Catalina is Catastrophe

どうしたものか,10月31日よりあとシステムの設定変更などが保存されません.

いちおう,エラーなく動くので,ファイルシステムがぶっ壊れているわけではなさそうです.

自分のホームディレクトリー以下に書き込んだデータファイルは残っていますが,システムや,ミュージック(旧”iTunes”)のデータが,再起動の度に10月31日現在に戻ってしまうようです.

キャッシュがフラッシュされていないようにと言うか,スナップショットで戻されているかのようです.しかし,自分のデータファイルはちゃんと新しいのが残るので奇々怪々です.

Mac mini (Late 2014)でのみ起きて,Macbook (2018)では起きません.そうだ,Macbookは再起動しないでスリープさせてまた解除にしているから違いがあるのかも知れません.Mac miniもしばらく電源を切らずにスリープにしてみようかな.

BitWardenの使用をやめます

もう,かれこれ半年近く,webブラウザや,いろいろなアプリケーションでパスワードを使い回せる同期できるBitWardenという,アプリとクラウドの総合システムを使ってきました.

しかし,一番良く使うサイトで使えね〜なぁ状態なので,近々全部uninstallして,クラウドのアカウントも削除する予定です.

WebブラウザはFirefoxがメインで,iOSとMacではSafariも時々使います.OSの利用割合は,

macOS>=iOS>Windows>=Linux

といった感じでしょうか.つい最近FT8をかなりアクティブに運用するようになって(アマチュア無線の話😓),WindowsとLinuxの頻度が逆転したと思います

さて,セキュリティーの都合上具体的には書けないのですが,とあるサイトでは,プラベートなwikiやその他のwebサービス, 複数の種類のデータベースなどを動かしていて,webブラウザでアクセスします.BitWardenは,同じサイトの別サービスをケースによっては同じアカウントとみなして,サービスを行き来するたびにパスワードを更新しようしてきます.

Firefoxは賢いことに,同じサイトの同じログイン名のサービスでも,違うサービスとして認識して,パスワードを別々に記憶して提案してくれます

また,BitWardenに期待していた,webブラウザ以外でのパスワードの記憶と提案ってのは,iOSでいくつかあった程度で,全般にはほとんど機能しません.

ということで,副作用がなければ使わないで残しておいてもいいかと思いましたが,同じサイトの同じログイン名の別のサービスに対してパスワードの更新を勧めてくるのが結構煩わしいので,使うのをやめることにします.

アプリとプラグインのuninstallだけして,クラウドのアカウントを残すのはセキュリティー的に怖いのでアカウントも削除する予定です.

今後は,iCloudのKeychainの同期と,Firefoxのパスワード管理+FirefoxSyncの二本立てという,BitWarden導入以前の形態に戻ってやっていくつもりです.

2020/12/19注: その後いろいろ変わりまして,

macOS>=iOS>Linux>>Windows

となっています.

少なくとも,別のサービスのログイン情報を上書き更新しようとはしません.

OneDriveにアクセスできん

macOSをCatalinaにして,しばらくしてからだと思うのですが,OneDriveアプリがアカウントにログインできないと文句を言います.何度もMicrosoft Authenticatorによる認証手続きをしても,接続できません.

こういうトラブルは昔からよくあるようで,KeyChainにある関連項目を削除してから,OneDriveを立ち上げ直すとなおることが多いようです.関連項目を削除するスクリプトまでありますから,いかに多くこのトラブルが発生しているか解ります.

しかし,このスクリプトを使っても一向に改善しません.新たに見つけた,アプリを削除して再インストールする方法もやりましたが,改善なしです.

まあ,予備用のクラウドの位置づけなんですが,せっかく使えていたのが使えなくなるのは不便です.

VMWare Fusion 11.5にしてよかったかも

これまでMojaveではVMWare 10.Xを使っていて,今回Catalinaにしたら画面が表示されないと騒いでいましたが,そもそも10.xはMojaveが出る前のもので,CatalinaはもとよりMojaveでも最適化されていようはずがありません.

Catalinaにしても,無料で10.xを使い続ける手もあったんですが,結論的には有償で11.x(11.5)にアップグレードしてよかったと思っています.

やはり,Mojave/Catalinaに最適化されているようで,ゲストOSの動作がキビキビしています.10.xでは,まあなんとか使えるレベルでしたが,11.5にしてからは,十分使えるレベルになりました.

そこで,無駄に高価なSSDの数十GBものスペースを占有しているDebianのゲストOSを動かして,StretchからBusterにアップグレードしてみました.あまりDebianに通じていないこともあって,アップグレード手順を何度か(たぶん3回😥)やり直すことになりましたが,最終的にはなんとかうまくいって,今使用しています.

やり直す場合も,Debian関連文書には事前にあれこれセーブしなさいとありますが,仮想マシンの場合は作業前にSnapshotを撮って,失敗したらそこまで戻せばいいだけで簡単です.

もともと,KDEが好きなのですが,Raspberry Piのサーバーには重すぎるし,Mozcが使えないこともあって,Core i7のWSをいちいち起動しないと日本語環境のまともなKDEは使えないし,使えるとは言ってもSlackwareなので,update/upgradeの問題があります.そんなことから,KDEのためにあえてWSを起動することはほとんどありませんでした.

今後は手軽に使える仮想マシンで耐えうるスピードで動く,日本語環境のちゃんとしたKDEが使えるので,積極的に利用していきたいと思います.

医療関係のフェイク情報

理系として飯を食ってきた人間としては,科学的根拠のない嘘情報を真に受けないように,できるかぎり根拠となる情報を確認しようとしているつもりです.

たとえば,ワクチンを接種するか否かの議論ですが,これに関しては,いろいろな意味で注意が必要です.例えばあるワクチンを接種しないで,その病気にかかった場合20%が重症化し,ワクチンを接種した場合は,重症化は0.1%にとどまるが,ワクチン接種に伴う副作用が重症化する確率が0.1%あるという科学的に信頼できる統計があったとします.

この場合,行政やほとんどの良心に基づいて活動している医療関係者は,当然ワクチン接種を勧めます.1000人のうち200人が重症化するより,ワクチンの副作用を含めて2人で済めば,医療費は大幅に少なくて済みますし,負わずに済む重荷を198人に負わせないで済み,多くの関係者の良心に沿うわけです.20%が0.2%で済むというのは大きなことです.

マスコミはたいていそうした行政・医療関係者目線から報道します

その(1000人のうちの)2人の重症化した患者やその家族にとってはどうでしょうか.からだの0.2%が重症化するのでなく,その人にとっては100%の重症です.

そして,実際の重症化した患者のTVのレポートなどを見ると,やはり,自分や家族の体をかけての,勝ち目はあるけどリスクがゼロでないギャンブルに消極的になる気持ちも解ります.

では,おまえはどうか,と聞かれたら,信頼に値する統計データが出ているものは受けます(だから,効果が統計的に証明されていないインフルエンザワクチンは受けていません).非常に低い確率の副作用に当たるほど運があるとは思えない平々凡々な人間ですので^^;

それから,接種時の副作用に対する保証がちゃんとしているかも重要です.まあ,副作用で重症になった人にしてみれば,いくら補償してもらっても元の体に戻るわけではない深刻な状況に変わりはないとは思いますが,少なくとも私にとっては受ける大きな要因の一つになります.

あとは,「科学的根拠」に気をつけなければいけないのは,論文になっていない真実というのも世の中には多数あるということです.あの有名なNatureやScience両誌にしてものちに画期的とされる論文を最初の段階でリジェクトしていたというのはよく聞く話です.こうして話に残るのは最終的には論文になったからですが,論文にならぬまま埋もれた真実が多数あるはずといわれて否定できないでしょう.

科学的立場では,論文になっていないものは,「(効果は)確認できない」で終わりです.

この「政策・事業」において,一番儲けているに違いない製薬会社の売上げや利益を伝えないことも,報道の信頼感を損ねています.