zram (6) 小メモリーには不適かも

これまでZRAMを信奉して,現在使用している全てのLinuxの実マシン(Manjaro AMD64, Debian AMD64, Raspberry Pi 3/4/5 Model B)と仮想マシン(AMD64, x86 32bit各種ディストロ)に採用してきました.

それらでは特に目だった問題はなく,パフォーマンス的にもファイルやパーティションを使用するものより少なくとも悪くはないと感じています

現在ちょっとしたきっかけがあってRaspberry Pi Zero 2 WHで遊んでいます.

Raspberry Pi Zero 2 WH

今日のわが家でRaspberry Piが担う一番の仕事は,防犯カメラの出力するRTSPをHDMI端子でつないだ地デジテレビに再生することです.

紆余曲折ありましたが,現在はVLCを使うことに落ち着いています.この仕事はRaspberry Pi 4 Model B (RPi4)ならば余裕です.何日間も安定動作してくれます.

Raspberry Pi 3 Model B / B + (RPi3/RPi3+)では良くて一日持つくらいで,たいてい一日に2〜3回VLCが落ちます.筆者はともかく家族が利用するには不適です.

それでRaspberry Pi Zero 2 (RPi02)ではどうかというと,数時間もつこともありますが,数分で落ちることもあります.

それが,ZRAMでは全然だめで,そもそもVLCが起動しません.Raspberry Pi OSのデフォルト設定である/var/swapを使用したファイル swap (dphys-swapfile)ではその数分から数時間という状態です.

RPi02のCPUはRPi3と同じARM Cortex-A53でクロックが1200→1000MHzに落とされているのが違いなのでたぶんメモリーが少なすぎることがこの安定性の差だと思われます.

ひょっとすると,RPi3 (+)の現在の不安定性(1日に2〜3回VLCが落ちる)もZRAMからdphys-swapfileに戻すと解決するかもしれないのでやってみます.

ただし,客観的に示せるようなデータはないです.

不審者

防犯カメラを付けてもう15年とかになると思いますが,特に2021年にデジタル式に変えてから,野生動物がいろいろ映っていました.タヌキ,イタチ,アライグマ,ハクビシン,アオダイショウ等です.その他野良猫は頻繁に映っています.

今回初めて不審者の撮影に成功😓しました.解像度等の制約で個人の特定はできないと思うのでそのまま掲載します.

2025年5月28日(水) 22:44頃わが家の敷地に不法侵入の疑いのある人物

わが家は長年門の開閉はしていませんが,門扉のレールがあるし,どう見ても私有地であり市道ないし私道とは見間違えるはずがありません.

そこに悪びれもせずに入ってきて,センサーライトが点いても慌てる様子もなく隣の家の方を見ている様子.これはセンサーライトの方を向くと顔が撮影されるかもしれないということでそうしているのだと推測されます.

そして,何事もなかったかのように立ち去っていく.

間違いなくプロですね.

防犯カメラを増設することにしました.

ATOM Cam 2の電源リセット

ATOM Cam 2

家計簿やその他の資料をたどったところ,一番最初にATOM Cam 2を買ったのは2021年10月のようです.もっと前のような気もするのですが.

それまでの防犯カメラは白黒のアナログで,DVDデッキのアナログ入力につないでいました.むしろ防犯カメラがついてますよ的なプレゼンスが主な目的ですが,外出時にはDVDデッキに録画するような運用をしていました.

そのカメラはいちおう暗視機能があることになってますが夜はセンサーライトが照らしてもほとんど何が撮れているか解らないような映像でした.

また経年変化で画角全体にピントがどこも合わなくなりぼんやりした映像になってしまい,もともと白黒であることもあってよほど玄関に近づかないと人物の特徴が解らないような状況でした.

それで代替カメラはどうしようかと考えていたら無線クラブの先輩が紹介してくれたのがATOM Camです.その先輩はオリジナルのATOM Camを使用しているとのことでしたが,その時点ではATOM Camの販売は終了し次の世代のATOM Cam 2になっていました.価格も安いのでとりあえず買って試してみることにしました.

Wi-Fiが切れるトラブル

非常に面白い製品で,一番重要な画質と暗視機能は文句ないのですが,安定性に難があります.いくつか細かい問題がありますが一番深刻なのは時々Wi-Fiが切断してしまい,復帰しないことです.この場合電源リセットで復帰します.アナログカメラをつないでいたときの配線を利用して電源を供給(5VDC)していたので手元で電源リセット出来ました.

しかし,Wi-Fiが切れた状態だと動体を検知したときのビデオクリップがクラウドに上がりませんので,しばらく気がつかないでいると,あまり防犯カメラの用をなしません.そこで保証期間の間にその旨を製造販売元に伝えたら交換してくれました.

交換品は最初は良かったのですがまたしばらくすると前のものと同じようにWi-Fiが切れるようになりました.

ATOM Cam 2を納戸に配置換え

その頃わが家でワンコを飼うことになり,ワンコを遠隔でモニターできるようにカメラを増設することにして,ワンコ用にATOM Cam Swingを,ついでに防犯カメラの更新用にATOM Cam 2を購入しました.このとき購入した2台は使用開始してかれこれ3年になりますが,Wi-Fiが切断するトラブルはほとんど生じていません

古いWi-Fiが不安定なATOM Cam 2は予備機として持っていることにしましたが,以前から気になっている納戸の奥の監視用に使うことにしました.

この納戸の奥というのは,わが家のネズミとの戦いの攻防拠点です.イエネズミが侵入するときたいてい立ち寄る場所で,この30数年間ネズミの毒餌を絶やさず置いているのです.ここに置いた毒餌でたいていのネズミは退治できました.

そこを動体検出できる監視カメラで監視すればいつか侵入するネズミが毒餌を食べる映像が撮れるかも知れません.

納戸には電源がないので,半年間ほどはモバイルバッテリーを朝夕交換していましたが,今年の2月に第二種電気工事士取得後最初の記念工事として電源コンセントを引きました.これでモバイルバッテリーの交換からは解放されましたが,必然的にATOM Cam 2が連続運転になるのでWi-Fi切断のトラブルが起きるようになりました.

ATOM Cam 2の電源をリモートでON/OFF

納戸の奥は入れないわけではないですが手前にいろいろものが置いてあって(そりゃ納戸だから😓)アクセスがしにくいのです.

そこでUSBの電源をOn/Offするような装置はないかと探したらあるもんですね.

値段も高くないし,これまでI2Cを実用的に使ったことがないのでその練習になるかなとも思いこれでいくことにほぼ決めていました.

ところがよく考えると

I2Cで制御するにはマイコンが要る → Raspberry Pi 3 Model B+ (RPi3+)が空いたからそれを使えばよい → RPi3+はUSBポートを持っているからそれを制御できればリモートパワースイッチは不要では → 調べたら制御できそうだ

ということで試してみました.しかし,/sysのうんと下にあるbuspowerに ‘0’ や ‘1’ を書き込んでもどうも思うように電源が切れません.その上意図しない形で電源が切れたり入ったりします.困りましたが,考えてみれば電源を意図してしっかりON / OFFする必要はないのです.必要なのは電源リセットで数秒間電源が切れれば十分なのです.そう,RPi3+自身をリブートすればよいのです.

当分これで運用することにしましたが,RPi3 (+) クラスの予備機がなくなってしまったので,前から興味のあったRaspberry Pi Zero 2 WHを注文しました.AliExpressをのぞいてみましたが,そんなに安くないし配送に時間が掛かるので今回は秋月電子通商にオーダーしました.

手前の白い四角いのがATOM Cam 2,黒い四角い筐体がRaspberry Pi 3 Model B+, 右上の角が毒餌の容器
そのATOM Cam 2で監視している画像 (iOS アプリ)
カメラ自体は生きていて,この状態だとそのように設計されているのかどうか解りませんが,タイムラプス映像がローカルのSDカードに記録されます.
ただし,連続運転が長く続くと細かい不具合が生じるので,3日内外でリスタートした方が安心です.その場合Wi-Fiはしっかりつながっているので専用アプリから楽々リスタートをかけられます.

電気工事士としての最初の作業

令和6年度後期の第二種電気工事士の試験に合格して,免許の申請をしました.ChatGPTに聞いたら本県では通常5日〜1週間で免許証が届くが,混雑時には2週間程度かかることもある,とのことです.合格通知が届いた翌日に申請したのでまさに混雑時に掛かってしまったとは思いますが既に2週間経過しているので待ち遠しさを通り越して少々いらいらしています.

それでも免許証がなくても計画や部材の発注・購入はできますので,いくつか頭にあるものを具体的に考えていくことにします.

納戸内へのコンセント移設

これはかなり昔から考えていることです.わが家の階段下には納戸があります.中に照明がなく使いにくいのと,イエネズミがわが家に侵入した場合ここに入ってくる確率が非常に高いという事情があります.イエネズミ対策に納戸の一番奥に毒餌を置いています.これがなかなか効果的で,これまで侵入した多くのイエネズミがこの餌で退治できています.

ただし,一番最近侵入したイエネズミはここには来ないで,給湯機のリモコンの配線を3回もかじって切断しやがりました

それでも他は必ず納戸の餌を食べてくれるのでその後も納戸に餌を置き,ネズ公が喰って減ったら補充(あるいはかびたら交換)をしています.

一方玄関ではここ数年ATOM Techの監視カメラを使用していて,3年前に新しいのと交換して1台が余りました.それを納戸において餌を撮影するようにしています.ただ,電源がないので,朝夕モバイルバッテリーを交換しています.

もう一つ事情があり,その納戸の外側である玄関ホールにコンセントがあるのですが,長い年月その前に書棚を置いていて事実上使えません.そのコンセントを昨年確認したらほこりがたっぷり付いていて,トラッキングによる火災が起きても仕方が無い状況になっていました.記事に書いてありますが,その時はホームセンターでコンセントをふさぐ栓を買ってきて処置しました.

以上から現在考えているのは,

  • 玄関ホール側のコンセントは撤去してパネルをはめておく
  • その裏側である納戸内にコンセントを移設する
  • 納戸内にはUSBリモート電源を備えて,監視カメラの電源リセットができるようにする

です.3番目は電気工事士とは関係ないですが,監視カメラがWi-Fiとつながらなくなる,FTPサーバーがこける,などの事象を起こし,電源リセットする必要があるので,Raspberry Pi 3とともに設置してリモートで電源のOn / Offができるようにします.

洗面所にエアコン専用電源コンセントを設置

冬の間,入浴のための脱衣所になる洗面所は,とにかく寒いです.夏も暑いですが,特に冬の寒さは健康に良くないので,現在はセラミックファンヒーターを使っています.

しかし,セラミックファンヒーターは部屋全体を暖めるのではなく出てくる温風を体の一部で受ける様なものであまり心地よくないですし,電力の無駄遣いです(強: 1200W, 弱: 600W仕様です).そこで洗面所に何とかエアコンを付けてやろう考えました.

洗面所のエアコン取り付け予定箇所周辺.鏡の上の蛍光灯を撤去して取り付けスペースを確保する.右側はエアコン電源用ブレーカーボックス.

なかなか取り付ける場所がないのがですが,壁に取り付けた鏡の上の照明を撤去すれば付きそうです.寸法的にも大手のエアコンカタログ値と比較して何とかなりそうです.

鏡の上には新築時に付けた棒形の蛍光灯が付いています.家族に聞いたところ,鏡の上の蛍光灯は実は筆者以外は使っていないことが解りました😓 これを撤去して,代わりにLEDのブラケットライトが付けられないか考えています.

それからエアコンの電源なんですが,洗面所には分電盤がありますので,ブレーカー用の小箱を増設してそこからコンセントに配線すれば良いです.しかし有資格者とは言え工事経験のない筆者にはなかなかたいへんそうです.

昨年エアコン用電源の増設工事を専門業者に依頼したのですが,その際増設してもらったブレーカー用小箱は4スロットあってそのうち1つが空いているのです.たまたまなんですが,これが非常に塩梅良く,ブレーカーを1つ増設し,エアコン用のコンセントを1つ付けるだけで済みます.これなら経験がなくてもできそうです.

エアコン用のコンセントについては埋込型にするか露出形にするかちょっと迷っています.露出形にしておけばあとで埋込型にもできるので,今回は露出形にしようかなと考えています.

この工事はエアコン取り付け時に工事の業者さんに頼めば数千円のプラスでやってもらえるとは思いますが,せっかくなので自分でやってみることにします.

正式には「第二種電気工事士免状」というらしいですが, “免状” ではカードタイプの免許証を連想しにくいので, “免許証” で行きます.
2023年.
都合によりこのときの詳細は掲載していません.
厳密にはまだですが😓