Raspberry Pi OS (RPiOS)の13.1 Trixieが正式リリースになりました.
早速,ATOM Cam 2のReal Time Streaming Protocol (RTSP)画像をVLCで見ているRaspberry Pi 3 Model B (RPi3)と同Model B+ (RPi3+)のupgradeをしました.
最初はRPi3+の/etc/apt/sources.list
のbookworm
をtrixie
に書き換えて,
apt update
apt full-upgrade
そこで,クリーンインストールをすることにしました.Raspberry Pi Imagerが最新のTrixieをダウンロードしますのでそのままmicroSDカードに書き,RPi3+に差し込んで起動し設定をします.
久しぶりにクリーンインストールをすると結構面倒ですが,/etc/ssh内にあるsshサーバーのキーと,メインユーザーのホームディレクトリーにある.sshを保存しておいてそのままTrixieをインストールしたmicroSDカードに書くことで,他のマシンからのログイン,他のマシンへのログインはすんなりそのままできます.
問題は,VLCを起動する仕組みですが,RPi3+に関してはBookwormで使っていた設定をそのままコピーして,
systemctl --user enable run_vlc
RPi3の方も同じようにしましたが,なかなかVLCが起動してくれません.コンソールから
systemctl --user restart run_vlc
とすると動くので,タイミングだけの問題と思われます.
実際これまではあまり感じていませんでしたが,RPi3の動作,特に起動時がRPi3+よりずっと遅いです.これはもう少し調整して,うまい具合にしたいと思います.
目についたBookwormとTrixieの違いですが,dphys-swapfile
が廃止されて,rpi-swap
というのに変わりました.zramをキャッシュとして使い,/var/swap
に読み書きするようです.
RPiではやはりSWAPがパフォーマンスのボトルネックになるので,開発者たちもこれまでのdphys-swapfileには限界を感じてzramと組み合わせた仕組みを導入したようです.
