DOSBox-XでLog200

DOS用LogソフトLog200をWindowsのDOS窓以外で動かす取り組みですが,Slackware64 (AMD64)のDOSEMUのもとで,Log200を動かして,Slackware ARM (32bit)のサーバー上にあるデータファイルはNFSでアクセスしよう,ということにしました.DOSEMUはmacOS上で動くVMWare Fusionで動くSlackware64でも動きますし,そこからNFSでサーバーのディレクトリーをマウントすることもできますから,仮想マシンと実マシンのいくつかの環境からLog200を実用的に使えます

いちおうこの状態を結論としていました.

ところが先日,親切な通りすがりのかたが,DOSBox-XのDOS/VモートでLog200が動く可能性が高いとアドバイスしてくださいました.

さっそくDOSBox-Xがインストール済みなmacOS (x86_64 Sonoma 14.5, x86_64 Ventura 13.8.7)で試したところ,あっさり動きました.通りすがりのかたに教えていただいた通り,基本的に設定ファイルである “dosbox-x.conf” に,

[dosv]
dosv=jp

と書くだけで自前でDOSを用意する必要さえもありません.

macOS Ventura (x86_64 13.8.7)上で動くDOSBox-Xで動くLog200 (DOS版)

以前調べたところではDOSB0x-Xは,Debian (Raspberry Pi OS)やManjaroでは公式チャンネルからの配布はありません.代わりにFlatpakというパッケージマネージャーでインストールすることになっていて,今回あらためてインストールしたところ,日本語DOS/Vモードがちゃんと動き,Log200も問題なく動きました.

Raspberry Pi OSにインストールしたFlatpakで動くDOSBox-Xで動くLog200

Flatpakでうまく行った環境は,

  • Manjaro AMD64
  • Raspberry Pi OS (64bit)

です.あっさり書いちゃましたが,非x86のRaspberry Pi OS(Raspberry Pi 5 Model B 8GB RAM)でも簡単に,しかも実用上問題ない速度で動きました.

Raspberry Pi OSで動きますから,Debian AMD64でも間違いなく動くでしょう.

最終目標である,Slackware ARM (32bit)ですが,もちろん公式配布パッケージにDOSBox-Xは含まれていませんが,SlackBuildsにはあるので,sbopkgでインストール可能な可能性があります.一方SlackBuildsにはFlatpakもあります.

他にFlatpakで動かすアプリがいくつかあれば先にFlatpakを試す価値はありますが,いまのところDOSBox-Xだけですから,先にDOSBox-Xをsbopkgでbuildするほうがいいだろうと判断してそうしました.

で,buildできて動きました

Slarckware ARM (32bit) 15.0にsbopkgでインストールしたDOSBox-Xで動くLog200 DOS版

いよいよSlackware ARM64 15.1のリリースが待ち遠しいです.

仕立ててはいませんが,Manjaro AMD64をホストにしてSlackware64のゲストからも同様にLog200は動かせます.
MacPortsによる.
buildには少々時間がかかりますが.

腹の調子が悪い

ここ何年かは胃腸の調子はかなりいい方でした.胃はこれまで何度か内視鏡検査とピロリ菌の検査を受けて問題なしということでした.大腸内視鏡検査は10年くらい前に一度受けましたが,その後も便潜血もないので問題はないと思います

若い頃はよくお腹の調子が悪いことがありましたが,たぶん過敏性腸症候群だったと思います.年齢とともに人間が鈍感になったのだと思いますが,だんだん不調になることも減りました.特にここ数年は水分補給のために強炭酸水を飲んでいてこれがまた腸の調子を良くしてくれていたと思います.

1か月前からふと思って強炭酸水を普通のミネラルウォーターに変えたのですが,いきなり過敏性腸症候群の復活です.

強炭酸水を飲んでいた頃は,「腹具合が悪くなる」のは週に1度あるかないかくらいでしたが,やめてからは週に一度調子がいい日があるかないかです.そのたまに調子がいい日に「久しぶりにコーヒーでも飲むか」と我慢していたコーヒーを飲むと一気に腹を壊します.

これはやはり強炭酸水が腸の調子を整えていたことは間違いないです.

ではなぜ強炭酸水をやめたかと言うと,虫歯の進行です.

昨年の12月に左下の犬歯の奥の歯が,そして今月には左上の犬歯の奥の歯がどちらもいきなり虫歯がかなり進行した状態で見つかりました.歯科医師の説明によれば,「虫歯の進行が非常にゆっくりだったので,自己防衛のため虫歯の進行につれて神経が後退していって気が付かなかったのでしょう」とのことです.

それが,一度ならずも2度あるということはなにか原因があるはずです.

歯磨きの習慣は少なくともここ20年は,朝食と昼食と間食の後はあまり時間をかけずに簡単にブラッシングして鏡越しに見える汚れを落とし,夕食の後はデンタルフロス,歯間ブラシをかけた後,ブラシで丹念に磨くというパターンで磨いています.

それでも虫歯が着実に進行する原因はなにかと考えたら強炭酸水しかありません.

以前レモンが好きで毎日のようにかじっていたら前歯が虫歯になったという人の話をテレビで見ました.そう,歯は酸で溶けるのです.

「炭酸水 pH」でネット検索をかけると,炭酸水のpHは5.5以下だそうで,歯のエナメル質を溶かして虫歯になるとあちこちのサイトに書かれています.強炭酸水ならばもっとpHは小さいでしょう.

ということで,いささか遅すぎた気はしますが,ここで炭酸水の摂取はきっぱりやめることにします.でも腹具合が悪いままこれからの人生を送らなければならないのも辛くはあります.

直近では約4年前.
ただ便潜血検査だけでは不安なのでそろそろもう一度検査を受けようと考えています.
前述の何を「ふと思った」か.
半年くらいおきに定期検診を受けているのになぜいきなり進行した状態なのか,納得いかないところはあります.

Manjaro ARMのRPi5 kernel

Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)の評価はその後も続けています.テストしているのはRaspberry Pi OS (RPiOS), Manjaro ARM(64bit), Slackware ARM64 (Slackware-current)の3OSで,そのうちのRPiOSとSlackware ARM64はRPi5を入手した2024年初時点でRPi5をサポートしてました

Manjaro ARM64は一番使いたかったOSでしたが,当時は公式にRPi5をサポートしておらずどうしたものかとヤホーで検索したところRPiOSのKernelとモジュールなどを使えばよいと知りその状態で動かしてきました

その後4か月も経つので正式Kernelもあるだろうと,PacmanのGUIフロントエンドであるAdd/Remove Softwareの検索窓に “rpi5” と入れて検索したら,Kernelなどがあることが解り,早速インストールしました.

ネットで調べたところ本年3月には公式Kernelがあったようです.まあ,Manjaro ARM64がRPi5で動かせていたので今更どうでもいいですが😅

今後,ないとは思いますが,RPi4で使うことも考えて,RPi4用のKernelなども残しました.削除するのは簡単ですし.

今までのところ,RPi5上でRPiOSとManjaro ARM64は十分使える感じです.

Slackware ARM64に関しては,Slackware-currentであるため,ほとんど毎日のようにいくつものupdateが来て,サーバーがあまり強力でないこともあって,その度にupgradeにものすごく時間がかかります.その事もあっておよそ使いやすいとは言えません.

現在の “結論” 的には,Slackware ARM64の15.1 (次期公式リリース)が出るのを待って,RPi5にインストールして,次期サーバーに仕立てます.

Slackware ARM64は,SARPi5により.
本当はGoogleです.
slackpkg upgrade-allをかけたまま就寝することが多いです.
現在使用している8GB RAMのものか新規に購入するかは未定.

原価低減

「原価低減」って「原価」と「低減」という一般的な単語の組み合わせですが,自動車業界では特別な意味を持つ言葉のようです.大手メーカーが下請けに納入させる部品を継続的に値下げさせる契約です.

何年か前にどこかのテレビ局の番組で知りました.その時の取材の例では2年で1%とかいう話だったと思います.悪質なのは,それが元請け(=大手メーカー)から下請けへの一方的な要請(強要)ではなく,双方で話し合って決めた形にしているところです.

誰が考えたって,実質的には大手の優位な立場を利用した下請いじめです.

大手メーカーは空前の売上・利益を上げ続けてきました.

昨今の「賃上げ」「価格転嫁」の趨勢の中でこの原価低減はどうなったのか気になっていました.NHKでは報じませんでしたが,昨日のテレビ東京で,大手自動車メーカーは今後も今まで以上に続けると明言していました.

自分たちは過去最高の利益を上げるが下請けへは納入品の値下げを続けさせる.下請けはどうやって賃上げすりゃいいんでしょう.

そんな大手自動車メーカーから企業献金を受けている現与党の党首(総裁)で首相のおじさんは,企業献金が政策決定を歪めたことは一切ない,とこれまた見え透いた嘘をついています

大企業が見返りのない献金などするはずはない,と多くの識者が語っています.

投資はギャンブルではないよ教

ある程度確率・統計を学び,世の中は因果律に支配されていることを念頭に生きて,日頃の国内外の政治,経済などのニュースもある程度追いかけていれば,「投資はギャンブルだ」ということが自然と結論として出てきます

ところがどっこい.「投資はギャンブル」でネット検索すると,「投資はギャンブルではない」という記事がずらりとヒットします.投資はギャンブルではない原理主義の宗教が蔓延しているかのようです.

バカバカしいけどいくつかの記事を斜め読みしたところ.

  • 投資とギャンブルは元本保証でなく最終的に “自己責任” (という本質)は同じ
  • 社会貢献している将来有望な会社への投資は間接的な社会貢献

なんてことが書かれています.そう,本質は同じなんです.また2番目は重大問題ですね.競馬,競輪,競艇,オートレースファンは馬の魅力や騎手や選手たちの人柄や将来性に賭ける人も少なくないです.そうした公営ギャンブルファンを敵に回しています.

こんなことまででっち上げないと差別化ができないということなのでしょう.

逆に民間企業がうちは社会貢献しています,人材育成していますと自称したところでその裏まで取って投資している人はどれだけいるんでしょうか.

FXやバイナリーオプションに至っては,誰が見ても危険なギャンブルです.

また,一番納得いかないのは巨大地震など大規模災害に対する投資のリスクを「ないよ教」のサイトが詳しく説明していないところです.AI投資などはある程度は加味していると思いますが,それでもリスクを科学的に言われている水準まで上げるとリスクが勝ってどこにも投資できなくなると思います

投資はギャンブルだと割り切って無理なく投資する(=賭ける)のが大事だと思います.

ギャンブルは期待値1未満

そうは言ってももともと売上から胴元(公営ギャンブル主催者)の取り分を取ってから払戻金を分配する公営ギャンブルに対して,投資は得した人損した人を平均すれば元本+αになる可能性が高いので別物でしょう,って筆者もずっと考えていました.その考えを変えたのが,この最高裁判決です.

外れ馬券が必要経費に当たるという判断は常識的に考えれば当たり前の話で,特に画期的とは思いませんが,関連のニュースでこの被告は自作のソフトで馬券を購入して経常的に利益を得ていたということを知って驚きました

以後競馬は投資の対象になり得ると確信していますし,似たような投票システムの公営ギャンブルには皆その可能性があると思います.

一方で投資にもFXのようにギャンブル性が高いものもあります,というかそれこそギャンブルそのものです😅

また期待値が1未満かどうかがギャンブルと投資の違いとすると,長らく低迷していた日本の株,外貨や暗号資産など,短期・中期的には期待値が1にならない状態が多々あります

投資の経験則

  • 金持ちは投資で儲けるが貧乏人は投資しても大して儲からないか損をする
  • 金持ちは大損したら補填されるが貧乏人は全部自己責任
少なくとも投資とギャンブルに明確な境界線はない,と.
いや,それでもできてない😅
南海トラフ地震は向こう30年以内に70〜80%,首都直下地震は同じく70%.
金融証券会社にしてみれば,リスクを過小評価しても最後は「自己責任」で逃げられます
期待値は1未満.
最高裁判事にも常識があったというところが画期的かもしれません😅
合法的に利益を上げ続けていく上で外れ馬券を経費と認めたこの最高裁判決は重要です.
もちろん莫大な時間とカネをかけてシステムを完成できればの話で,自分でやるつもりは毛頭ないです😅
場合によっては長期的にも.