MariaDBメモ

LAN内のクライアントからつながらない場合,まず,mysqldのポートを調べてみる.ホストマシンからmysqlにログインして,

show variables like 'port';

をするか,phpMyAdminで,Variablesタブを押して,portが”3306″ならば,ネット越しに接続できるはず.”0″ならば,起動オプションに–skip-networkingが着いている可能性が高いので,起動スクリプトを確認する.

ネット検索すると,my.cnf (my.ini)にポートの設定を記述せよという,少なくともSlackware(64) 14.2には的外れな情報が多いのでメモっときます.

ip6tablesスクリプト改訂

IPv6に関しては,なかなか解らなかったんですが,ip6tablesの設定がようやく,IPv4用のiptablesと対応させてできるようになりました.意図して設定すると,その通りの挙動になることが確認できました.

これまでは,so-netのルーターで,必要なサービスだけを通るようにして,サーバー(このBLOGのホスト)側では,全部OKにしていました.

今回,so-netのルーターでは,宛先IPアドレスがサーバーと一致すれば全部通すようにしました.フィルタリングはサーバーのほうでしています.IPv4と同じ運用です.

so-netのルーターは,20しかフィルタの設定ができないし,複数の設定の保存とか,融通も利きませんから,こういう形に持ってこようと考えてはいました.

SFTPでコマンドラインからは繋がるけどDolphin/KonquerorはNG

Shellから,ssh,sftpのコマンドでつながるサイトに,DolphinとKonquerorといった,KDE 4.x.のアプリケーションから,URLをsftp://xxxと指定するとエラーが出てつながらない.

Known issueだそうです.

Gussさん,jjesseさんに感謝.

万一のリンク切れに備えて,Gussさんの回答を引用します.

ssh-keygen -f "$HOME/.ssh/known_hosts" -R server
ssh -o HostKeyAlgorithms=ssh-rsa user@server

serverは実際につなぐサーバーのFQDNに, userはそのアカウントにそれぞれ変えます.

Slackware 14.2化完了

概ね,従前のサービス関係は動くようになり,今回のSlackware64 14.2への移行は終了と言えます.

体感速度はアップしましたが,32bit Kernelは,4.2.xから異常にディスクIOが遅くなったので,それとの比較はあまりフェアじゃない気もします.

そのSATA周りの刷新の影響は64bit Kernelにもあるようで,ヘビーなディスクIOがあるとき,マウスポインターの動きが悪くなるなど,4.1.x以前ではあまり経験のないことが,今もあります.

インストールに関係して,ディスク関係のエラーがよく起きました.なんかそのSATA関係引きずっているような.RAIDでもトラブルがありました.32bitのほうが枯れていることは間違いないです.

まあ,基本的なライブラリー類がup to dateになり,ディスクの容量だけ占めている残渣がなくなったと言うことだけでもよしとしましょう.

自分向けに今後の課題をメモっときます.いずれも,自分用の過去のデータベース・メモ用で,自分にとっても重要度はあまり高くありません.

  • Zope/Ploneによる旧BLOG
  • PukiWikiの日本語インデックス

復旧しても,公開はしません.

Slackwareでもパッケージマネージャーあり,それを使えば,旧バージョンの残骸は残りませんが,自分でソースからbuildした場合,make uninstallがないパッケージでは,古いライブラリーが残ったままになります.

Submission port (587)へのIPv6アクセス (Slackware 14.2へその13)

これは,Slackware 14.2のupgradeに直接関する問題ではなくて,IPv6化したあとの5か月越しの懸案でした.わが家のsendmailへ,IPv6ではsubmission port (587)へ接続できないのです.

lsof -i | grep sendmail
sendmail  29512   root    4u  IPv6 1301137      0t0  TCP *:smtp (LISTEN)
sendmail  29512   root    5u  IPv6 1301138      0t0  TCP *:smtps (LISTEN)
sendmail  29512   root    6u  IPv4 1301139      0t0  TCP *:submission (LISTEN)

てな具合です.そこで,ネット検索結果を参考に,sendmail.mcに,

DAEMON_OPTIONS(`Port=submission, Name=MSA, M=Ea, Family=inet6')dnl

と加えて,なんやかんやしてsendmailをリスタートすると,

opendaemonsocket: daemon MSA: cannot listen: Address already in use

てな,エラーが出続けます.

想像するに,既に,IPv4オンリーでMSAが立ち上がったあとで,IPv6オプションを明示したMSAをもう一度立ち上げようとしている(あるいはその逆の順番)ことは解ります.だから,勝手に立ち上がるMSAを止めたい.

いつもながら,解ってしまえば簡単なことなんです.次のようなFEATURE文を一行書くだけです

FEATURE(`no_default_msa')dnl

無事動くようになりましたとさ.

sendmail  29792   root    4u  IPv6 1212952      0t0  TCP *:smtp (LISTEN)
sendmail  29792   root    5u  IPv6 1212953      0t0  TCP *:smtps (LISTEN)
sendmail  29792   root    6u  IPv6 1212954      0t0  TCP *:submission (LISTEN)

めでたしめでたし.

もちろん,上記のDAEMON_OPTIONS…も必要です.