直管蛍光灯の手元灯をLEDに

わが家は築35年を超えています.新築時に住宅メーカーがほとんどの照明を無料サービスで付けてくれました.それは助かりましたが,まあ無料サービスなのであまり良い品ではないし,長い年月を経ていますのでほとんどが新しいものに替えられています.よく使う照明は2回交換してLEDになっています.

その中でもいくつかはまだ新築時のサービス品が活躍しています.台所の手元灯と洗面所の鏡の上の照明で,どちらも直管蛍光灯が付いています.いずれも第二種電気工事士を取ったら交換するつもりでいました.

台所の手元灯である20Wの蛍光管をLEDに交換すべく,数日前にオーダーした直管20W型のLED照明が一昨日(2025年3月9日(日))届いたので交換しました.

この蛍光灯はラピッドスターターと言う電気素子がグローランプの代わりをするタイプです.それを切り離すためにも一旦照明器具を外さなければならないので蛍光管をはずし,金属はカバーをはずしたところ,ゴキブリの死骸がありました😓

めげずに電源をコネクターから抜こうとしたらうまく抜けないのでニッパで切りました.はずして広い場所でさらに解体すると,安定器とラピッドスターターが露わになりました.

蛍光灯のラピッドスターター(オレンジ色のラベルが貼ってある素子)

グローランプに相当するラピッドスターターは切り離せば良いのだろうと勝手に思い込んでつながっている3本の線を切断して切断部分をテーピングして元に組み直し,台所に取り付けました.

元々付いていたコネクターから切った銅線を取ろうと分解したところ,中身がはじけて組み直すことができなくなりました.そこでコネクターの使用はあきらめて,圧着スリーブで接続しました,

圧着スリーブで電源と接続(2回目の接続時の写真)このあとテーピングしてます,念のため.

完成!と喜んで,LEDランプを取り付けて電源スイッチを入れても点灯しません😓

LEDランプの箱の説明を読んだところ,グローの部分は開放でなく短絡しなければなりませんでした.やむなくもう一度はずして分解してラピッドスターター部分を短絡しました.

最初から箱に書いてある説明書をちゃんと読めばよかったと反省しています.

機器の改造だけだったら資格は要らないかなと思いましたが,プラグ・コンセント式でもローゼットでもない直付けなので有資格者じゃないと工事はNGだと思います.

何年先になるか分かりませんが台所はリフォームしたいのでそれまでこのまま使いたいと思います.

完成した様子.金属カバーがかなり錆びてきています.35年以上経つのでやむを得ません.

最初の電気工事

第二種電気工事士免状が届いたので,さっそく最初の工事をしました.

玄関ホール(以下「ホール」)の壁にコンセントがあるのですが,その前に大きく重い本棚を置いていて,ずいぶん年月が経ちました.昨年そのコンセントを確認したら差したままになっているテーブルタップのプラグにほこり(ほとんどワンコの毛😓)が積もっていて,湿気ればトラッキングを起こす状態になっていました.その時はテーブルタップをはずして,トラッキング防止のキャップを買ってきてはめておきました.

中身がびっしり詰まった本棚
応急措置としてトラッキング防止のキャップをはめる

今回はそのコンセントを撤去してパネルをはめ,その壁の裏側にあたる階段下の納戸(以下「納戸」)内にコンセントを移設することにしました.

実際にコンセントをはずして奥に向かって穴を開けてみると,納戸内に貫通せず,納戸と階段の隙間に出ました.何度か寸法を測ったつもりが20cmくらい違ってました😓

コードをホール側から納戸に通すのには,納戸側の隙間からホール側のコードを引き込まなければなりません.その作業には先日買ったファイバースコープが役に立ちました.

ビニール紐で輪を作ってホール側の穴に差し込み,納戸側の壁の隙間からファイバースコープの引っかけるアタッチメントに引っかけて引き出すという作業をしました.まるでなんかの罰ゲームのようです.

10分〜15分くらい,安物のファイバースコープのコードを曲げたり伸ばしたり押したり引いたり格闘してようやくビニール紐の輪を捉えることができました.

ビニール紐の輪をファイバースコープのアタッチメントに引っかけて引き出したところ.

これでめでたしかと思ったら,ホール側の壁にあけた穴が小さすぎてVVFケーブルがうまく通ってくれませんでした.やむなく穴を広げ直してから2度目の罰ゲームですが,2度目はなんと1回で引っかけられました.運が良いのか学習効果なのかよく解りません

なお,納戸左奥の角に空いた隙間はイエネズミが侵入したときに開けられたものです.新築後数年のことですから30年以上前になります.ふさいでもどうせ次のネズミに穴を開けられると踏んでそのままにしています.実際その隙間を通って納戸の奥に置いた毒餌をその後も複数のイエネズミが喰ってますから,隙間から入るように誘導しているともいえます.

続いて納戸側の作業ですが,できれば埋め込みコンセントにしたかったのですが,壁の裏側の隙間があまり大きくなく,埋め込みコンセントを付けるのは不可能な上,VVFケーブルを通すのも難儀すると判断して,露出コンセントに露出配線とすることにしました.

昼食休憩の後にホームセンターに2個口の露出コンセントを購入してきて取り付けましたが,ここで試験対策としてさんざん練習した “の” の字曲げの出番です.それが,ちっともうまくいかなくて,失敗した部分を切りながら3回目でようやくまずまずの “の” の字ができました.

3回目でまあなんとか使える “の” の字に.受験勉強中は一発でもっとうまく(銅線の先端が−の根元にほとんど付くような状態に)できました.

その他,差し込みコネクタに接続する線をむく長さとかもすっかり忘れてしまいました.やはり受験勉強は身につきません😓 それでも最終的には目的にかなう状態になりました.

納戸側の配線.ネズ公の穴をそのまま利用.
これでトラッキングの心配が無くなったホール側の元コンセント.パネルの裏に差し込みコネクターで結線しているので,また必要になればここにコンセントを付けられます.

今回の作業で一番大変だったのは,むしろ本棚の中身を出すことと,元通りに戻すことでした.なかなか緻密に詰め込まれていたので,元に戻すときにかなりの本が入らず苦労しました.

後日,もう動かすことのないであろう重い本棚に転倒防止のつっかえ棒を取り付けました.

たぶん両方だと思います.

電気工事士としての最初の作業

令和6年度後期の第二種電気工事士の試験に合格して,免許の申請をしました.ChatGPTに聞いたら本県では通常5日〜1週間で免許証が届くが,混雑時には2週間程度かかることもある,とのことです.合格通知が届いた翌日に申請したのでまさに混雑時に掛かってしまったとは思いますが既に2週間経過しているので待ち遠しさを通り越して少々いらいらしています.

それでも免許証がなくても計画や部材の発注・購入はできますので,いくつか頭にあるものを具体的に考えていくことにします.

納戸内へのコンセント移設

これはかなり昔から考えていることです.わが家の階段下には納戸があります.中に照明がなく使いにくいのと,イエネズミがわが家に侵入した場合ここに入ってくる確率が非常に高いという事情があります.イエネズミ対策に納戸の一番奥に毒餌を置いています.これがなかなか効果的で,これまで侵入した多くのイエネズミがこの餌で退治できています.

ただし,一番最近侵入したイエネズミはここには来ないで,給湯機のリモコンの配線を3回もかじって切断しやがりました

それでも他は必ず納戸の餌を食べてくれるのでその後も納戸に餌を置き,ネズ公が喰って減ったら補充(あるいはかびたら交換)をしています.

一方玄関ではここ数年ATOM Techの監視カメラを使用していて,3年前に新しいのと交換して1台が余りました.それを納戸において餌を撮影するようにしています.ただ,電源がないので,朝夕モバイルバッテリーを交換しています.

もう一つ事情があり,その納戸の外側である玄関ホールにコンセントがあるのですが,長い年月その前に書棚を置いていて事実上使えません.そのコンセントを昨年確認したらほこりがたっぷり付いていて,トラッキングによる火災が起きても仕方が無い状況になっていました.記事に書いてありますが,その時はホームセンターでコンセントをふさぐ栓を買ってきて処置しました.

以上から現在考えているのは,

  • 玄関ホール側のコンセントは撤去してパネルをはめておく
  • その裏側である納戸内にコンセントを移設する
  • 納戸内にはUSBリモート電源を備えて,監視カメラの電源リセットができるようにする

です.3番目は電気工事士とは関係ないですが,監視カメラがWi-Fiとつながらなくなる,FTPサーバーがこける,などの事象を起こし,電源リセットする必要があるので,Raspberry Pi 3とともに設置してリモートで電源のOn / Offができるようにします.

洗面所にエアコン専用電源コンセントを設置

冬の間,入浴のための脱衣所になる洗面所は,とにかく寒いです.夏も暑いですが,特に冬の寒さは健康に良くないので,現在はセラミックファンヒーターを使っています.

しかし,セラミックファンヒーターは部屋全体を暖めるのではなく出てくる温風を体の一部で受ける様なものであまり心地よくないですし,電力の無駄遣いです(強: 1200W, 弱: 600W仕様です).そこで洗面所に何とかエアコンを付けてやろう考えました.

洗面所のエアコン取り付け予定箇所周辺.鏡の上の蛍光灯を撤去して取り付けスペースを確保する.右側はエアコン電源用ブレーカーボックス.

なかなか取り付ける場所がないのがですが,壁に取り付けた鏡の上の照明を撤去すれば付きそうです.寸法的にも大手のエアコンカタログ値と比較して何とかなりそうです.

鏡の上には新築時に付けた棒形の蛍光灯が付いています.家族に聞いたところ,鏡の上の蛍光灯は実は筆者以外は使っていないことが解りました😓 これを撤去して,代わりにLEDのブラケットライトが付けられないか考えています.

それからエアコンの電源なんですが,洗面所には分電盤がありますので,ブレーカー用の小箱を増設してそこからコンセントに配線すれば良いです.しかし有資格者とは言え工事経験のない筆者にはなかなかたいへんそうです.

昨年エアコン用電源の増設工事を専門業者に依頼したのですが,その際増設してもらったブレーカー用小箱は4スロットあってそのうち1つが空いているのです.たまたまなんですが,これが非常に塩梅良く,ブレーカーを1つ増設し,エアコン用のコンセントを1つ付けるだけで済みます.これなら経験がなくてもできそうです.

エアコン用のコンセントについては埋込型にするか露出形にするかちょっと迷っています.露出形にしておけばあとで埋込型にもできるので,今回は露出形にしようかなと考えています.

この工事はエアコン取り付け時に工事の業者さんに頼めば数千円のプラスでやってもらえるとは思いますが,せっかくなので自分でやってみることにします.

正式には「第二種電気工事士免状」というらしいですが, “免状” ではカードタイプの免許証を連想しにくいので, “免許証” で行きます.
2023年.
都合によりこのときの詳細は掲載していません.
厳密にはまだですが😓

第二種電気工事士試験合格しました

大学の研究室の “シニア同窓会” があり,この10年ほど毎年参加しています(この5年くらいはオンライン参加).そこで割と繰り返して話題になるのが表記第二種電気工事士の資格取得です.

自分より何年か先輩たちでこれまで3人くらい取ったという話を聞いた記憶があります.電気系の研究室なので,現役時代にもっと上の資格を取った人もいますが,そんなに電力施設の現場でバリバリだった人は多くありません.リタイア後に資格を取得した理由は実家(古民家のような旧家)の電気配線のメンテのためというのが複数人だったと思います.

わが家は旧家や古民家ではありませんが,築35年を超え旧(ふる)い家であることは間違いありません.新築当時とは家族構成・生活様態も変わり元々の意図したとおりに使用している部屋はほとんど無いです.

それでしばしば電気工事の必要性が生じますが,これまでは基本的にがまんしてました(エアコンの電源に関しては専門業者に工事を依頼して増設しました).

そんなわけで潜在的にいろいろ工事の必要性は感じていて,先輩たちの話を聞いて自分も資格を取ってみようと考えました.

ところが新型コロナです.3年控えましたが,そろそろだろうと昨年,令和6年度下期日程の試験に申し込みました.

そして昨年10月の学科試験,12月の技能試験を受け本日合格がオンライン検索で確認できました.

受験記を地元の無線クラブの会報に寄稿予定なので,詳しい話は会報を(部内)公開したあとでBLOG向きに修正して掲載するつもりです.

この結果を受けて,今年の目標はPlan Aで行くことになりました.こちらも近日公開したいです.

追記

2025年2月21日に免許が届きました.

定年の数年前くらいから参加資格?あり😓
正式には「第二種電気工事士免状」