紆余曲折がありましたが,Slackware64の仮想マシンを実マシンに移行した上,自前のEFI+GRUBと,ManjaroのEFI-GRUBからブートするようになりました.
今回引っかかった最大の罠は,ext4のFEATURE_C12です.
詳しく調べたわけではないですが,e2fsprogs 1.47.0では,FEATURE_C12がdefaultでONになり,mke2fs 1.47.0でformatしたパーティションを,それ以前の世代のGRUBを含むfirmwareがマウントできないようです.
Workaroundとして,SlackwareのインストールDVDイメージを焼いたUSBメモリーから起動して第2OS用パーティションをmke2fs 1.46.xによってフォーマットして,そこに第1OSであるManjaroでSlackware64の仮想マシンの仮想ディスクイメージの内容をrsyncによってコピーしました.
2つ目は,EFIの罠で,これは今まで何度も引っかかっています.Slackware64のインストール用DVDイメージを焼いたUSBメモリーから起動してハードディスクをルートにする際に,必ず “UEFI: Flash Image” から起動しないと,efibootmgrが動きませんし,efibootmgrを用いるgrub-installもエラーになります.
USBメモリーのEFIから起動するとなかなかよくできていて,メニューに従ってハードディスクのパーティションを適切に選べば,そのままハードディスクのパーティションをルートにして,Xまで立ち上がります.
ちなみに,第2WS (workstation)の第1OSと第2OSの違いは,仮想マシンのホストにするかしないかです.Debianでも比較的楽にKVM/QEMU環境は築けますが,敢えてやり直す気もしないので,当分はManjaroを第1OSにしたままにします.第2OSは仮想マシンのホストにするという条件がないので,仮想マシンと自由に入れ替えできます.