SSDには,書き込み回数による寿命があることは知られています.では,今売られているSSDの寿命はどのくらいなのかを,The Tech Reportというサイトが,継続的に取り組んで,報告してくれています.
その結論的な記事が下のリンクです.
- The SSD Endurance Experiment: Casualties on the way to a petabyte
- The SSD Endurance Experiment: They’re all dead
一番早くだめになったSSDでも700TB書き込めて,標準的には1PB書き込めるという結論です.
テストでは,240GB前後の容量のSSDを使っています.SSDは,書き込むブロックを分散させるようにできていますから,1TBのHDDの場合,理想的には4PBまで書き込める可能性があります.
で,iostatで,自分の管理するLinux WSを見てみると,1日あたりの書き込みは1〜4GBです.まぁ,ディスクイメージをまるまるコピーするような作業をときどき行うなどして,1日の平均を多めに20GBと見積もって,寿命が1PBならば,137年,4PBまでOKなら,548年と言うことになります^^;
もう一つのSSDの優れた点は,エラーが出て使えなくなるまで,読み書きともスピードの低下がほとんどないことです.
スピードや容量が大幅に改善されたものが出てこない限り,交換不要の一生もんといえそうです.それよりも,経年変化でどこかの部品が先に壊れますね.