Raspberry PiにKDEは無理だった^^; (2)

若干の写真など.Raspberry Pi Model Bです.

スティル写真だと,まともにKDEが起動している感じですが,起動からここまで10分ほどかかってます.IMG_4358

デスクトップが表示されて,Konsoleを立ち上げてtopを実行してみると,バックグラウンド処理が多くて,過重負荷状態^^;;IMG_4359

Konquerorで,当サイトを表示.1920×1200が表示されるのは賞賛に値します.ここまで起動から約20分^^;IMG_4361

いっぽうのRaspbian.GUIのデスクトップが表示された時点で余計なバックグラウンド処理がないのがいいです.IMG_4363

しかし,Webブラウザーの起動の遅さは,KDEのKonquerorと大差ないです.日本語フォントをインストールしてないので,読めません^^;;IMG_4364

これは,QEMUで動いているSlackwareARM 14.2.解像度は1024×768のみ.slackwareARMsystemsettings

Raspberry PiにKDEは無理だった^^;

最近,少々取り組んでいるのは,Raspberry Piで家庭用サーバーが構築できないか,ということです.

Raspberry Piに限らず,CPUにARMを使うマシンで,サーバーを構築できれば,家庭用サーバーとしては,能力的にも消費電力的にもちょうどいいのかなと思った次第です.

もちろん,x86系の省エネCPUを使うという手がないではありませんが,単に今動かしているサーバーをスペックダウンさせるだけ,ということになって,全然面白みがありません.

手持ちのRaspberry Pi Model B (1x CPU, 512MB RAM)で,Raspbianを動かすのは成功してます.まあ,Lチカみたいなもんですね.

ですが,Debianはほとんど利用経験がないので,自分のホームグラウンドに引きずり込むということで,SlackwareARMのインストールを試みてみました.

サーバーにGUIは関係ない,と長年考えていたのですが,KDEがちゃんと動くと,それはそれで,サーバーの管理も楽ですし,兼用Workstationとしても,メール,Webの閲覧,記事の更新くらいは遜色なくできて,非常に便利です

ということで,せっかくSlackwareARMに,KDEのフルセットがついていますから,KDEをインストールして試してみました.

最初は,QEMUのARMエミュレーターで試しました.結論的には全く使い物になりません.主記憶を256MB以下にすると,KDEのデスクトップが表示されません.2〜3日放っておけば表示されるのかもしれませんが^^;

512MB, 1024MBにすると,まあなんとか動きますが,それでもデスクトップが落ち着くまでに耐えられないほど時間がかかり,落ち着いてからStartボタンを押して,それからメニューが表示されるまでに数分という,なんのためにStartボタンを押したか,きれいサッパリ忘れるのに十分な時間を要します.

ネット検索の結果,Raspberry Pi Model Bだと,QEMUよりは速いという情報を得たので^^; 実機で試しましたが,こちらも,とてもじゃないけど使えません.そもそも,重量級のKDEは,ARMで動かそうなんてことは全く考えて作られてはないのでしょうね.

選択肢としては,xfceを使うことになると思いますが,KDEを使わないのでは,Slackwareにする意味があまりないようにも思います.まあ,そもそもGUIはあきらめたほうがいいということなのかもしれません.

とりあえず,xfceは動くようにするものの,他のマシンからsshで接続してCUIで設定するということにしてみます.

次は,ルートドライブをUSB接続のSSDにして,ブートさせて,webサーバーなどとして使い物になるか試してみます.

追記

Raspberry Pi 3にSlackwareARM 14.2をインストールしたところ,KDEはまあなんとか使えます.

写真や音楽の管理,Google Drive, iCloudとの連携は,スマートにはできませんが.

SFTPでコマンドラインからは繋がるけどDolphin/KonquerorはNG

Shellから,ssh,sftpのコマンドでつながるサイトに,DolphinとKonquerorといった,KDE 4.x.のアプリケーションから,URLをsftp://xxxと指定するとエラーが出てつながらない.

Known issueだそうです.

Gussさん,jjesseさんに感謝.

万一のリンク切れに備えて,Gussさんの回答を引用します.

ssh-keygen -f "$HOME/.ssh/known_hosts" -R server
ssh -o HostKeyAlgorithms=ssh-rsa user@server

serverは実際につなぐサーバーのFQDNに, userはそのアカウントにそれぞれ変えます.

実機2台要るか^^; (Slackware 14.2へその2)

せっかくの3連休,午前中は畑仕事をして,午後は昼寝をして,夜はSlackwareのupgradeの下準備を始めたところです.

これまで,システムに,クリーンインストールによるupgradeを施す場合,ディスクの中身を別のディスクにクローニングして,元ディスクをフォーマットしてクリーンインストールをし,終了後,クローンしたディスクを適当なところにマウントして,データや設定値をコピーしたり参照しながら,システムを再構築していきました.

データで一番やっかいなのは,DB関係ですね.実用的に使っているのはmariaDB (かつてはMySQL)とopenLDAPです.

かつての引っ越しではこれらのデータは,そのまんま新しいディスクの所定の場所にがちゃんと^^; コピーするだけで使えました.

とはいえ,薦められた方法じゃありませんから,いざという時のためにテキストにダンプしてから引っ越すようにしています.特に今回,32bitから64bitへの移行なので,バイナリーのデータが流用できるかという不安もあります.

テキストダンプもOpenLDAPならまだたいしたことありませんがmariaDBに関しては,WordPressを使い始めた関係で,かなりのサイズになっています.他にサイズは小さいけど,自分にとっては,絶対に消失・破損してはならない無線のデータベースもあります.

ということで,実機1台でのupgradeははなはだ自信がなくなってしまいました^^; 実機を新旧2台動かした状態で引っ越したほうが無難そうです.

Slackware 14.2

もう,終わってしまったかと心配していたSlackwareの新しいバージョン14.2が,2年半ぶりにリリースされました.

インストールできる実機がないので,64bit版のほうを仮想マシンとしてインストールして,いじり始めています.

KDEが4 (4.14)なので,全然新しい印象を受けません^^;

とりあえずの目標はmultilib化するところまでです.