Venturaの写真で位置情報が編集できぬ問題の対処

注意(2023/1/4追記): 本件,macOS 13.1では解消されています.

macOS付属の画像アルバムソフト「写真」ですが,以前から新しく登録した写真の位置情報が, “位置情報を検索中…” のままになることがあります.

たいていは時間がたつと,地名が表示されるようになり,ピンの位置を動かすことができる(位置情報を編集できる)ようになります.

ところがmacOS 13.0 Venturaの「写真」 8.0 で,この症状が悪化しました.いつまで経っても “位置情報を検索中…” のままです.

まあ,バグということになりますが,workaroundを見つけました.

位置情報を編集したい写真を選び(複数も可),メニューのイメージ > 位置情報 > 位置情報を非表示を選びます.このあと,イメージ > 位置情報 を選ぶと, “位置情報を元に戻す” が有効になっているので選びます.

あとは,ピンを移動しても良いし,位置情報の所に文字で住所を入れてセットもできます.

追記(2022/11/07)

ピンによる設定でなくて,住所を文字入力する場合は,メニューのイメージ > 位置情報 > 位置情報を非表示を選べば位置の情報を入力できるようになります.

Venturaの不具合 (2)

macOS 13 VenturaではWacomタブレットのドライバーが対応していない他,ログインする度に,「バックグラウンド項目 “VMWare Inc.”を追加しました」という通知が出ます.消しゃ良いだけの話ですが,あんまりうれしくありません.VMWare以外にもいろいろある様なので,次のbugfixで直るんじゃないかと思います.

もう一点,これはより深刻かもしれません.MacPortsは動いているmacOSを選り好みすることは前から解っていて,今回もmacOS 13用のinstallerをダウンロードして既存のインストール状態に上書きインストールをかけました.このあと

port slefupdate

は成功しましたが,

port upgrade outdated

では,Xcodeが14.1でなければならないのに14.0.1だよとメッセージが出て何にもしてくれません.

ところがどっこい,14.1というのは,まだRC2で正式リリースはされていません.それでも,ここまで来ちゃったからしょうがないので,RC2をダウンロードしてインストールを試みました.また,正式版と違って “xip” なんていう拡張子です.

ダブルクリックすると “Xcode.app” がちゃんとできます.けっこう時間がかかって,はじめてCPUの占有率が1000%を越えるのを見ました(定常的ではなくて数回でしたが).展開が終わったら,/Applicationsの古いXcode.appと差し替えて一度起動して落ち着いてから再度,

port upgrade outdated

を実行したらすすみました.今,いつまでかかるか解らないのを待ちながらこの記事の追記をしていました.

root権限にて.以下同じ.
AUHelperServiceというタスクです.ハードウェアは6-core 12-threadのMac miniです.

Ventura (macOS 13) でひどい目に

macOS 13 Venturaがリリースされたので,試しにMacbookでupgradeをかけました.もちろん,これまでupgradeではさんざんひどい目に遭ってきたので,直前にディスクをクローニングしました.

新OS Ventura (macOS 13)で最初に起動したとき,いつものupgrade直後のようにいくつかの拡張機能がはじかれました.

それとは別に,ATOKのなんとかかんとかが使えない旨のメッセージが出ます.仕方ないので,環境設定のキーボード設定からmacOSお仕着せの日本語入力に切り替え,ATOKのサイトに行ったら,macOS 13用のupdateがありました.ATOKのメニューからupdateはできないのでインストーラーをダウンロードしてインストールしたら問題なくATOKが使える様になりました.

Mac miniではMacbookの失敗を踏まえて,まずATOKのメニューからupdateをかけました.その後Venturaにupgradeしましたが,いくつかの機能拡張が使えないに加えてWACOMのなんとかかんとかが使用できない旨のダイアログが出て,OKを押しても繰り返し出ます.

仕方ないので当該のソフトを削除したら,ダイアログの無限ループは収まりましたが,当然WACOMタブレットは使えません.

WACOMのサイトのドライバーのページを見ても,最終updateは2022年10月12日とかで,macOS 13については全く触れられていません

ということで,選択肢はしばらくタブレットを使わずにがまんするか,macOS 12に戻すかです.

Mac miniも当然upgrade直前の状態で外部ディスクにクローニングしてありますが,macOSは根性悪で,古いOSのインストーラーを起動することができません.しょうがないので,

に習って,起動用ドライブをUSBメモリーに作りました.しかし,KVMスイッチ経由でつないでいるキーボードのオプションキーを起動時に押しても効かず,内蔵SSDからVenturaが起動してしまいます

しばらくWACOMタブレットを使わないで耐えることにします.

それと,長年変更がなくすっかり慣れきってしまったシステム設定のUIガ変わって,慣れるのに時間がかかりそうです.

2022年10月27日(木)現在.
後でキーボードをMac miniに直接つないで,Optionキー押し下げにより起動ディスク選択画面が出ることを確認しました.
旧システム環境設定.

一時的にWebサーバー止まります

当Webサーバーを入れているケースのクーリングファンが止まってしまいました.他のケースと入れ替えるので,7月30日のいずれかの時間帯に30分程度停止します.

追記: 作業は既に完了

見込みの30分を少々超過しましたが,作業は既に完了しています.

2022年7月30日(土) 18:55 記

よくあるベアリングの不良と思われます.

仮想マシンもネットが速い

LinuxのKVM/QEMUはよくできた仮想マシン環境だと思います.仮想マシン(Manjaro AMD64のlibvirt / KVM / QEMUの環境)でiNoniusのスピードテストをすると,この結果です.ゲスト(仮想マシン)は,Ubuntu x86_64です.

一方,macOSのVMWare Fusionではこのスピードです.こちらもゲストはUbuntu X86_64です.

問題としては,どちらもIPv6に対応してない点です.これは,3年前までのIPv6環境でも認識していて,多少調べたり試したりしましたが,全く力及ばずでした.