mariaDBはバイナリーコピーでOK (Slackware 14.2へその5)

現在のx86 32bitサーバー(GW3)のmariaDBを止めて,rsyncで立ち上げ中のx86 64bitマシン(GW4)へコピーしたら,あっさり動きました.

動くのが確認できれば,動いて当たり前な気もしますが,architectureも違いますし,バージョンによるインコンパチもありますので,一安心というところです.

これまで確認したところでは,SASLはだめでした.

OpenLDAPのデータもrsyncでコピーしましたが,動作は確認していません.

次は,Webサーバー関係の移転・立ち上げです.難関はWordPressですね.

その後メール関係を整備できれば,ひとまず完成でしょう.

どのようにガチャッと切り替えるか,という最大の課題が残ってますが^^;

追記(2016/09/05)

Slackware64 14.2で稼働中のmariaDBのデータ(/var//lib/mysql以下)をrsyncによってSlackwareARM 14.2にコピーしても,パスワード認証を含めて,問題なくそのまま使えました.

64bit専用に(Slackware 14.2へその4)

AMD A6マシン(GW4)に, Slackware64 14.2をインストールし,日本語フォントを追加して,ユーザーのデータをコピーしました.

ユーザーのデータをコピーしましたが,これから作業をしているうちに,ずれてくるので,rsyncで同期させるbashスクリプトも作りました.

そして,現在の私にとっての三種の神器であるFirefox, ThunderbirdとFileZillaの64bit版,さらに,LibreOfficeもインストールして,普通のWSとしては十分使えるようになりました.この記事も,当該マシンから書いてます.

たいていのソフトは,64bit版が手に入るので,multilib化はしないことにしました.multilib化しない方がメンテ性もいいでしょう.

次は,いよいよmariaDBのデータ移転ですね.これも,bashスクリプトでrsyncを動かして,バイナリー転送でうまくいくのか,動作確認しておきます.うまくいくようであれば,最終的な段階で,rsyncして,up to dateにします.

それより先にwebサーバー関係かなぁ.

Kernel 4.2〜4.6の遅さは異常

たぶん,KernelのMLみてればわかるんでしょうけど^^;

4.2で,SSDのサポートが大幅に見直されて,TRIMが危険なドライブをブラックリスト化したというのは知っていますが,ブラックリストに入ってないと思われるSSDについても,4.1.xまでと比べて,ファイルの書き込み速度が異常に遅いです.

ここのところ,RAIDの組み替えや,バックアップ方法を模索していて,rsyncやcpioを頻繁に使い,数百GB規模のファイルのコピーをしています.どうも,お行儀よくIOライブラリを経由して書き込む,のが特別遅いようです.

例えば,新しく組み替えたRAIDのドライブに古いドライブから300GBほどのファイルのコピーを実施すると,4.1.xまでは30分程度で済むのですが,4.2〜4.6では,2日くらいかかります.

4.6に期待したのですがたいして速くなりませんでした.

解らないのは,1TBのSSDをアレーとしたRAIDの再構築(つまり,冗長ディスクに1TB全部書き込む)のは,従前どおり70分くらいで済みます.

GLibcを更新しないといけないとかなのかなぁ.かつて経験したことがありませんが,今回に限っては,Kernelだけ新しくしてもだめ,ということなのでしょうか.

しょうがないので,当分4.1.xにとどまります.さいわい,4.1.xはLongtermとなっています.

いや,分かんないだろう^^;
書き込み先が,SSDの場合.

昨夜寝ない(ウソ^^; )で確認したこと (UW IMAP + IPv6)

今使っているIMAPサーバー(IMAP daemon)は,UW IMAPという,それなりに有名なものです.Slackwareに普通に付いてきます.これのIPv6対応がなかなかうまくいきません.同サイトにある,このページを参考にあれこれやってみましたが,解決せずです.

inetdは,Slackwareに付属するinetdをSlackware-currentのソースからbuildしたものにupgradeして使っています.このページにもだめと書いてありますが,inetd.confに2行で,tcp(4), tcp6を記述してもだめです.1行で,tcp46としてもだめです.

inetdがタコなのかも知れないので,rsyncで試しました.rsyncでは,やはり記述は1行にして,

rsync   stream  tcp6   nowait  root   /usr/bin/rsync rsyncd --daemon

とすると,IPv4, IPv6どちらの接続も受け付けます.tcpのままだと,IPv4オンリーです.ということで,inetdは完璧ということが解りました

imapdもSlackware-currentのソースからbuildしたものと差し替えましたが,tcpでも,tcp4でも,tcp6でもtcp46でもNGです.

現在の心証としては,UW IMAPサーバーはIPv6対応していないのではないかということで,これは大変困った問題です.

追記

Wikipediaでは,UW IMAPのIPv6サポートは”?”となってます.誰もIPv6で使おうとしていないのか^^;

というか,そもそもたいした仕事をしてない^^;