肌のコンディションと脂肪の関係

ざっとネット検索すれば,一般に脂肪のとりすぎはニキビや肌荒れの原因とされていますね.

もともと若い頃から湿疹が出たりすることが割とありましたが,しばらく普通に清潔にしてせいぜい市販の塗り薬を塗るくらいで治り,医療機関の世話になることはあまりありませんでした.

ところが,一昨年の夏から秋にかけて,畑作業をしたあと背中や脇腹や足等汗をかく部分にかなりひどい湿疹ができてなかなか治らず,その秋から近所の皮膚科に通うようになりました.もう1年半通っていますが,症状は少し良くなったり少し悪くなったりの繰り返しで,たまにかなりひどくなることがあります

患部に塗るステロイドの塗り薬と全身に塗る保湿用クリーム,それと抗アレルギー薬を処方してもらっています.ステロイドの塗り薬は症状の軽重により強さが変わります.

まあ加齢が主な原因とは思いますが,最初のうちは食べたものとの関係について自分で考えたり医師にも尋ねたりしましたが,はっきりしたことは何もわからないままで,現在は月一くらいで通って症状に応じて処方してもらうような状況です.

ごく最近になってNHKの「あの人に会いたい」で,昨年亡くなった料理研究家の奥村彪生さんの回を見ました.理工学部に入ったのに料理研究科の土井勝にあこがれて中退して同氏に師事したそうです.土井氏がマヨネーズを混ぜているのを見て「右に混ぜるんですか? 何回混ぜるんですか?」などと,多分根っからの料理人は感覚でやっていることを理系らしく定量的に捉えようという質問をしたそうです.土井氏は最初はあきれたけど,定量的に捉えれば再現性が高くなることに感心したようです

古代の料理を再現する話なども面白かったのですが,NHKの「きょうの料理」に出演している場面で,料理をしながら,「油も摂らないといけません.摂らないと肌が荒れてきます」と言っているのを聞いて,これかもしれないと思いました.

考えてみると,わが家の食生活は油は控えめです.冒頭にあるように,脂肪のとりすぎは肌ばかりでなく健康全般に良くないとの考えが基本です.しかし奥村氏の発言を受けて,いつもより少し油を多めに使うことにしました.例えば朝食のトーストにいつもは塗らないマーガリンを少し塗ったり,目玉焼きを焼くフライパンに敷く油を増やしたり,おやつにポップコーンを食べたりと言った程度ですが.

奥村さんの回の放送が3月24日だったので9日経ちますが,肌の具合は一昨年クリニックに通うようになってから,かなりいい方の状態です.その代わり体重が2〜3%増えました.そういえば,太っている人って肌がきれいな人が多いように思います.

あんまり太っても困るので,体重が増えたら摂る油を減らし(というかいつも通りに戻し),肌が少し荒れてきたら少し増やすような感じでしばらく実験を続けてみます.

幸い,かかり始めの頃ほどひどくなることはありませんが.
NHKのサイトによれば2024年3月23日放送.
そういう流れだったと思いますが,もうNHK+の無料配信期限が過ぎて確認できません😅