Zope復活(ただし非公開)

当サイト,もとはといえば,職場のサイトに間借りして,HTMLで書いてました.1996年3月〜1997年6月のオーストラリアに出張中には,あちらから生存証明代わりに書いていました.ですから,それより少し前,1995年頃から個人のページを立ち上げたのだと思います.

当時はインターネットは一般的ではなく,今後どう発展・展開していくかもよく解らない状況でした.オーストラリア出張では生活全般も含めてある意味「業務」の一環ということで,それを紹介することについて公私混同などという人もいませんでした.

The Way Back Machineにアーカイブされている,当時のページ
The Way Back Machineにアーカイブされている,当時のページ

帰国後,すぐにISDNを開通させ,後に光ファイバーを導入しました

光ファイバーで常時接続になるまでの間,プライベートな内容は,無線クラブのメンバーが,個人的に立ち上げているサーバーに移したか,職場のサーバーと併用していたのではないかと思います.

光ファイバーで常時接続になった2002年頃,自宅サーバーにプライベートな内容を移したと思われます.引き続き,何かのオーサリングソフトを使ったり,直接HTMLを書いたり修正したりしていたのだと思いますが,BLOGが流行し始め,Web-UIベースのソフトを探しました.

当時はあまり良いのが見つからなくて,BLOGだけでなく,汎用のサイトが運用できるWikiにすることにしまた.しかし,日本語が使えるWikiはまだそう多くなく,吟味した結果PukiWikiにしました.開発者が一時期いなくなったような,先行きどうなるのか不安な状況が続きましたが,今も使用しているんですから,この選択は正解だったと思います.

それまでのHTMLで書いたページの一部をWikiに手作業で移植したようです.実は現在も自分用クラウドとして,PukiWikiは使用しています(非公開).

しばらくPukiWikiでBLOG的なこともやっていましたが,いろいろあとから新しいものが出てきて,BLOGはBLOG用のソフトでやろうと探しました.結局,ZopeベースのCOREBlogにしました.今残っている最古のエントリーは,2005年3月のものです.

現存する最古のCOREBlogの記事
現存する最古のCOREBlogの記事

後にPloneベースのCOREBlog2にしました.このときは,旧COREBlogのデータを移転できるツールも用意されていたので,だいたい移転できましたが,一部古いものを失ってしまったと記憶しています.最古のBLOGエントリーは2005年3月よりも古い可能性があります

COREBlogを使う頃の最大の難題は,CMSと呼ばれるPloneやZopeの本体が日本語を含む多言語の検索をサポートしていないことだったと思います.Zopeにはmojixさんが開発したMecab splitterというソフトを組み込んで,日本語検索機能を実現できました.

COREBlog2は,2013年4月まで使用していましたから,COREBlogと合わせて少なくとも8年間使用していたことになります.素晴らしいソフトを公開してくださった作者の柴田さんに感謝しています.

2013年から現在使用しているWordPressに移り,早くも3年が経ちました.

COREBlog(1〜2)は長きにわたって使用したので,個人的ないろいろな記録が残っていますから,2013年に非公開にしてからも,自分用のデータベースとして利用してきました.しかし,今回のSlackware 64bit 14.2へのupgradeで,当時のZopeを動かすための古い動作環境を復活できませんでした.

インストールに難航が予想されたKVMは案外あっさり動いたので,そこで旧サーバーをまるごと動かすことにしました.Apache httpdのProxy機能,ZopeのVirtual Host Root機能を使って,KVMのホストのhttpd経由でKVMゲストの旧サーバー環境の仮想マシンにアクセスできるようにしました.

非公開として,自分用のリファレンス・データベースとして活用していくつもりです.

最初に引いた光ファイバーは10Mbpsで,いつだったか記録は残っていません.2005年に100Mbpsにupgradeしています.そのことと,残存しているファイルなどから,自宅にサーバーを立ち上げたのは,2002年前後ではないかと推測されます.
その後,残骸^^; をいろいろ調べてみましたが,WikiやHTMLのBLOG的な記事ではなく,BLOG用として開発されたソフトに書いた記事としては,この記事が一番古いようです.
厳密には日本語を高精度で単語単位に分割する機能がなかった.
自前の検索エンジンが機能しないと,個人用のデータベースの役目を果たせません.
このZopeのVirtual Host Root機能は素晴らしい機能で,他のCMSでも採用して欲しいと思っています.

Zope移植はあきらめ

ZopeはPythonで動きますが,それぞれのZopeのバージョンが,Pythonのバージョンを細かく指定していて,パッチレベルが合わなくても警告が出ます.マイナーバージョンが違ったら動いてくれません.

旧サーバーで動いていたZopeは,Python 2.3.6で動いていたようです.そこで,Python 2.3.6のbuildを試みましたが,GCC 5.3 x86_64版では全く話しにならないようです.

私としてもZopeの中身は,時々参照する程度でいいので,残してある旧サーバーのディスクイメージをKVMで動かして必要な時に見る,ということにします.

システム切り替え完了(Slackware 14.2へその8)

オオカミ少年と呼ばれる前に,断行しました^^;

Slackware64 Version 14.2で稼働しています.

WordPressは,事前の確認も済んでいたので,ちゃんと動きました.

今回,悩んだのはbindでした.他にも,imapdで若干の手直しが必要でした.

まだ,Netatalk, Sambaの設定はしていません.これらは,追々進めようと思います.その後,DX spider, KVM/QEMUと,道は長いです^^;;

7月24日(日)の切り替えは延期(Slackware 14.2へその7)

残念ながら,まだ旧システムです^^;

システムの切り替え後のトラブルシュートや,時間をおかずに設定・確認しなければならないサービス類の対応をする「気力」が出なかったので,切り替えをしませんでした.

一つ思いついた,imapdのIPv6対応化だけしておきました.

トラブルは事前に分からないからこそトラブルな訳ですが,起動後すぐに設定しなければいけないと想定しているのはメールの出入り(sendmailとimapd周り)です.

あとは,ほどなく確認しなければいけないのは,cron関係,非公開のWiki類の整備,Netatalk, Sambaの確認くらいかな.NFSはもう使ってないし.

以下,もう完全に自分のメモですが,事前に設定すべきものとして,IPv4, IPv6のIPフィルタがありました.あとは,どうでも良いもの,として,smartd, logwatch, なんかありますね.

他は,Zope, Retrospectのクライアントかな.Zopeに関しては,もう動かないかも知れません.

そして,落ち着いたところで,KVM/QEMU.

こうやって数え上げていくと,なかなか重荷で,それを跳ね返す気力はいつ出るかな^^;

ノウハウなどのクラウド的なメモとして使ってます.

既有で行きます (Slackware 14.2へその3)

新しいPCを買うのが,気分的には刺激になってと思いましたが,Windows 7を10に上げたマシンがほとんど利用されていないので,新し味がないのですが,このマシンのWindowsのディスクを外して,空きディスクをつないで,Slackware64をインストールすることにしました.無駄なPC増やしてもしょうがないし.

このマシンは,廃業してしまったクレバリーから2012年始めに買った,AMD A6 (4-core)という,今どき的には珍しいCPUを使ったマシンです(以下,「GW4」と呼びます).Linuxのx68 64bitサポートは,AMD64で本格化したので,その点の問題はありません.Slackware64も,元はSlamd64という,AMD64にSlackwareを対応されるプライベートなプロジェクトが起源です.

昨日の午後に思い立ち,ディスクのつなぎ替えをし,Slackware64 14.2のISOイメージをUSBメモリーにコピーし始めましたが,途中で違うイメージをコピーしていることに気がつきました.このddによるコピーはものすごい時間がかかりますので,かなりの時間を無駄にしてしまいました.夜寝る前にもう一度コピーを仕掛けて寝ました.

さすがに今朝起きたらUSBメモリーへのコピーは完了していたので,起き抜けにGW4に,Slackware64 14.2をインストールしてみました.

空ディスクが,以前GW3で使っていたRAIDの片割れで,setup用のkernelが勝手にmd0, md1を認識していたのを無視してインストールしたら失敗しました^^;

mdadmでmd0, md1を止めてからインストールしなおしたら,難なくブートし,X.org + KDEが起動するところまで確認できました.

あとは,日本語化して,ユーザーのデータをコピーして,サーバー関係をセットアップして,データベースを引っ越して,WikiとWordPressを引っ越して,KVM/QEMUをインストールすれば完了かな^^;

付けたままでもSlackwareのインストールはできますが,今後の作業というか,話を簡単にするため,外しました.作業が終わったら,元に戻すまでです.
もはやGateway機能は持たせませんが,現在のサーバーの通称がGW3なので,それを継承します.