電波時計校正に疑似JJY

わが家は鉄骨ラーメン構造で,屋根にも外壁にも鋼板が使われているので,屋内の電波環境はよくありません.いまではAMやFMをラジオの内蔵アンテナやロッドアンテナで聞くようなことはないのですが,昔もよく聞こえなかったと記憶しています.

電波時計の校正に使われる40kHzおよび60kHzのJJYも場所によって受信できたりできなかったりです.

特にシャックのメインの時計は定位置では全く校正ができず,放って置くとどんどん時間が進みます.一度無線クラブのオンエアミーティングで呼び出したとき,1分くらいフライングしてしまい,メンバーに少し早いんじゃないといわれたことがあります.実害といえばそのくらいなんですが,合っていない電波時計ってその存在意義が問われます.

電波時計.JJYと同期していると液晶の右上の角に同期のマークが表示される.

それで,週に一度くらい窓辺に置いて同期しますが,1か月くらい忘れることもしばしばですし,夏場の窓辺は高温になるのであまり時計に良くないです.

最近SNSのお仲間がM5ATOM Liteと専用基板を組み合わせた疑似JJY発信機を紹介してくださったので,早速真似しました.どちらもスイッチサイエンスから買えます.

ハードウェアは特に組み立てるというレベルの話ではなく,ピンヘッダーを合わせて差し込むだけです.

ソフトは結構手こずりました.Arduinoはかなり昔に少しいじりましたが,すっかりご無沙汰です.最初macOS用のArduino IDEをダウンロードして,ドライバーが要るとか要らないとか言うのでM5StackのサイトからCP210x用のドライバーをダウンロードしましたがどうもこれは違うようです.

次に一番得意なSlackware64に移り,どうもCP-210xでなく,FTDIのドライバーと当たりをつけ,とりあえずUSBポートにM5ATOM Liteを差し込むとKernel moduleがロードされUSBポートとして見えました.

ここまではそれほど時間はかかりませんでしたが,ここから先が長くて,シリアルポートは認識されましたが,なかなかボードが認識できません.というか,ボードのリストにM5Stackのシリーズが表示されません.あっちのPC,こっちのOSと移りいろいろためしました.

これは結局,ボードマネージャーにesp32を追加する必要がありました.ようやくそれがわかって最終的にmacOSでSketchを書き込み,動作させることができました

昨夜仕掛けて朝の段階で,電波を受信して同期しているマークが表示されています.

無事,JJYと同期しているマークが表示されている.

余談ですが,あっちのPCこっちのOSと移っている間に久しぶりにWindows 10 (32bit)も起動してみました.そしたら,Google Driveがもはや32bitはサポートしていないよと言って,自らをuninstallしてしまいました.また肝心なArduino IDEも32bit版はありませんでした.もう32bit OSは使えないですね.

Notes:
1. Linux Kernel driverでは,ftdi_sio.ko.
2. “M5なんとか” ではないんです😅
3. Mac miniにはFTDIのUSBシリアルコンバータを2つつないで使っているので,敢えてドライバーの追加は不要ということが試行錯誤の過程で解りました.
Linux Kernel driverでは,ftdi_sio.ko.
“M5なんとか” ではないんです😅
Mac miniにはFTDIのUSBシリアルコンバータを2つつないで使っているので,敢えてドライバーの追加は不要ということが試行錯誤の過程で解りました.

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