ようやくCatalinaに

振り返ってみると,2019年10月下旬に,当時のメインのworkstatsion (メインWS)であったMac mini Core i5をMojaveからCatalinaにupgradeしましたが,不具合が多くて,それほど使わないうちに,バックアップから,Mojaveに戻したのでした.

翌年(2020年)の初めにMac mini Core i7を購入して,メインWSの後継にしました.このMac miniには,Catalinaがプレインストールしてありましたが,先代のWSのディスクの内容をクローニングして,Mojaveにして使ってきました

そして,macOS 11 (Big Sur)がリリースされて,4か月ほど経ち,落ち着いてきたとは思いますが,いろいろ自由度が減るらしいので,Catalinaでしばらくがんばってみることにしました.

Catalinaを最初にインストールしたときは,とんでもないトラブルだらけだったのですが,他にも,

  • 使えなくなるアプリがけっこうある
  • Catalinaの「写真」の日ごとの表示が変なレイアウトになり,全部の写真は表示されない

の2点も,個人的にはMojaveに留まりたいかなり大きな理由でした.使えなくなるアプリの中で特に困ると感じていたのは,日英・英日翻訳ソフトです.主な使い道としては,自分で書いた英語を,英日翻訳にかけて意味の通る日本語になるかのチェックをすることでした.しかし,最近ではオンラインの翻訳が非常に優秀になったので,もう要らないだろうと言う判断になりました.

「写真」の日ごとの表示については本当に困ります.全く余計なお世話です.「すべての写真」にすると,日の境目が解らず,これまた何とも不便です.これまで通り整然と時間の順番に並べて日ごとに全部の写真を表示してくれれば良いんです.

このMac miniが発売されたときはまだCatalinaのリリース以前だったので,Mojaveが動くだろうと推測し,その通りでした.

現状のまとめ(WS, サーバー)

第1WS

Mac mini Core i7 (6core 12thread) macOS Mojaveです.わが家の最強マシンです.

VMWare Fusionで飼っている仮想マシンは,

  • Windows 8.1 アマチュア無線用(Log200とN1MM+)
  • Windows 10 ライセンス維持用
  • Manjaro AMD64
  • Debian 10 AMD64
  • Ubuntu AMD64 20.04 LTS
  • 他複数

第2WS

第4世代Core i7のデスクトップ機です.

第1OS Manjaro AMD64

KVM/QEMUで飼っている仮想マシン

  • Gentoo AMD64
  • Gentoo 32bitの古い奴
  • Debian 32bit
  • 他多数

第2OS Debian 10 AMD64

KVM/QEMU, libvirt, Virt-Manager環境を整えて,第1OSと同じ仮想マシンを動かす予定です.

第3WS

Manjaro ARM64 Raspberry Pi 4 Model Bです.まだ評価中😓 KVM/QEMUで飼っている仮想マシンは,

  • Debian AMD64
  • FreeDOS

第1サーバー

仕様は非公開.

その他

その他,Macbook, 家族共用のMac mini core i7,AMD A6のデスクトップ機(使用目的なし😓)を管理しています.家族はそれぞれ複数台のWSを所持・使用しているようです.

コマンドラインじゃないとだめかも(QEMU)

Virt-Managerは,非常に解りやすいですが,複雑なQEMUのオプションの扱いを完全に網羅し切れているわけではないようです.

QEMU自体も,ハードウェアやOSによりいろいろ制約があるところ,それをサポートするlibvirtやVirt-Managerもそれぞれ制約があって,最終的に,Virt-Managerがカバーできる範囲が狭くなるのでしょう.

筆者自身,QEMUの複雑怪奇なオプションをいちいち調べて設定していられないよ,というのが,Virt-Mangerに頼るようになったきっかけなので,今さら,コマンドラインを打ち込みたくないのです.

しかし,Virt-Mangerだよりできた仮想マシンいじりの膠着状態を打開するには,QEMUに無数の😓オプションを指定して直接実行するしか選択肢はなさそうです.

コマンドラインでいくならば,Virt-Mangerはもとより,libvirtも不要なようなので制約条件はずいぶん緩和されると思います.Mac miniにMacPortsを再びインストールして,qemuのインストールからやり直すことにします.

libvirtやVirt-Managerの存在理由そのもの.

QEMU/KVMその後

Distroによったり,MacPortsやHomeBrewそれぞれで,QEMUやlibvirtのconfigureの仕方が違って,できることにかなりの差があります.

出来上がりとして,一番守備範囲が広いのは,Manjaro (aarch64)です.しかし,安定版じゃないみたいで,仮想マシンを作ってちゃんと動くのは,i386とx86_64だけで,Raspberry Pi 3をエミュレートする設定はできるんですが,動いてくれません.

Manjaro AMD64版(または,Arch Linux AMD64版)なら,いろいろできて安定と思われますが,第2 workstationにインストールするためには,既にインストールしてあるDebianかGentooを消すか引っ越すかして空きを作らないといけません.

一番安定して動いてくれるGentooでは,今のところx86_64の仮想マシンしか作れません.これは,なんかフラグかなんかで他のエミュレーターを増やせると思うので,調べてみます.

macOSの取り組みでは,MacPortではvirtqemudとvirtnetworkdができないので,仮想マシンが動きません(当社調べ).そこで,HomeBrewに乗り換え,virtqemud他,libvirtのmodularデーモンがひととおりできましたが,Virt-managerでマシンを作ることができませんでした.

で,このへんで燃え尽きてしまいました😥 現在手持ちのハードウェアで一番ハイスペックなMac miniでQEMUを動かしたかったのですが諦めます.

AMD64のGentooで,Raspberry Piのエミュレーションができないかくらいに縮小して取り組んでみます.

要UEFI firmware

なんだかわかりませんが,Manjaro (Arch Linux) で,Raspbery Pi OSのSDカードのイメージから起動するためには,UEFIのfirmwareが必要で,そのためには,OVMFとかが必要なようです.しかし,aarch64版はないようです😥

したがって,Raspberry Pi 4 model BのManjaroで動かす仮想マシンは,x86 PCのBIOS形式のブートしか使えない,ということのようです.

AMD64 Gentooでも,この情報をもとに,edk2-ovmfをインストールしてみましたが,RPi3の仮想マシンを設定しようとしても,UEFIは見つからないというエラーが出ます.

ただし,ものすごく遅い😥
設定不可能😓

Homebrewで苦戦中

長年,MacPortsでいろいろソフトをインストールしてきましたが,今回QEMUのインストールがうまく行かなかったので,この際,Homebrewに乗り換えることにしました.

インストールは,お手軽簡単なんですが,ソフトのインストールをはじめると,リンクが張れなかったというエラーが多発します.エラーが出ても,どんどん進行していくので,このままでいいのかと思ったらやっぱりだめでした.Virt-Managerを起動すると,あれがないこれがないというので,指示通りに,

brew link あれ
brew link これ

しますが,だめです.

筆者の/usr/localは,これまで,mysqlやGNU Octaveやその他思い出せませんがいろいろインストールしてきたので,Homebrewが期待しているようなきれいな場所ではないようです.

そこで,インストールスクリプトを改ざんして,最初は/opt/homebrewにしましたが,「そこはM1 Mac様の指定席だ」(意訳)としかられ,次に,/usr/beerにしましたが,「/usr/local以外のprefixだとあれはだめ,これもだめ」(〃)と叱られました.

お手軽簡単な仕組みは,普通の使い方をしようとしない人間には,非常に扱いにくいです.

しかたがないので,/usr/localの中身を消して,やり直すことにします.Octaveは今日全く使ってませんし,スタンドアロンのアプリもあるので消すことになんの問題もありません.いっぽう,MySQLは動いている可能性がありますが,それを消すことで影響が出たらまた考えるということにします.

しかし,継続的に使用したものは無し😥
mysqlは,お仕着せバイナリーだと思いますが,GNU Octaveに関しては,どのようにインストールしたのか思い出せません😓