内容
FMエアチェック
大学に入った頃から,就職してしばらくまでの間,FMエアチェックなんていう,今日的には必要性が理解できない^^; ことを趣味にしてました.
最初の頃はオープンリールテープに録って,後にはβ-hifiの音声トラックに録って,カセットテープにダビングしていました.
録るのは主にNHK-FMの平日夕方の番組で,新譜のLPを1曲くらい省いて,残り全部を,D.J.を重ねることもなく,フェードアウトもなしにそのまんま放送していました.放送局のソースは当然,アナログレコードです.
こうして集めたコレクションを,今から十数年前にデジタイズして,iTunesに取り込みました.曲数にして3千曲弱でした.
その後,コレクションを聞きながら,なんか曲名やアーティスト名が正しくないのではないかと思うことがよくありました.誤りが生じる原因は,
- FM雑誌の入稿・校正のミス,誤植
- アーティスト名や曲名をカセットテープのレーベルに書き写す際の間違え
等が考えられます.とにかく大昔ですから,放送局からメディアに発表されるアーティストや曲のリストも可読性が低いこともあったでしょうし,邦題が付いていない,英欧語の曲名や知られていないアーティスト名をどう表記すべきか,担当者の能力を超えていたこともあっただろうと,容易に想像できます.
2番目は,私の作業ミスで,最悪のケースとして録音されている曲数とメモの曲数があわないこともありました.メモの方が少ない場合はしようがないので,曲名やアーティスト名を”Unknown”としていました.
メモの曲数が多い場合も,録音されている曲と名前の対応は,最後は勘に頼るしかありません.
その後,折々に,ネット検索をして変な名前のアーティスト名や曲名を修正してきました.何年かすると,ネットの情報は増え,検索エンジンの性能も向上するので,作業の度に正しい名前が判明していきました.
Discogs
修正作業の最初の頃は,AmazonとWikipediaが主な情報源でしたが,最近ではもっぱらDiscogsです.ここは,好事家たちがよってたかって情報を集めブラッシュアップしているようで,ものすごく頼りになります.
1つのアルバムでも,世界にいくつものバージョンもあることは,知ってはいましたが,Discogsでは,それらがわかりやすくまとめられています.
また,同じ国のアルバム(LP, CD)でも市販のバージョンとプロモーションのバージョンとがある場合もあることと,このサイトを見て始めて知りました.
気に入ったアルバムをCDで買ってみると,昔NHK-FMからエアチェックしたものと,曲の長さや場合によってはアレンジが違うことがあり,Discogsの情報を見て,NHKはプロモーション用のLPをかけていたのだなと納得がいきました.
SoundHound
実は,ここ数日も,久しぶりに,このライブラリー修正作業をしていたのですが,今回は曲を聴かせて,曲名・アーティストを特定させるソフトを初めて使用しました.いろいろアプリはあるようですが,評判を見て,SoundHoundを使用しました.
私の聞く音楽だと,SoundHoundでも判別できるのは5割強です.こんな曲が解るのかっていうときもあれば,逆に,有名アーティストの不明曲について,判別できなかったりということもあります.
しかし,SoundHoundによって,これまでネット検索しようにも,何の手がかりもなかった,20曲ほどの”Unknown”のうち,残り7曲を残して,判明しました.
また,曲名やアーティスト名が怪しいもののうち,半数ほどの素性が確認できました.
FMエアチェック、懐かしいですね。
さすがにオープンリールまでは手が出ませんでしたのでカセットテープでした。
最初はラジカセでその後、FMチューナーとカセットデッキ、HiFi VHSと進みましたが結局デジタル化はせず破棄してしまいました^^;
SoundHoundは知りませんでした。曲名を調べるときはShazamを利用していますがSoundHoundも使ってみます。
JE6LVE Takahashiさん,コメントありがとうございます.
オープンリールデッキは,父親のものをせしめた形です^^; 4トラックオートリバースのもので,NHKの長時間番組を録るのには都合がよかったです.
SoundHoundについては,今回初めて使ったので,これがいいのかどうなのか,どういうデータベースを使っているのかなどさっぱり解りません^^; しかし,全く手がかりがない曲の素性がいくつか判明したので,よかったです.
それでも,今回も箸にも棒にもかからない曲がいくつかあるので,Shazamで試してみたいと思います.情報ありがとうございました.