BitWardenの使用をやめます

もう,かれこれ半年近く,webブラウザや,いろいろなアプリケーションでパスワードを使い回せる同期できるBitWardenという,アプリとクラウドの総合システムを使ってきました.

しかし,一番良く使うサイトで使えね〜なぁ状態なので,近々全部uninstallして,クラウドのアカウントも削除する予定です.

WebブラウザはFirefoxがメインで,iOSとMacではSafariも時々使います.OSの利用割合は,

macOS>=iOS>Windows>=Linux

といった感じでしょうか.つい最近FT8をかなりアクティブに運用するようになって(アマチュア無線の話😓),WindowsとLinuxの頻度が逆転したと思います

さて,セキュリティーの都合上具体的には書けないのですが,とあるサイトでは,プラベートなwikiやその他のwebサービス, 複数の種類のデータベースなどを動かしていて,webブラウザでアクセスします.BitWardenは,同じサイトの別サービスをケースによっては同じアカウントとみなして,サービスを行き来するたびにパスワードを更新しようしてきます.

Firefoxは賢いことに,同じサイトの同じログイン名のサービスでも,違うサービスとして認識して,パスワードを別々に記憶して提案してくれます

また,BitWardenに期待していた,webブラウザ以外でのパスワードの記憶と提案ってのは,iOSでいくつかあった程度で,全般にはほとんど機能しません.

ということで,副作用がなければ使わないで残しておいてもいいかと思いましたが,同じサイトの同じログイン名の別のサービスに対してパスワードの更新を勧めてくるのが結構煩わしいので,使うのをやめることにします.

アプリとプラグインのuninstallだけして,クラウドのアカウントを残すのはセキュリティー的に怖いのでアカウントも削除する予定です.

今後は,iCloudのKeychainの同期と,Firefoxのパスワード管理+FirefoxSyncの二本立てという,BitWarden導入以前の形態に戻ってやっていくつもりです.

2020/12/19注: その後いろいろ変わりまして,

macOS>=iOS>Linux>>Windows

となっています.

少なくとも,別のサービスのログイン情報を上書き更新しようとはしません.

OneDriveにアクセスできん

macOSをCatalinaにして,しばらくしてからだと思うのですが,OneDriveアプリがアカウントにログインできないと文句を言います.何度もMicrosoft Authenticatorによる認証手続きをしても,接続できません.

こういうトラブルは昔からよくあるようで,KeyChainにある関連項目を削除してから,OneDriveを立ち上げ直すとなおることが多いようです.関連項目を削除するスクリプトまでありますから,いかに多くこのトラブルが発生しているか解ります.

しかし,このスクリプトを使っても一向に改善しません.新たに見つけた,アプリを削除して再インストールする方法もやりましたが,改善なしです.

まあ,予備用のクラウドの位置づけなんですが,せっかく使えていたのが使えなくなるのは不便です.

VMWare Fusion 11.5にしてよかったかも

これまでMojaveではVMWare 10.Xを使っていて,今回Catalinaにしたら画面が表示されないと騒いでいましたが,そもそも10.xはMojaveが出る前のもので,CatalinaはもとよりMojaveでも最適化されていようはずがありません.

Catalinaにしても,無料で10.xを使い続ける手もあったんですが,結論的には有償で11.x(11.5)にアップグレードしてよかったと思っています.

やはり,Mojave/Catalinaに最適化されているようで,ゲストOSの動作がキビキビしています.10.xでは,まあなんとか使えるレベルでしたが,11.5にしてからは,十分使えるレベルになりました.

そこで,無駄に高価なSSDの数十GBものスペースを占有しているDebianのゲストOSを動かして,StretchからBusterにアップグレードしてみました.あまりDebianに通じていないこともあって,アップグレード手順を何度か(たぶん3回😥)やり直すことになりましたが,最終的にはなんとかうまくいって,今使用しています.

やり直す場合も,Debian関連文書には事前にあれこれセーブしなさいとありますが,仮想マシンの場合は作業前にSnapshotを撮って,失敗したらそこまで戻せばいいだけで簡単です.

もともと,KDEが好きなのですが,Raspberry Piのサーバーには重すぎるし,Mozcが使えないこともあって,Core i7のWSをいちいち起動しないと日本語環境のまともなKDEは使えないし,使えるとは言ってもSlackwareなので,update/upgradeの問題があります.そんなことから,KDEのためにあえてWSを起動することはほとんどありませんでした.

今後は手軽に使える仮想マシンで耐えうるスピードで動く,日本語環境のちゃんとしたKDEが使えるので,積極的に利用していきたいと思います.

Catalina UGの後始末

結局,WSJT-Xのみは,Windowsの実機(AMD A6 Windows 10 32bit)で,動かすことにしました.その他のアマチュア無線関係のソフト, N1MM+, MMTTY, Log200は,引き続き,Mac miniのVMWare Fusion 11.5下で,Windows 8.1の仮想マシンを走らせて,そこで動かします.

VMWare Fusion上のWindows 8.1仮想マシンと,USBリソース(CAT用のUSB-serialアダプターと音声信号入出力用USB-audio)は,KVM Switchで切り替えると不具合が生じましたが,これを避けるために,基本的に両方のWindows環境を起動しないこととします.また,KVM SwitchでMacとWindows実機をどうしても切り替える時は,USBの切り替えを伴わない,HOT Key 2回, ポート番号, k, リターンという手順で切り替えることにします.

Windows実機では,S/Nが-20dBを下回る信号もちゃんとデコードしてくれます.macOS版のWSJT-Xと同等のデコード性能と思います.

たぶん,VMWare Fusion下では,単純な時間遅れが生じているのかもしれませんが,それより問題になるのは,スケジューラーによるタスクの切り替えで,仮想マシンの時間軸にjitterが発生して非線形(時間のjitterは,相対的に入力信号のjitterになります)となっていることでしょう.このため信号のデコード(信号を重ね合わせてランダムノイズを除去する)で大きな不利になっているのでしょう.あくまで推測で,確認・検証などはしません^^;

傍証として,VMWare Fusionで動かしているWindows 8.1 (32bit)上で,DFUSe Demoを使って,nanoVNAにファームウェア(固件)を書き込むのがうまく行かない(書き込みの途中で必ずエラーになる)というのがあります.

Catalinaにしました

Catalinaにするか迷ったその日からほどなく(たぶん翌日^^; ),メインのWSもCatalinaにupgrade (UG)しました.これまでオレ様流でいくつかのデータをルートに置いていましたが,CatalinaにUGすると,そうしたファイルが,ホームディレクトリー下の訳の分からないディレクトリーに移されることも知っていたので,修正してからUGしたので,行方不明になるファイルもなく,VMWare Fusion 10.5も起動しました.

しかし,known problemで,VMWare Fusionは11.5にUGしないと,画面が表示されません.ただで済ます方法もあちこちにありますが,有料UGしました.

他にもかなりのmacOS用アプリが,今回のmacOS CatalinaへのUGで,使えなくなりました.たいていはまあなくても済むものですが,一番困ったのは,WSJT-Xです.これがCatalinaで動かないのもknown problemのようです.何年も前から,近い将来のmacOSでは,動かなくなることが解っているのに,なぜ開発チームは古いtool chainに固執したのかという批判もネットで散見しますが,まあ,他力本願なので,私は文句は言いません^^;

そこで,せっかく有料UGしたVMWare Fusion 11.5でWindows版を動かしてみました.最初,設定の問題で,全くデコードされず,ずいぶん時間を無駄にしてしまいましたが,なんとか,送受信できるようになりました.

しかし,Mac版WSJT-X 2.1.0をmacOS Mojaveで動かすのに比べて,どうにもデコードの能力が劣ります.強い信号がいくつも入っているのに,一つもデコードできないこともありますし,デコードできるときも,S/Nの下限がmacOS版に比べてかなり悪い(強い信号でないとデコードできない)です.

VMWare Fusionには,昔からオーディオのlatencyの問題があるようです.VMWare Fusionの度々のUGで改善されてきてはいるのですが,まだWSJT-Xの能力を完全に発揮するには不十分のようです.

あるいは,2core 4taskのCore i5で動かしていて,VMWare Fusion下のWindows 8.1には,2taskを割り与えていますが,マシンパワーが足りないのかも知れません

そんなこんなで,一応予備に持っている,Windowsの実機を試してみました.通常の運用(主にN1MM+, MMTTY, CW Skimmer/Skimmer Server, Log200を使用)では,引き続き,VMWare Fusionを使用したいので,兼用するオーディオ入出力IFとメインリグのCATは運用の度に差し替えなければならないです.これは,誤操作や故障の元です(コネクターを日に何回も抜き差しして,寿命になったことはけっこうあります).

次に考えついたのは,私はMacintoshと,Raspberry Pi 4 Model Bと,core i7のLinux WSと,そのWindowsの実機をKVM Switchで切り替えて使ってるのでした.このKVM Swichには,USB 2.0ながら,USBの切り替え機能も付いているので,CATのUSB-serialコンバーターとUSB-audioアダプターもこのKVM Switchにつなげば,スマートに切り替えて運用できるではないかな,ということです.

さっそく手持ちのUSB 3.0 HUBをKVM Switchの下につないでみましたが,認識してくれません.そもそもUSB HUBってものすごく相性の問題がありますが,親が2.0で子が3.0では困難さが増大するようです.

ということで,USB2.0 HUBを注文しました.届いたはいいんですが,手持ちのUSB2.0 HUBが一つ見つかりました^^; まあ,予備として取っておきます.

KVM Switch下にUSB2.0 HUBをつなぎ,その下にFTDX5000MPのCATにつながるUSB-serial変換器と,デジタルモードのオーディオ入出力に使用しているUSB-audioアダプターをつないでさっそく試してみました.

あきません^^; MacからWindows実機に1度切り替えて戻ってくる,VMWare Fusionの側で,切り替えていないUSBポートにつながっているものも含めて,全てのUSB機器が見えなくなります(VMWare Fusion本体を再起動することで見えるようになります).これはバグに間違いないですが,どうしようもないです.

もう一あがきしてみます.

最新の2.1.0でNG.
VMWare Fusionにfamiliarではない方への注釈ですが,VMWare Fusionの仮想マシンの時計は,ntpで同期しているMacintoshの時計そのままを使っているので時計が狂っていることはありません.
2taskを割り与えても,ホストの管理下で動くので,ゲストOSはフルに2task分のパワーを使えるわけではないです.