コンビニのオーナーたちの苦境は,ずいぶん昔から聞いてはいましたが,今回,24時間営業を拒否したセブンイレブンのオーナーに対して会社側が数千万円の違約金を要求して,社会問題となり,社長の辞任にまで発展し,メディアも問題を大きく取り上げるようになりました.
いろいろ問題がある中で,やはり最大の問題はドミナント戦略ですね.これは,タクシーの規制緩和に伴う台数増加と同じで,店やタクシーを増やすと,全体の売上げは上がって会社は儲かるが,個々の店やタクシーの売上げは下がり,オーナー・運転手は苦しくなるという封建的な仕組みです.こんな,非人間的な戦略を推し進めるやつらは,地獄に落ちるしかない,と思わせるほどのひどい戦略です.
あんまりひどいので,消費者としてどうにか対応したいのですが,不買運動しても,オーナーたちも困ることになるので,困ったもんです.
英語は,”royalty”で,かなで書くとき「ロイヤルティ」以外しようがないのに,日本のメディアはみんな「ロイヤリティ」といいます.