Nature Remo E Lite

表記の製品を使い始めたのが8月2日で,今日でちょうど4週間です.

Nature Remo E Liteを自宅コンセントに取り付けた様子.下側は本機に関係のないテーブルタプのプラクですが,数ミリのクリアランスはあります.

専用アプリでデータを表示しますが,機能としてはほぼリアルタイムで表示される使用電力と,1時間ごとの使用電力量が表示できる,という非常にシンプルなものだけです.

専用アプリの「エネルギー」画面

電力表示は,数字がチラチラ変わるだけで,たまたま前の周期と同じ電力だった場合,いつ変わったかわかりません.デジタル測定器にあるような,サンプルのタイミングを表す小さいドットの点滅などがあったほうがわかりやすいと思います.

このグラフは見ての通りほぼリアルタイムの電力をただ並べたものです.このグラフをタップするともう少し詳しいグラフになります.

使用電力のグラフ

このグラフは使えそうで使えなくて,ズーム機能やカーソルを動かしてデータを読み取るなんてことはできず,このスクリーンショットで読める以上のものはありません.

例えば,ある電気機器をONにしたらどのくらい消費電力が増えるか,を見たくても,チラチラ動く数字から読み取るのはなかなか難しいです.オシロのフリーランのような感じでグラフを表示してくれると直感的にわかりやすいと思います.

もとの「エネルギー」の画面をもう少し下にスクロールすると棒グラフが出てきます.

「エネルギー」画面の下の方

この棒グラフをタップすると詳細な棒グラフが出てきます.

一時間あたりの電力使用量に端数がある例

この棒グラフは,電力会社のサイトで読める,一時間ごとの電力消費量と同じです.同じはずなんですが,電力会社のサイトの棒グラフは0.1kWhに丸められていますが,Nature Remo E Liteのグラフは上の例のように端数がある場合があります.ただし,端数がある場合は隣の値,上の例では9時の値が1.485kWhで,8時の端数0.015kWhを移せばともに0.1kWh刻みになります.たぶん時間の境界がうまく定められないバグだと思います.

このグラフに関してはそのバグを解消してくれれば十分だと思います.

そんなこんなで,電力使用量のみの測定機能しかないので,もう少しグラフ機能を充実してくれないかな,というのが今のところの感想です.

また,バグと言うか仕様でしょうか,正しく住所を登録すると隣の市の天気予報が表示されます.仕方ないので実際の住所よりも市役所に近い方に2kmほど移動したら,自分の市の天気予報になりました.デフォルトでは住所から割り出したお仕着せの地点の天気予報でいいですが,手で修正できるようにしてもらいたいものです.

ユーザーからのフィードバックは,Discordとコミュニティーサイトで行うようで,アプリとWeb UIがあります.運営側はスマホアプリを推奨していますが,狭い画面に会社からのアナウンスが何ページ分も表示されたり,一つのスレッドを眺めるのにやはり何ページもスクロールしなければならないので,とてもじゃないけど建設的なやり取りを積み重ねるのは難しいように思います.Web ブラウザで時々覗くことにします.

とりあえずこの記事をたたき台にして,Discordにフィーチャーリクエストを投稿しようかと考えています.

もうすぐまる1か月.
たぶん5〜6秒位の平均値が表示されるので,平均を取る区間プラス若干の遅れがあると思います.
この例では “1302W”.
その1時間の平均使用電力とも言えます(ただし単位は異なります).

やることないので英語の練習でもします

現役時代はどうしても英語である程度まとまった文章を書く必要がありました.まあ,年がら年中というわけではなかったですが.

かなり早い段階から自動翻訳ソフトなども買って利用しましたが,素人目に見てもこんな英語あるのかなというような出力が出てきたりしました.むしろ大体は自力で英語で書いて,英日翻訳を利用してとんでもない意味の違いがないか確認するのが主体でした.どうしてもどう英語で書いていいかわからない場合は日英翻訳も利用しました.今日では英日も日英も,無料でその当時よりも精度の高い翻訳ができるサービスが多数あります.

自動翻訳だけ頼りにしても仕上げ段階はどうしようもなく,ネイティブのある程度学術的な文章の読み書きに通じる人(たぶん,理系の大学院出のレベルの人)による校正を頼むこともありました.

今日ではスペルチェックはもちろんのこと,校正も無料で精度が高いものを利用できるようになりました.いい時代になりました.しかし誰かに読まれたり審査されるような英語を書く必要は全くなくなり少し寂しい気もします.

世間の日本人が書いた英語のWebページなどを見ると,書きたい内容は高度なのだけど,英語は高校どころか中学で習う文法すら満足していないというというものも散見されて,それが特に同じ趣味の人のページだったりすると残念無念です.

一方で,ノンネイティブが完璧な英語を書かなければいけないかというと,それには明確にノーという立場です.若干の文法間違いに加えて肝心なところに多少不自然な表現があっても論理的に間違っていなければ読む側が努力して理解すべきです.コミュニケーションは送る(書く)側と受ける(読む)側がそれぞれ努力するべきです.

そんなレベルの英語を書いてみようかと思いますが,さて,具体的に何をしようかな.

箱庭遊び16: ほぼ習熟

バックアップから, 仮想ディスクを仕立てて,仮想マンシを起動するまでの手順をほぼ習熟しました.KVM/QEMUでもVMWare Fusionでもほとんど手順を間違えずに,あるいは間違えたとしてもすぐ修正して,仮想マシンが動きました.

一応これは実用的な訓練でしたが,あとは実用的な利用目的は考えつかないので,そろそろ箱庭遊びは切り上げます.

さて,次は何をしようかな😥

箱庭遊び15: KVM/QEMUでもバックアップから作った仮想ディスクでブート成功

某所で動いている実用サーバーのバックアップから仮想ディスクを起こして起動させるテストの続きです.

一昨日うまく行かなかった理由はDebianのインストール用DVDイメージのRescueモードから,作った仮想ディスクにchrootしていたからです.この方法だとchrootの前のおまじないが足りないということは,随分前に経験済みだったのですが,同じところで一日はまり込んでいたわけです.

この日の作業では,まず上記Debianのインストールディスクでchrootしてうまく行っていなかった,DOSパーティションの仮想ディスクに,Gentoo方式で正しくchrootして,grub-install, grub-mkconfigを実行して,ちゃんとブートするようになりました

次に,まっさらな仮想ディスクを仕立て,GPTパーティションとしてBIOS boot領域とルートの2パーティションにして,バックアップからコピーをして,同様にchrootしてgrub-install, grub-mkconfigをし,こちらもブートするようになりました

どちらの仮想イメージについても,Bookwormに無事upgradeできました.

使用したインストール用DVDイメージはSlackware64 15.0.
同じくSlackware64 15.0.

箱庭遊び14: ようやく1勝

今日は都合によりいつも仮想マシン遊びをする第2 WS(workstation)でなくて,第3 WSの位置づけであるMacbookのVMWare Fusion 13 Player(以下 “VMWare”)で戦いの続きをすることにしました.

まずはVMWareで新規のマシンOther Linux Kernel 5.x (64bit)を作りました.インストール用DVD イメージはSlackware64 15.0のものを使いました.仮想ディスクは分割しない40GBです.

DVDイメージからブートして,仮想ディスクをfdiskで1つのパーティションのみのDOSパーティション(MBR)にしました.そして普通に,

mkfs.ext4 -j /dev/sda1

としてformatしました.

ここでいったん仮想マシンを終了させて,同じVMWareで動いているまともなLinuxの仮想マシンに,先程作った仮想ディスクを接続(元からは削除)してrsyncを使ってバックアップの内容をコピーしました.バックアップには/sys /proc /tmp /devがありませんからこれらを手で作ったり,/devに関してはコピーしました.

コピーが完了したら,もう一度その仮想ディスクを先程の仮想マシンに戻して,引き続きSlackware64 15.0のDVDイメージから起動して,いよいよchrootです.

今回は昨日の反省を踏まえて,ちゃんと手作業で準備をしてからchrootしました.これで,

grub-install /dev/sda
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

として,今度は祈りながら仮想ディスクイメージからブートさせることで,ようやくディスクイメージからのブートに成功しました.

ネットワークの設定方法をすっかり忘れてしまっていましたが,実用マシンはスタティックなIPアドレスを使っていますが,そのままでは仮想環境から外に繋がらないので,/etc/network/interfacesをちょこっと編集しました.

これで外につながるようになったので,

apt update
apt upgrade
apt autoclean
apt autoremove
ここでリブートできればする
再度ログインして/etc/apt/sources.listのbullseyeをbookwormに書き換える
apt update
apt upgrade
apt dist-upgrade
apt autoclean
apt autoremove

以上で無事にBookwormになりました.このVMareの仮想ディスクvmdkをqemu-imgでqcow2にコンバートすれば何もいじらずにKVM/QEMU環境で起動すると思いますが,練習を積むことも重要な目的なのでKVM/QEMU環境では仮想ディスクの作成からもう一度やってみます.

たぶんGPTにする場合,BIOS boot用のパーティションが別に必要になると思います.
今回はManjaro AMD64.