そう言えば,手持ちの赤外線温度計は古いこともあって,最小桁が1度でマイナス10℃までしか測れません.今どきの家庭用冷蔵庫の冷凍室・製氷室は平気でマイナス20℃くらいまでいくので測っても “Out of Range” です.
何日か前に製氷室を開けてアイススコップで氷をすくっていると,いつも顔の周りやパソコンのモニターの周囲を飛んでうっとうしいコバエが中に入っていくのを見ました.顔の近くを飛んでいるとき手で叩いても3〜5回に1度しか退治できません.まして予期せぬ状況下ではただ眺めるしか術はありませんでした.
叩ける率は低いですが,これまで家族で10匹程度は退治しました.それでもなかなか根絶できません.
今日は,氷を水筒に入れようとアイススコップを持ち上げると,アイススコップ置き場に黒っぽい2〜3mmの粒子が3個ありました.たぶんコバエの死骸とは思いつつその一つをスマホの拡大機能で眺めてみたら,あまりよく見えませんが少なくとも昆虫のようでした.
製氷室や冷凍庫にコバエが入るのかとネット検索をしたらザクザクヒットして😅,ショウジョウバエはアルコールや二酸化炭素の濃度が高い方に行きたがるということのようです.
わが家の冷蔵庫(冷凍室を含む)内にアルコールや二酸化炭素を出すものはあるかと考えたところ,心当たりのものはありません.一番ありそうなのはドライアイスですがここ数か月入れたことがありません.少し考えて思いついたのは野菜室の野菜の呼吸です.冷蔵庫内はメインの冷蔵室も野菜室も冷凍室も空気が循環しているでしょう.
そこで中国から買った二酸化炭素計で測ってみました.絶対値は怪しいのですが,それらしい感じで数値が増減します.
予想以上に野菜室の二酸化炭素濃度は大きく増えました(繰り返しますが,絶対値はあてになりません.710ppmであるというより,元の値よりはっきり増えたことが重要です).
冷蔵室は野菜室と冷気の流通があるようで,こちらも野菜室ほどではないまでもはっきり二酸化炭素濃度が高くなっています.
冷凍室は-20℃内外まで冷えていますので直接冷蔵室や野菜室との空気のやり取りはないと思われる程度の増加でした.
今回一番肝心な製氷室については,スペースの関係で二酸化炭素濃度計を入れて測ることはしませんでしたが,これは測らないといけませんね.