設定ファイル類は,32bit時代のものをそのまま使ってしまうことが多いのですが,どうもIPv6関係がうまくいきません.
そもそも我が家の前サーバー(32bit)は,Slackware 14.0あたりだったものに,いろいろ手でソフトを加えたりupdate, upgradeしてきたもので,かなりぐちゃぐちゃになっていました.設定なども,「動けば良いのだ」が基本で,正攻法ではない部分も多くありました.
IPv6に関しても,Nuroからau光に切り替えた頃,あれこれ試行錯誤して,動いたところで使っていました.IPv6に関しては,Nuroのルーターが使いやすかったです.
Slackware 14.0時代は,起動すると自動的にIPv6のアドレスを得るのですが,数分すると,IPv6が無効化されてしまいました.それを避けるのに,システムの起動直後に,いったんifconfigでIPv6を無効にして,再度IPv6のアドレスを設定する必要がありました.
Slackware64 14.2では,そんなことをしなくても,起動後に得たIPv6アドレスが保持されて,問題なくIPv6で接続できます.
imapdに関しては,SlackBuildスクリプトにパッチ当てをしてbuildしなおすことでまったく問題ありません.
Apache httpdに関しては,32bit時代に動いていた設定そのままで動かしていたのですが,IPv6でつながったり,つながらなかったり,まったく因果関係が解りませんでした.
ところが,昨日辺りからはまったくつながらなくなりました.So-netのルーターがまた何かやってくれたのかなといろいろ設定を変えてみましたが,改善なしで,まったく出来の悪いルーターだなぁと憤懣やるかたなしでしたが,結果的にはルーターは無実でした^^;
結論的には,httpd.confに
Listen [::]:80
Listen 0.0.0.0:80
と明示することで,安定してIPv6でつながるようになりました.
後の注: libvirtdが起動するときにネットの設定をしますが,そのことでkernelがルーターモードと判断して,自動取得したIPv6アドレスを放棄するものと推測されます.
後の注: この時点で,libvirtdがインストールされてなかったので,自動取得のIPv6アドレスが保持されたものと推測されます.
httpd-ssl.confにも,
Listen [::]:443
Listen 0.0.0.0:443
とします.