ライブラリーの修正作業を始めた頃,曲名の間違いが解った多くのケースは,1つのアルバム内のいくつかの曲を持っている場合で,AmazonやWikipediaと照合して判明というパターンです.
ケースは少ないけど,確実な判明のケースは,とても気に入りの曲(アルバム)で,そのCDを買った場合です.
最近では,Wilton FelderのGentle Fireが欲しいのですが,中古市場で6,000円くらいするようです.かつて,プレミア付きの中古CDを5,000円くらいまで出して買ったことが1度くらいはありますが,今回はやめておきます.
逆に,欲しいものの中古価格が1,000円以下という場合もあります.それこそ需要と供給の関係ですね.
CDを買いたくなるのは,例えば,手持ちの曲がアルバムのごく一部で,それらがとても素晴らしい場合です.そのアルバムの残りの曲に期待して,何度か買ってみましたが,手持ちに含まれていないのは,がっかりな曲ばかりです.がっかりな曲なのでNHKで放送しなかった,したがって,録音しなかったということだと推測されます.
もちろん,FM放送からカセットテープに録音して,その20数年後にデジタイズした手持ちの音源よりも,購入するCDの方が高音質であることが期待されます.しかし,CDを買ってもそれほど劇的に音質がよいということがないことが多いです.
CDは,当時のLPの復刻CDということになり,当時のマスターテープの音源をデジタイズしたもので,元々が今どきのデジタル音質ではないのです.
NHKの放送機材,特にレコードプレーヤーは,金に糸目をつけないものであったと推測され,それも差が大きくない原因と思います.
そんなわけで,安い中古盤ならともかく,プレミアがついているのを買うまでのことはないと考えています.好きなアーティストのCDは一通り買ってしまったからと言うこともありますが.
また,今は知りませんが,当時NHKでは,何の加工もなくそのまんま曲を流してくれたので,曲の長さが曲名判明の手がかりになったことが多々ありました.たまにエアチェックすることもあったFM東京(当時.現TOKYO FM)は,たいていの曲がF.O.だったので,曲の長さがヒントになることはありません.
さて,CDを買ったから判明したのか,その前の検索で判明したかは定かではありませんが,珍曲名で今でも忘れないのは「スクライード」です.
結論的にはこれは,The Brecker Brothersの “Don’t Stop The Music”に収録されている “Squids”です.自分のメモはきれいに「スクライード」と書いてあったので,FM雑誌の記載がそもそもそのようになっていたと推測されます.仮に1文字くらいの間違いなら,私の英語力を持ってしても”Squid(s)”と推測できたと思います.
そもそも編集者があまりに英語力がなくてでたらめを書いたか,よほど汚い字で書いたため,組版時に「スクライード」とされてしまったのでしょう.
The Brecker Brothersらしい変な曲で.結構好きです.