Raspberry Piで暮らせるか (8) Chrome/Chromiumで頑張ってみる

長年Web browserはFirefoxを使用してきました.その理由は,

  • 大資本ではなく,非営利団体によって開発されている
  • macOS, Linux (一部),Windowsで動き,ブックマークとログイン情報がディバイス間でシンクロできる

の2つの点によります.Linuxも自分が日常的に使用している全部の環境というわけではないのですが,x86 32bit, AMD64で動きます.スマホ版にもシンクロできます.

やはりなんといっても,ブックマークとログイン情報がシンクロするのは便利,というか,いろんなPCを渡り歩く上では必須です.

FirefoxにもRaspberry Pi OS用はありますが,Slackware ARMで動くものは公式・非公式を含めてありません.

Raspberry Pi 4がWSたり得るかの最初の評価で,Firefox-ESRよりもChromiumのほうが軽くて使い物になると判断したので,以後Raspberry Pi 4ではChromiumを使うようにしています(Firefox-ESRはuninstallしました😓).そうすると,他のPC/OSでもChromiumないしChromeを使わないと,ブックマークとログイン情報がシンクロしないので,評価としては不公平になってしまいます.

ということで,しばらく他の環境でもChromiumを使うことにします.ただ,macOSやWindowsでは,Chromiumのインストールやupdateはあまり便利でないので,「大資本」の配布によるChromeの方を使うことにします.

Firefox-ESR

沖田×華

NHKドラマの「透明なゆりかご」はとても印象に残りました.清原果耶の演技が高く評価され,私もそれに異存はありません.しかし,このドラマは沖田×華の原作の良さというか,作り出している特別な世界観が強い印象の原因だったと思います.

堕胎された胎児に気持ちを寄せる主人公というのは,普通の感覚じゃないと切り捨ててしまえばそれまでですが,生命に対する考え方というか,自然にわいてくる感情としてこうして尊ぶ姿勢はあっていいんじゃないかと思います(凡人には持ち得ない感情だと思います).

さて,その沖田×華が,どこかのメディアで公開しているマンガの終わりのところがSNSで話題になったので,見てみました.

仲良く暮らしている老夫婦の夫が重病になり,いよいよ危篤になっても生きようと苦しみもがいていると,妻が夫の耳元で「あんたなんかずっと大っ嫌いだったから,さっさと天国に行きなさい」ときつく言いました.すると,夫は力が抜けてそのまま臨終しました.後日,葬儀を終えた妻は幸福そうな穏やかな笑顔でした

というような話でした.最初は,苦しみもがく夫を見かねて心にもなく大嫌いだと言って早く楽にさせたんだなと思いました.

しかし,それでは妻に後悔が残るはずで,葬儀のあとに至福の笑顔を浮かべられるとは思えません.

たぶん「大嫌い」は本心だったんでしょうね.大好きであり大嫌いだったから,最後に今まで言えなかった半分の本心である「大嫌い」を伝えることができて,その結果として,大好きな夫を早く楽にさせることができた.そう考えると,最後の穏やかな笑顔も理解できます.

夫婦の関係はいろいろあるけど,そんな夫婦もあると思います.

原作は沖田×華ですが,筆者の記憶による再生です.記憶違いはご容赦を.