THE World University Ranking 2020

つい先日,マスメディアでも標記,THE (The Times Higher Education) World University Rankingの最新版である2020年版の発表が報道されました.

このランキングは,201位以降は詳細な順位がなく,201〜250位グループのような着外扱いで,200位までに入っている(以下「ランクイン」)と,内外のメディアや専門家に評価されるようで,意味があります.

今年は日本の大学は,東大(36位タイ)と京大(65位)しかランクインしていません.何年か前までは,阪大(2020年は301〜350位グループ)と東工大(同251〜300位グループ)など,合計4〜5校がランクインしていました.日本の高等教育の相対的な凋落が見て取れます.

そういう難しい問題は放っておいて^^; その世界に冠たる200校のうち,どのくらいの大学に行ったことがあるか数えてみるのも一興かと思いました.

以下の14校に行ったことがあります.「行ったことがある」といっても,本当に敷地に入っただけのところもありますし,その大学の関係者と仕事上のことで会ったようなこともありますし,大学関係者との私的な関係で,非公式な見学をしたようなこともあります.いちおう,敷地に入っただけと,何らかの用務があったのを区別してマークしてみます.なお,もとのTHE World University Rankig 2020の表と同じく順位がタイの場合,順位の数字の前に”=”を入れたのですが,表を表示するプラグインの仕様かバグのため表示されません

Rank in THE World University Ranking 2020UniversityCountry用務ありYear(s)
4Stanford UniversityUSA1993
5MITUSA1993
17UCLAUSA1993
25NUSSingapore2013
32University of MelbourneAustralia2006
36東大日本2〜3回(年は失念^^; )
50Australian National UniversityCanberra Australia1995
51University of Wisconsin-MadisonUSA1993
60University of SydneyAustralia1997
65京大日本1982?
120University of AdelaideAustralia1995
131University of OsloNorway2001
194University of Technology SydneyAustralia2006
197Yonsei University (Seoul Campus)South Korea2003

こうしてみると,物見遊山で行ったり,通り抜けただけなのは,スタンフォード大,京大とアデレード大だけというのが,われながら予想外であり興味深いです.

大学の教員の方々だと,このランクの中の相当数の大学を訪問されているでしょうね.

また,表中,単語が不適切なところで改行されていますが,WordPressか,表作成のプラグインTablePressのせいで,筆者の責任ではありません.

空港の運営に問題なかったか

関東地方が台風15号の来週に見舞われた月曜日ですが,成田空港から通常の交通手段で東京に行けず,ターミナルビル内が人であふれているのに,到着便をそのまま着陸させ続けた空港の運営方法に,問題はなかったんでしょうか.

たとえれば,鉄道のホームが人でいっぱいなのにコンコースからホームへのエスカレーターを動かし続けるようなもので,これでは,エスカレーターでの将棋倒しやホームから人が落ちるなどの大事故が起きかねません.

とはいえ,飛んできてしまった飛行機を,羽田空港や茨城空港に着陸させるにしても,羽田にも余裕はないでしょうし,茨城も能力的に無理なのかも知れません.素人なのでなんともいえません.

しかし,月曜日の状況は,大事故が起きても不思議でないような状況でした.それこそcustomer-firstの視点から,災害時の運営方法を考えて欲しいと思います.

2019年9月9日(月)

陸の孤島成田空港

昨日(2019年9月9日(月))は,家族が帰国するというので,成田空港第2ターミナルに迎えに行きました.

当地から成田空港は,圏央道が大栄ジャンクションまで開通したおかげで,順調にいければ,片道45分と,たぶん関東にすむ多くの皆さんよりも便利です.

ところが,猛威をふるった台風15号の影響で,道路交通情報に寄れば,朝から千葉県内の高速道路はほとんど全部が通行止めとなっていました.

それが,奇跡的に迎えに出発する頃には,圏央道の大栄ジャンクションまで,東関東自動車道の成田までと新空港自動車道だけ復旧しました.

家族の便も,空港の到着案内によれば,順調に飛行しているようなので,予定どおり家を出ました.

たしかに,新空港道で目的の成田空港第2ターミナルまではほぼいつもどおりに行けましたが,ターミナルの前を通り駐車場に入るまでが大渋滞で,駐車場に入るまでに約30分を要しました.予想外の渋滞で,実際の時間よりもずっと長く感じました.

ターミナルビル内に入ったら,人の多さにまずびっくりしました.飲食店も半分くらいしか開いてなく,営業している店はどこも行列になっていました.

1番ひどかったのは到着ロビー(1F)で,多くの人が唯一動いている東京方面行きのバスにのろうと,チケット売り場の列に並んでいました.しかし,列がどう続いているか解らないくらい混沌としています.

だんだん解ってきたのですが,高速道路だけでなく,鉄道も京成・JRとも不通で,成田空港が陸の孤島と化していたのです.到着した人たちはわずかに動いている一般道を走るバスに乗るか,家族や友人に迎えに来てもらうかタクシーに乗るしかないです.それで,空港内の道路も大渋滞していたわけです.

なんとか家族を拾い,夕食は家の近くでということにして,駐車場から直結している新空港自動車道に入ろうとしたのですが,入り口は閉鎖されていて入れてくれないのです.納得できませんでしたが,どうも,後で考えると,この入り口を開くと東京方面に行きたい車が入って,混乱するから閉鎖しているようです.

渋滞する新空港通り(新空港自動車道に並行する一般道)を一時間近く走ってようやく東関東自動車道の成田インターにたどり着きました.新空港通りの歩道には,歩いて成田駅まで向かうとみられる旅行客たちが多数歩いていて,彼らと抜きつ抜かれつなほどの低速走行でした.

成田インターへの分岐には作業員姿の係員がいて,高速に入ろうとする車を一台一台止めて,行き先を確認していました(このことから上記の駐車場からの入り口が閉鎖されている「事情」が類推される).「大栄」まで言ったら通してくれました.

もう深夜なので,あとは家まで順調に,と思ったら,阿見東インター手前から10kmほどの深夜の渋滞に巻き込まれてしまいました.

まあ,ここまで来ればほぼ地元なので,阿見東インターで降りて一般道を走り,ファミレスで遅い夕食をとり,帰宅しました.

しかし,とにかく情報が全くない状況には腹立たしく,呆れました.台風の影響はないか,朝からNHKのニュースも見ていましたが,成田空港の「な」の字も出ませんでした.ようやく翌10日の朝のニュースで「1万3千人が足止め」ってありましたが,9日にタイムリーに報じてくれていれば,同じ混乱に巻き込まれるにしても心構えができたはずなので,ずいぶん違っていたと思います.

NHKは9日の朝から,東千葉駅で駅舎の屋根が飛んで架線にかかって不通って報じてたんですから,東千葉が不通ならNEXが運休なはずだけど,京成は動いているのかって考えるもんだと思います.

それでも,多少の渋滞や空港の大混雑に巻き込まれただけで,その日のうちに家まで帰れたわが一家は幸運でした.

この日の混乱に巻き込まれた内外の旅行客の皆さんには気の毒としかいいようがないです.

暑い中,新空港通りを歩いていた旅行客の皆さんが,無事に宿にたどり着いたことを願っています.

空港内の混雑を含む.

RasPi 4へのupgrade手順

Raspberry Pi 3 Model B+(以下RPi3+)で動いていたSlackware ARM 14.2を,Raspberry Pi 4 Model B(以下RPi4)へ移転する手順のメモです.

→ 免責等について

まずは,RPi3+で使用していたSDカードをRPi4へ挿し,USB3ハブとそれにつながるルートディスク,バックアップディスクマウスとキーボードもそのまま移し,LANポートにUTPケーブルを挿し,ディスプレー(microHDMI)と電源をつないで起動を試みましたが,起動しません.

ざっと調べるとRPi3(+)用のKernelではNGなようです.

そこで,Slackware ARM on a Raspberry Pi (SARPi)プロジェクトから,RPi4用のKernel, Kernel modules, Boot firwareをダウンロードします.

これらを展開して,/bootの中身をブート用のSDヘ,モジュールを/lib/modulesへコピーすれば良いだけの話です^^;

モジュールはKernelのサフィックスが違うので,上書きされることはないですが,SDの上書きを活きたシステムでするのは,2度とブートできなくなる可能性があって危険です

そこで,いったんシステムを止め,SDカードをWindows機で複製した上で,/bootの中身を上書きしました.

結果これで動きました(さらに若干のおまじないは必要てすが).

USBドライブ(SSD)との接続は,これまでのUSB2からUSB3になりましたが,いまのところ体感速度的には大きな差は感じられません.

KVM経由.
これも,たぶん大丈夫ですが,念を入れた方が安全でしょう.