zram (7) 小メモリーも設定次第かも

手持ちのRaspberry Pi (RPi)のうち,RPi 3 Model B (RPi3)と,RPi3 Model B+ (RPi3+)はメモリーが1GBです(実際はどちらも900MB強).またRPi Zero 2 WHは500MBです.

メモリーが小さいRPiは,ZRAMのサイズを100%〜120%にしていました.しかしどうもこれが負担のようで,RPi3, RPi3+ともVLCが1日以上安定してRTSPを再生することが出来ません.それで,小メモリーにzramは不適といったんは結論づけました.

しかし,RPiでVLCを使ってRTSPを再生するにあたり,SWAPが500MB以上必要なケースはないようです.少なくともdphys-swapfileでは初期値が512MBで,動作状況を見てもSWAPの使用が300MBを超えることはないです.

ということで,ZRAMについてもSWAPの容量は400〜500MBで良いのではないかと思い,現在主記憶の50%という設定で動かしています.今のところRPi3もRPi3+もまる1日以上安定してVLCがRTSPを再生し続けています.

ところで,RPi ZERO 2 WHですが,こちらは主記憶が500MBで,VLCでRTSPを再生するとSWAPの領域は200MBを越えますので,おそらくZRAMの領域を主記憶の50%としたところで安定性は戻らないと思います.そもそもdphys-swapfileでも安定しませんし.

ということで,RPi3およびRPi3+についてはしばらく50%でZRAMの試用を続けます.RPi ZERO 2 WHについては門柱灯を日の出,日の入りの時刻にOFF/ONする門番の役目を与えることにします.

Raspberry PiでRTSPを見る 〜その後〜

暑くなったせいか,ソフトのupdateによりメモリーが足りなくなったのか,Raspberry Pi Zero 2 WHでは起動後数分〜数時間でVLCが固まったり落ちることが頻発して,もはや使い物にならなくなりました.

そこで,後任には納戸でATOM Cam2の電源リセットのためだけに働いていたRaspberry Pi Model B+をあてがいました.納戸の監視カメラは,最近買ったATOM Cam2に入れ替えました.

考えてみたら,Raspberry PiよりATOM Cam2のほうが全然安いので,Raspberry Piを入れ替えるよりカメラを入れ替えた方が経済的だったんです😓

とはいえ,ときどきWi-Fiがつながらなくなるだけのトラブルを抱えたATOM Cam2ももったいないので,今後の使い道を考えたいと思います.

なお,Raspberry Pi 3 Model Bのほうは数日程度は安定してRTSPの再生が出来ていますので,筆者の評価的には十分実用レベルです.

また,小メモリーのRaspberry Piには無理と一旦結論づけたZRamをRaspberry Pi 3 Model Bと同+に復活させて様子を見ています.

Moving to RPi OS (2) USB HUBの手配

メインサーバーをRaspberry Pi OS (以下RPiOS)に移行する計画を立てましたが,これは過去にもありました.その時は外付けのUSB SSDドライブがRaspberry Pi 4 Model Bからのbus powerでは電流不足でうまくいかなかったのです.

その時はUSB-HUBを結局買わず,RPiOSへの移行はそのまま立ち消えてしまいました.今回は忘れないうちにUSB HUBを通販で注文しました.

これで一歩前進できそうです.

Webサーバー, IMAPSサーバー,MTA(sendmail),家庭内LAN向け各種プロトコルのファイルサーバー,他.

パナソニックが筆者の発見したワークアラウンドを使っている

驚きました.

先日購入した食器洗い乾燥機パナソニックNP-TH5を使用し始めて何日か経ちますが,食器をセットして開始ボタンを押すと,数秒間吸湯した後排水して,再度吸湯する(今度は洗浄のためにたっぷり)という運転パターンになっています.

これは,これまで使っていたNP-TH2のトラブル回避のために筆者が昨年初めに発見した手順そのものです.

もちろん,偶然の一致だと思いますが,筆者の発見した方法が有効であったという証左になります.

お湯を吸い込むという意味で敢えて “吸湯” としています.

Moving to RPi OS (debian)

当BLOGの前身はもともとはx86_64のSlackware64で動いていました.それをSlackware ARM 14.xに移行したのは2016年頃であったようです.

Slackwareを使っているといつも遭遇するのですが,ソフトの陳腐化です.パッチレベルでは新しいものが配給されますが,メジャーバージョンのupgradeは基本的にありません.それで14.2でしびれを切らせていた頃15.0が出てくれました.

そのSlackware ARM 15.0に移行したのが2022年4月です.それから3年ちょっとですが,いくつか前述のように最新のソフトをキャッチアップしない故の不具合が出てきました

長年愛用してきたSlackwareを離れてRaspberry Pi OSに移行することにしました.まあそれなりに慣れたdebianみたいなもんです.

GUIなしでRaspberry Pi 4 Model B (RAM 4GB)に仕立てて,うまくいったらサーバーをスイッチし,さらにRaspberry Pi 5 Model Bにして,GUIもいれます.

なかなか前途は多難だと思いますが,ひと頑張りしてみます.

詳しくは書きませんが😓