今日は都合によりいつも仮想マシン遊びをする第2 WS(workstation)でなくて,第3 WSの位置づけであるMacbookのVMWare Fusion 13 Player(以下 “VMWare”)で戦いの続きをすることにしました.
まずはVMWareで新規のマシンOther Linux Kernel 5.x (64bit)を作りました.インストール用DVD イメージはSlackware64 15.0のものを使いました.仮想ディスクは分割しない40GBです.
DVDイメージからブートして,仮想ディスクをfdiskで1つのパーティションのみのDOSパーティション(MBR)にしました.そして普通に,
mkfs.ext4 -j /dev/sda1
としてformatしました.
ここでいったん仮想マシンを終了させて,同じVMWareで動いているまともなLinuxの仮想マシンに,先程作った仮想ディスクを接続(元からは削除)してrsyncを使ってバックアップの内容をコピーしました.バックアップには/sys /proc /tmp /devがありませんからこれらを手で作ったり,/devに関してはコピーしました.
コピーが完了したら,もう一度その仮想ディスクを先程の仮想マシンに戻して,引き続きSlackware64 15.0のDVDイメージから起動して,いよいよchrootです.
今回は昨日の反省を踏まえて,ちゃんと手作業で準備をしてからchrootしました.これで,
grub-install /dev/sda grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
として,今度は祈りながら仮想ディスクイメージからブートさせることで,ようやくディスクイメージからのブートに成功しました.
ネットワークの設定方法をすっかり忘れてしまっていましたが,実用マシンはスタティックなIPアドレスを使っていますが,そのままでは仮想環境から外に繋がらないので,/etc/network/interfacesをちょこっと編集しました.
これで外につながるようになったので,
apt update apt upgrade apt autoclean apt autoremove ここでリブートできればする 再度ログインして/etc/apt/sources.listのbullseyeをbookwormに書き換える apt update apt upgrade apt dist-upgrade apt autoclean apt autoremove
以上で無事にBookwormになりました.このVMareの仮想ディスクvmdkをqemu-imgでqcow2にコンバートすれば何もいじらずにKVM/QEMU環境で起動すると思いますが,練習を積むことも重要な目的なのでKVM/QEMU環境では仮想ディスクの作成からもう一度やってみます.