当サイトでもときどき触れていますが,今売られているSSDの寿命は普通に使う限り,人の寿命を大きく上回ります.
で,めでたしめでたしかと思っていたら,4万時間でだめになるSSDが市中に出回っていることが判明したようです.
- 「4万時間使うとSSDが動作不能になる」という不具合報告が話題に (GIGAZINE)
日本語では,「使用時間」ですが,GIGAZINEの記事にあるSmartmontoolsのsmartctlで見てみると, “Power_on_hours” とありますので,通電時間のようです.もしそうなら,24時間連続使用した場合,4万時間は約4年半ですので,普通に使っていれば遅かれ早かれ,いや4年半で必ず来る時間です.
Smartmontoolsは,Manjaro(AMD64, ARM64とも)やSlackware ARMに標準でインストールされていました.Manjaro AMD64 (x86_64)で動いているサブworkstation(WS)の3機のSSDを見てみました.いずれも普通にSATA接続されています.ルート権限で,いろいろごちゃごちゃ出てくるので,
smartctl -a /dev/sda | grep -i hours
としました.
それぞれ,26,622時間,1,021時間,12時間です.12時間のものは先日仮想マシンがぶっ壊れたので新調した2TB SSDです.
他にRaspberry PiにつないでいるSSDが2機ありますが,USB接続なので,上記の方法ではNGでした.
smartctl -d sat -a /dev/sda | grep -i hours
でいけました.某サーバーのルートが13,835時間,サブサブWSのルートが353時間でした.
感じとしては,単純な通電時間ではなさそうで,パソコン自体の通電時間よりは少なそうです.
いずれのSSDも使い回しのため,PCの年齢とも関連性がありません😓 まあ,とりあえず4万時間が近いものはないので安心しました.暇を見て,26,622時間になっているサブWSのルートSSDを暇な部署に左遷して,若いSSDをどこからかまわしてくればより安心かと思います.
-d sat
が要らないこともあります.