るのですが,VMWare Toolsを1回uninstallしてインストールし直すと解消するとのことです.

またしても,ところがどっこい,VMWare Toolsはuninstallできません.ネットで調べると,VMWareでも症状は把握しているけど原因不明・簡単な解決策なしで,レジストリーをどうのこうのせよとあります.

レジストリーをいじるくらいならと,保存してあったWindows 8.1のイメージをコピーし直してやりなおしです.52GBのイメージをコピーするのに40分くらいかかります^^;

で,今度は,Windows 8.1の状態でVMWare Toolsをuninstallしてから,Windows 10へのupgradeを開始します.Windows 10になってからVMWare Toolsをインストールすることで,解像度の問題は解決しました.

他にもトラブルがあり,結局6回くらいコピーをしました.SSDに300GB書き込んだわけで,書き込み寿命が1PBとすると,0.03%くらい寿命を縮めたということになりますが,まあたいしたことはないですね.

他のトラブルは,VMWare Fusionの設定で,仮想マシンをWindows 8.1から10に設定し直すタイミングを間違えて,起動不能になったのが1回です.

残りは,libusbに関わることです.これがWindows 10にしないと結論づけた問題でもあるのですが,QS1RをCW Skimmer, Skimmer Serverで使用するために不可欠な,libusb0とlibusbKがWindows 10では使えないのです(あくまで個人の感想です)

Windows 10にupgradeしてからインストールし直したり,Windows 8.1の時にuninstallし,10にしてからインストールして見たりと,40分かけてディスクイメージをコピーバックしては,いろいろ試してみたわけです.

残念!

ネット検索してもこのあたりの情報はほとんど見つからないです.

なお,実体のあるWindows 7機もあるのですが,こちらにもときどきQS1Rをつなぐので,Windows 10へのupgradeは見送ることにしました.

これはSSDとしては異常な遅さなんですが,こうした巨大ファイルの連続コピー以外は問題ないので,いじらないことにします.
その後,Windows 7 32bit機(仮想マシンでなく実体のあるマシン)をWindows 10にしたところ,CW Skimmer, Skimmer Serverとも,QS1Rに接続して使用できました.

シドニーでの最初の写真

表題は厳密ではなくて,シドニーにはじめていったのは1983年で,その時写真を撮りましたし,1988年11月,1995年3月,1996年2月にも公私でシドニーを訪れて写真を撮っていますから,「1996年3月からの長期出張で最初にシドニーで撮った写真」ということになります.

16she-199704-12

前述の様に,1996年3月10日に成田を発ち,翌11日にシドニーに着き,オフィスに行ったのはその日か,さらに翌日の12日だったのようです.この写真は,12日に与えられたデスクを記念に撮ったものです.日本から持ち込んだ,Macbookや時計,240V→100Vの変圧器などがあります.

私が派遣された組織は,私が帰国した1997年から程なくして,このオフィスから他に移りました.建物はまだあるようですが,当時の職員がまだ在籍しているとしても,ここを訪れてもいないわけです.

一番最初にしたのは携帯電話を買ったことです.とにかく独り身で,家探しをしなければいけないですから,必須用品ですね.国営から民営化されたTelstraの店に行ったら,パスポートを見せるだけで簡単に買うことができました

次に,個人の銀行口座を開いたんだと思います.ANZ Bankという大手銀行のLindfield支店です.職場の住所で簡単に開くことができました.

これらはどれもあっさり行きましたが,なかなか家が見つかりません.家族が来る4月に間に合うくらいの長期戦を覚悟しました.

ということで,とりあえず一週間ほど取った宿Killara Innが,あまり職場から近くなく,しかも,バスタブもないのに料金が高い,ということで,安いホテルはないか,秘書の人に相談して,Lane CoveのComfort Innに移りました.半地下で、湿気が抜けにくい部屋で,こちらもバスタブはありませんが,安いし,レストランが良いので気に入りました.

ただし,ここのレストランは,旅行ガイドブックなどによく書いてあるBYOレストランでした.で,家が決まった日かなんかに,ミックスグリルを注文して,ビールを飲もうと(普段は部屋でビールを飲んでいました)係の人に聞くと,ここはBYOレストランだからビールはないというのです.で,どうすれば良いか聞いたら,部屋の冷蔵庫から持ってくれば良いということで,なるほどと部屋に戻って缶ビールを取ってきたのでした.

バスタブが無いと辛いということは,1995年の出張の時に痛感しました.オーストラリアの私が泊まるようなランクのホテルは普通シャワーはあってもバスタブはありません.しかもシャワーヘッドが壁に固定されていて,上から落ちるお湯で体を全部洗わないといけません.一番困るのは,おしりです^^; 上から落ちてくるお湯だけではなかなか気持ちよく洗えません.

ということで,このときは日本から,携帯式のウォシュレットを持ち込んだんだったと思います.それはなかなかの正解だったと記憶しています.

思い出しはじめると止めどないです.

既出ですが,私の職場では1年以上は長期出張と呼んでいます.
20年前のセキュリティーが緩い時代とはいえ,たぶん,1年ちょっとの滞在VISAがあったから,買えたのだと思います.
最初は1Fか2Fの普通の部屋で,途中から値段の安い半地下の部屋に変わったのかもしれません.

渡豪20周年

1日遅れてしまいましたが,いや,出発は1996年3月10日で,シドニーに着いたのは翌朝だから良いのかな^^; オーストラリアへの1年3か月間の長期出張への旅立ちからまる20年が経ちました.

オーストラリアに20年いるわけではないので悪しからず^^;

どんな天気だったかなぁ.たぶん,空港からタクシーで,予約した宿のあるKillaraに向かったんじゃないかと思います.タクシーの運転手(本人も白人)が,前は,白人の女性と結婚していたけど,離婚して,最近アジア系の女性と再婚したという話をしていたんだと思います.

ただし,前年(1995年)の3月と,この年の2月にもシドニーに行ったので,この会話が行われたタクシーにこのとき乗ったものだったのかは,今となっては確認できません.

この日にこのタクシーに乗ったのだとすると,白い雲がたくさん浮かんでいましたが,天気は良かったと思います.

この頃は,タクシーの運転手もフレンドリーで,会話を楽しむことができました.このあと10年経ってからシドニーに行ったときは,乗車拒否はするは,英語はろくに通じないはで,タクシーに乗るのがちっとも楽しくなくなりました.

着いた翌日あたりから,1年ちょっとの間,客員研究員として滞在する研究機関に通い始めました.しかし,4月はじめに家族が来るのに備えて,家探しをするのが3月中の主な仕事となりました.

前任者たちは,Chatswoodから南に住んでいたので,それに習って,LindfieldとChatswood周辺で家探しを始めましたが,手頃な家賃の家はありませんでした.

大きな違いは,前任者たちはアパート住まいだったんですが,私は戸建を探したので,都心に近いLindfield以南では無理だったわけです.結果的にChatswoodやLindfieldより少し北のGordonに家を見つけました.16she-199704-09これは,1996年3月17日に,Narrabeenで撮ったということになっている写真です.まだ,この頃は,アナログカメラが普通でした.この頃はあまり写真は撮りませんでした.

そう言えば,この年にオーストラリアで急速に携帯電話が普及しました.日本での普及も全く同じ時期のようです.

私の職場では1年以上は長期出張と呼んでいます.他の会社の人にいうと,「1年は長期ではない」と笑われますが^^;
2006年11月.
シドニーの都心に近い方.
日本でもそうだったから.
日本でもそうでしたし,ホスト研究員たち地元の人たちからは,子供のいる一家はふつう戸建に住むというアドバイスがありました.
Google Earth, Mapなどと比較してみて,Narrabeenとみて矛盾はありません.

花粉がかなり飛んでいる

昨日は一日暑い日で,夜,室温が26℃にもなったので,窓を開けて冷やそうとしたら,それが失敗でした.外には花粉が大量に飛散していたようで,しばらく目の違和感にとらわれました.

しかたないので,窓は閉めて,エアコンを冷房運転することにしました.さすがにこの時期ほとんど電気を食わずによく冷えました.

で,本日は,昼から雨の予報でしたが,職場では朝から不調の極みです.目の違和感,鼻水.でも,ザイザル + エリザス以前に比べればずいぶん楽です.楽ですが花粉が大量に,職場内の空気に含まれていることは間違いないです.

予報通り昼から雨になりましたが,職場内の空気に浮遊する花粉は退勤時間までしっかり感じられました.

一昨日は額のあたりが痛かったので,エリザスの点鼻をする際には鼻の奥まで届くように,工夫しました.それが効いているかどうかは解りませんが,今日,額のあたりが特に痛いということはありません.

Thunderbird + Enigmail 再整備

最近,GPG/PGPで暗号化メールの送受信をすることはほとんど無くなってしまいました.非常にデリケートなファイルを,GPGで暗号化して保存する,という用途で使用しているくらいです.

セキュリティー的には,逆に昔よりも危うくなっているのですが,みんな危うさに慣れたようですね.正常性バイアスってやつです.

仕事でもパスワードをかけたPDF, DOCX, XLSXなどを送ってきて,次のメールに平文でパスワード送ってきます^^;

アメリカ政府だけでなく,イギリス首相なんかも,「政府に解読できない暗号はあってはならない」なんて,強権的なことを平気でいってます.

で,一番セキュリティーの高い暗号化法は,今も昔もGPG/PGPです.楽なのは,Apple Mail + Mac GPGなんですが,WindowsやLinuxでも同じように扱える環境といえば,Thunderbird + Enigmail + GnuPGしかありません.

プロバイダーのメールアドレスが変更になったので,PGPのsubkeyを修正して,久しぶりに動作確認をしてみました.

なかなか動かなくて往生しました.Windowsに関しては,gpg-agent.confが不適切で,pinentry(.exe)を正しく指していませんでした.これを修正して解決.

Linuxに関しては,以前Qt-5をインストールしようとしてぐちゃぐちゃになっていたようで,pinentryが動きません.そこで,Qt 4.8.3をbuildしなおし,libgpg-error 1.21, gnupg 2.0.29, pinentry 0.9.7をbuild & installしました.あとは,

を参考に,解決を図りました.三種のpinentryのうちどれでもいいんですが,結局,pinentry-qtを使うことにしました.

/libにlibgpg-errorの古いのがあって,ちょっと遠回りさせられました^^;

めでたし,めでたし.

主にプライベートなもの.
パスワードを知らせする必要がないという点では唯一無二です.