ISDNよさようなら

わが家がISDNを引いたのは、シドニーから帰国した1997年の秋でした。以来18年間、使ってきたわけですが、2002年頃に光ファイバー(10Mbps)を引いたので、デジタル回線として活躍したのは5年ほどで、以降は事実上アナログ専用となりました。

それでも、あえてISDNのままにしていたのは、

  1. 通信の秘匿性
  2. 2番号(FAX専用番号)
  3. syslog
  4. 迷惑電話拒否

の4つの積極的な理由がありました。ISDNは暗号化したデジタル回線なので、電話線に盗聴装置を付けても通話内容を盗聴することはできません。一時期「町中盗聴器だらけ」っていうような番組をよくやっていて、それなりの危機感はありました。もっとも、室内の音を拾うような盗聴をされてしまったら、どうしようもありませんが。

また、一時期はFAXをかなり頻繁に使っていました。オプションで2番号にして(iナンバー)、片方をFAX専用にして便利に使っていました。それも、mgetty+sendfaxについていたスクリプトを改良して、FAXを着信すると、

  1. Fax modemがmgettyによってG3を受信する
  2. G3をpbmという形式に変換する
  3. pbmをpngに変換する
  4. pngをpdfに変換する
  5. pdfをmime化する
  6. sendmailで妻と私のメールアドレスに送る

という、アクロバティックなオン・ザ・フライ変換をして自動的にメールとして受け取っていました。

最近になって、どうもFAXの発着信がうまくいかなくなりました。調べてみると、FAX用に使用していたISDN-TAの寿命が来たようで、アナログポートががさがさノイズを出します。

3番目のメリットですが、ISDN-TA(MN128SL11)が、syslogに対応していたことです。リモートのサーバーにログをはき出せますので、そこから電話番号等の情報を取り出して表示するというというスクリプトを作って、家庭内からも外からも電話の発着履歴が確認できるようにしていました。

20151105mn128

そして、迷惑電話対策ですが、着信拒否として登録した番号に対しては、「話中」を返すので、違和感なく着信の拒否ができました。アナログ専用となり、FAXもほとんど使わなくなってからは、この機能が一番ありがたかったです。

NTTの言うところのINS64.

使わないにも程がある

ということで,今月からIIJ mioのファミリーシェアにしました.しかし,4日経っての使用実績は,

20151105-IIJmio

このような状況です.わすが28MBしか使っていません.このペースでは,月間で210MBしか使わない見込みです^^;

 

昼飯3回分捨てさせられる(電話加入権の闇)

いろいろあって,光電話に申し込んでからなかなか光に切り替わりません^^; 問題は一応解決したので,あとは,待つしかありません.

その待っている間に,NTTの加入権を解約してしまいたいと思って,いろいろ確認してみました.解約すれば,加入権は残らないけど手数料はただ.解約しない場合は休止となり,加入権が残るけど,工事費として2000円+税を取られる.

今日的に,電話の加入権ってそもそも要りませんし,今回残したところで,何年かしたら自動的に無効になります.要らない上に,現在,親の分が2つもある^^; 3つも持ってどうするのっていうのに,昼飯3〜4回分もの手数料を取って残させる

116に聞いたところ,休止は電話で申し込めるけど,解約は書面で行わないといけないとのことです.また,今回のように,番号を他社に持って行く場合は,持って行く先のプロバイダーからNTTに解約手続きをしないといけないそうです.

で,電話工事の連絡をしてきたソフトバンクテレコムにそのことを言ったら,光ファイバーのプロバイダーであるSo-netに言ってくれとのことです.

ということで,本日,So-netのNuro専用窓口に聞いてみました.結論的には,休止にしかできないと言うことです.そりゃそうですよね.解約にすると,So-netとしては,文書で手続きをしなければならず,手間がかかるだけで何の得にもならない.休止にすれば,NTTの休止のための手数料はNTTファイナンスから客に請求されるだけで,So-netは知ったこっちゃない.

でもね,100円, 10円他のプロバイダーより安いって客を集めている会社として,客に昼飯3〜4回分の現金をどぶに捨てさせるって,どうなんでしょうね.

これも究極のブラックなビジネスモデルですね.

金額については,正確でないかも知れません.
残しても,黙っていると5年,延長手続きをしても10年しか権利は残らないそうです.

株主様

マスコミの報道や解説を受動的に見ていると,いつの間にか,株主は会社にとって神のような存在で,社会にとってもその意向が反映されるべき,なんて気になってしまいます.

ようするに,マスコミは,株主に関するマイナス的な報道・解説をしていないということです.

しかし,株主ってそんなに人格者なんでしょうか.

まあ個人個人の人格は別にして,株主の意向のうち表に出てくるのは会社の利益追求です.統一した意向としては,それだけです.社員の雇用確保や待遇,福利厚生などは知ったこっちゃありません.

会社の経営方針に対する要求も,平和や地球環境に取り組むなんていうのは儲かりませんから,法律ぎりぎりなことをしても設けろ,リストラしろという,とても非人間的なものになります.これは暗黙の圧力なはずですけど^^;

そんな意向は社会として,国としてとうてい受け入れるべきものじゃありません

それで,過去に革命が起こったわけですから^^;

電話機準備完了

IMG_1751

電話機(VE-GD72W)はすぐ届きました(写真左).昨日は,今までISDN-TA (MN128SL11.同右)に登録してあった電話帳と着信拒否番号をせっせと新しい電話機に登録しました

本体と,受話器子機(写真に写っている受話器は独立したコードレス子機なのです),そして,もう1台の子機が独立した電話帳(都合3組)を持っている,というとても変態な仕様です.家族別々に固定電話を活用するという時代でもないので,共通にしてくれてもよかったんですが,そこは,電話帳の送信機能が付いていてるので自分で同期するのも楽です.

本体のボタンが大きいので,本体で登録しましたが,後で修正などのため操作したところ,子機,または受話器子機のほうが操作性がよかったです^^;

大きな違いは,MN128SL11は,受けたい人も拒否したい人も一つの電話帳に登録し,着信/拒否のフラグを設定するのに対して,VE-GD72Wでは,受けたい人は電話帳,拒否したい相手は,番号だけをブラックリストに登録する,というところです.

本当は拒否番号登録も電話帳形式のほうが,いつ,なぜブラックリストに登録したのかというメモが登録できて後々便利なんですが.

それでも,電話帳は150件,ブラックリストは300件登録できるので大丈夫でしょう.MN128SL11では,合計128件までだったので,いっぱいになっていて,やりくりというか,良い人も悪い人も,古いのを削除して新しいのを追加する,という方法にしてましたから,特に”いつ”という情報は重要だったんです.

あとは,光電話への切り替えの連絡を待つばかりです.

コードが雑然としているのは,仮設置のためです^^;