Gentoo (26) QEMUのリビルド

なかなか簡単ではないですね.

まずは,spiceがないというのでインストールしましたが,spiceをUSEフラグに追加して,QEMUのリビルドが必要でした.

同様に,usbredirも,USEフラグを追加してからQEMUのリビルドが必要になりました.

一度に,一つのエラーで止まるので,一つずつ潰していくしかありません.

追記

それでも,この2つの追加で済みました.

実マシンのGentooのPlasma (KDE) デスクトップ内に仮想マシンのGentooのPlasmaデスクトップを表示したところ.実マシンと仮想マシンとのPlasmaのタスクバーで2段になっています.

→ 拡大イメージ

Gentoo (25) Qemu, libvirt, Virt-manager

そうなんです.Gentooの実マシンをLinuxのメインWSにするには,Gentoo WSが仮想マシンを動かせなければなりません.そこで,環境を整え,仮想マシンを動かせるか試してみることにしました.

今までの経験から適当に,qemu, libvirtをemergeしたら,問題なくコンパイルできました.libvirtに関しては,systemdのサービスをenableする必要があります.

systemd enable libvirtd
systemd enable libvirt-guests

のようです.startかければいいですが,他の事情もあるのでWSをリブートしました.statusで両方のサービスとも起動していることが確認できました.

これで,猛者はコマンドラインから仮想マシンを起動するんでしょうが😥到底できませんから,GUIをインストールします.VMmanagerという名前かと思っていましたが,virt-mangerですね.Gentooにもちゃんと用意されています.

Gentoo (24) 実マシンへの移行はスムーズ

Gentooの実マシンは,仮想マシンをコピーするか,クリーンインストールするか迷いましたが,仮想マシンをコピーしました.

クリーンインストールするのは,仮想マシンへのインストールとどのくらい違いがあるか(あったとしても総合的に実マシンのほうが楽なはず)の評価にはなります.また,インストールについてはさんざん試行錯誤・失敗を繰り返して習熟したので,その復習になると思います.

しかし,それ以上に,実マシンを仮想マシンに移行し,仮想マシンを実マシンに移行するというのは意義のあることです.仮想マシンの実用的な価値を高め,また,実マシンの容易な退避策を得ることができます.

ということで,Gentooの仮想マシンをいままでDebianで使っていたパーティションに移行しました(Debianはすでに仮想マシンとして退避済み).

また,Kernelは,設定の使い回しをしやすいように,実マシンのビデオドライバー(nouveau)や,LANドライバー(e1000e)をモジュールとして設定あり,特にビルドし直す必要はありませんでした.

仮想マシンから実マシンへの移行手順は非常に楽でした.

  1. 仮想マシンのqcow2をnbdを介して,リードオンリーでSlackware workstation(以下WS)にマウントする
  2. Debianで使用していたパーティションをmkfsでext4としてフォーマットし,WSの別のマウントポイントにマウントする
  3. rsyncでコピーする
  4. コピー先の/etc/fstabと/etc/resolv.confを編集して,実態に見合うようにする
  5. gentooのインストール用イメージをUSBメモリーにddする
  6. WSを再起動して,USBメモリーから起動する
  7. Gentooのhandbookの “Installing the Gentoo base system” を参考にして,proc, sys, devをマウントした後chrootする
  8. EFIとgrub2をインストールする
  9. 再起動する

間違いがなければ,これで完了です.

さすがに,ハードウェアリソースを直接・フルにアクセスできるので,きびきび動きます.当分,macOSでなければできないこと以外は,このGentoo WS実マシンでして,評価したいと思います.