Raspberry Pi 3ならKDEはなんとかなる(2)

若干の補足です.

SlackwareARMのデフォルトでは,KDEのデスクトップ効果がいろいろONになっていますが,その中のいくつかをOFFにしたほうが軽くなります.

20160904-translucency

TranslucencyをOFFにしたらずいぶん軽くなりました.

しかし,日本語入力はかなり厳しいです.とりあえず,Slackwareに標準添付されているSCIM + Anthyで日本語入力を試みましたが,レスポンスが悪くてまとまった文章を打つのは無理だと思います.使えるのは単文や,手直しくらいでしょう.

Mozcにしたら,さらに重くなるのか,使えるのか解りません.いずれ時間があったら試してみます.

Raspberry Pi 3ならKDEはなんとかなる

Raspberry Pi 3 (以下RPi3)を買いました.

KDEを走らせてWSにするつもりはないのですが,実力を測るためにSlackware ARM 14.2をインストールして,KDEを動かしてみました.

比較対象は,Raspberry Pi Model B(以下RPi)です.RPiでKDEは実用上無理なことはすでに試したとおりです

驚きました.RPi3はRPiの10倍速いという謳い文句ですが,まんざら誇張ではないと思います.

決して,Core i7のデスクトップマシンと比べて遜色ない,とかいう速度ではありませんが,十分耐えられるスピードだと思います.

IMG_4393

もっと安い組み合わせはありましたが,ケース入りのものにしました.

IMG_4397

CPUが4つあれば,満足^^;

RPi3-KDE-GIMP

GIMPも動く.

いよいよ,次は,USBドライブ(SSD)をルートドライブにして,起動させたいと思います.これがうまく行けば,RPi3によるweb, file サーバーの構築はできたも同然かもしれません.

実は,RPiにSlackware ARM 14.2をインストールしたとき,まだRaspberry Pi 3用のKernelは用意されておらず,14.1用のものを使ったのでした.しかし,Kernelが古いことによる問題はありませんでした.

Raspberry PiにKDEは無理だった^^; (2)

若干の写真など.Raspberry Pi Model Bです.

スティル写真だと,まともにKDEが起動している感じですが,起動からここまで10分ほどかかってます.IMG_4358

デスクトップが表示されて,Konsoleを立ち上げてtopを実行してみると,バックグラウンド処理が多くて,過重負荷状態^^;;IMG_4359

Konquerorで,当サイトを表示.1920×1200が表示されるのは賞賛に値します.ここまで起動から約20分^^;IMG_4361

いっぽうのRaspbian.GUIのデスクトップが表示された時点で余計なバックグラウンド処理がないのがいいです.IMG_4363

しかし,Webブラウザーの起動の遅さは,KDEのKonquerorと大差ないです.日本語フォントをインストールしてないので,読めません^^;;IMG_4364

これは,QEMUで動いているSlackwareARM 14.2.解像度は1024×768のみ.slackwareARMsystemsettings

Raspberry PiにKDEは無理だった^^;

最近,少々取り組んでいるのは,Raspberry Piで家庭用サーバーが構築できないか,ということです.

Raspberry Piに限らず,CPUにARMを使うマシンで,サーバーを構築できれば,家庭用サーバーとしては,能力的にも消費電力的にもちょうどいいのかなと思った次第です.

もちろん,x86系の省エネCPUを使うという手がないではありませんが,単に今動かしているサーバーをスペックダウンさせるだけ,ということになって,全然面白みがありません.

手持ちのRaspberry Pi Model B (1x CPU, 512MB RAM)で,Raspbianを動かすのは成功してます.まあ,Lチカみたいなもんですね.

ですが,Debianはほとんど利用経験がないので,自分のホームグラウンドに引きずり込むということで,SlackwareARMのインストールを試みてみました.

サーバーにGUIは関係ない,と長年考えていたのですが,KDEがちゃんと動くと,それはそれで,サーバーの管理も楽ですし,兼用Workstationとしても,メール,Webの閲覧,記事の更新くらいは遜色なくできて,非常に便利です

ということで,せっかくSlackwareARMに,KDEのフルセットがついていますから,KDEをインストールして試してみました.

最初は,QEMUのARMエミュレーターで試しました.結論的には全く使い物になりません.主記憶を256MB以下にすると,KDEのデスクトップが表示されません.2〜3日放っておけば表示されるのかもしれませんが^^;

512MB, 1024MBにすると,まあなんとか動きますが,それでもデスクトップが落ち着くまでに耐えられないほど時間がかかり,落ち着いてからStartボタンを押して,それからメニューが表示されるまでに数分という,なんのためにStartボタンを押したか,きれいサッパリ忘れるのに十分な時間を要します.

ネット検索の結果,Raspberry Pi Model Bだと,QEMUよりは速いという情報を得たので^^; 実機で試しましたが,こちらも,とてもじゃないけど使えません.そもそも,重量級のKDEは,ARMで動かそうなんてことは全く考えて作られてはないのでしょうね.

選択肢としては,xfceを使うことになると思いますが,KDEを使わないのでは,Slackwareにする意味があまりないようにも思います.まあ,そもそもGUIはあきらめたほうがいいということなのかもしれません.

とりあえず,xfceは動くようにするものの,他のマシンからsshで接続してCUIで設定するということにしてみます.

次は,ルートドライブをUSB接続のSSDにして,ブートさせて,webサーバーなどとして使い物になるか試してみます.

追記

Raspberry Pi 3にSlackwareARM 14.2をインストールしたところ,KDEはまあなんとか使えます.

写真や音楽の管理,Google Drive, iCloudとの連携は,スマートにはできませんが.