Slackware 15でMozcは,〇32bit, ×64bit

2023/08/22の注: 後にfcitx5-MozcのSlackbuildsスクリプトがJW(Shinichi Abe)さんにより登録され,64bit環境で使用できることが確認できました

Slackware 14.2用にMozcのビルドスクリプトを作成されたクロさんが,Slackware 15用も作成され,SlackBuildsに登録されていました.

当BLOGにとりとめなく書いてますが,現在Slackwareは,SlackwareARM 15をサーバー用に使用していますが,GUIにいろいろ不具合や不足があるため,CUIで使用しています.

x86用,AMD64用については,つい最近まで15のインストールは試していませんでした.

ふと思って,数日前からSlackware64 15をKVM/QEMUとVMWare Fusionそれぞれの環境にインストールして試しはじめました.

日本語入力は,fcitx-anthyがお仕着せで着いてきますが,やはりMozcをインストールしたいところです.

そこで,SlackBuildsを見ると,Mozcのビルドスクリプトをクロさんが既に用意して下さっていることを知りました.

まず,VMWare Fusionのほうで,

sbopkg -b fcitx-mozc

を実行すると,少々時間はかかりますが,無事ビルドが成功します.そこで,installpkgでできあがったパッケージをインスールしました.

設定については省略しますが,ちゃんと起動して,トレイにMozcのアイコンがでますが,残念ながらキー入力しても,英数キーに対応した半角文字が表示されるのみです

試しに,32bitのオリジナルであるSlackware 15の仮想マシンをKVM/QEMUのほうに仕立てて,fcitx-mozcを同様にインストールすると,ちゃんと使えます.

Slackware 15 (オリジナルの32bit版)では,Mozcは正常に機能する

念のため,KVM/QEMU環境でインストールしたSlackware64 15の方でも試しましたが,同じようにパッケージはできてインストールできて,トレイにアイコンが出ますが,日本語入力はできませんでした.

ということで,64bitについては,ビルドスクリプトに何か64bit用のhackが必要なのでしょう.Slackwareに対する熱量もずいぶん下がってしまいましたし,多少熱量があっても全然解りそうもないので,あきらめます.

SDDMが機能しない,Konquerorなど一部のソフトが動かない.
Slackware 15やSlackware64 15に用意されているFirefox-ESRがなく,Konquerorが動かないことから,使用可能なWebブラウザが存在しない.
細かい話なので省略していますが,zinniaはfcitx-mozcの前にbuild & installしてあります.

プロテインとタンパク質も別物なのか😓

サーモンと鮭が違うのは,「チコちゃんに叱られる」で知りました(ネット上に多数情報があるので,リンク・引用しません).

また,かなり昔,田舎町に住んでいた親戚が,友人か親類が来るというので,ワインを買いに近所の酒屋に行って「ワインはないか」と聞いたら,「ワインはないけど葡萄酒ならある」と言われたそうです.察するに,昔は日本ではワインはあまり飲まれなかったけれど,蜂葡萄酒というのは大昔からあって,それを指していたのでしょう.

そして,最近ではプロテインとタンパク質です.どうも,テレビタレントの発言やいくつかのwebサイトの記述の文脈からはプロテインとタンパク質を別物扱いしているようです.タンパク質の英訳が “protein” なのに摩訶不思議です.たぶん,タンパク質が主成分の健康食品を「プロテイン」と呼んでいるんでしょうね.

英語とそのカタカナ言葉が一致しないのはややこしいし,ツッコミを入れたくなります.

6月9日

1996年のこの日は,1年3か月のシドニー出張から,一家5人で帰国した日です.

渡豪時に生後3か月だった長女は1歳5か月まで成長して一人で歩けるようになりました.

私を除く家族4人は4月2日にシドニーに到着.

“rego”

そういえば,オーストラリアで生活した中で,自動車修理工場での会話っていくつか良く覚えています.車検は一年ごとにあって,1年3か月の滞在でしたから,1度受けました.また修理を3〜4回しています😓

車検のことを,整備士が, “rego” といっていたと思うのですが,その後ときどき思い出して,ネットで検索してもそれらしい単語は見つかりません.

先ほどたまたま思い出して検索したらありました.Australiaだけで通じるようです.また,私が聞いた発音は,普通の “re” と “go” なんですが.Google検索による発音はずいぶんなまってます.たぶん,この音で聞いたら記憶になかったと思いますから,発音の幅はかなりあるようです.

そうそう,渡豪したばかりの頃でも,アマチュア無線とコンピューター(特にMacintosh)と車についての会話ではよどみなく言葉が出てきてました😓
たぶん,その整備工場の責任者と思います.その人以外の整備士とは話をした記憶がないです.

新システムでのLet’s Encrypt

注: 最後にまとめがあります.

Let’s EncryptがPython 2.7.xのサポートをやめてしまったので,管理するいくつかのサーバーでは,2.7がサポートされた最後のころのgitをupdateしないで使っていました

このほど,そのうち1台はPython 3.xが搭載されたシステムに移行し,今回移行後はじめての証明書の更新時期を迎えたので,git pull して現在のgitレポジトリーに同期してから証明書の更新を試験的に行ってみました.Branchはmasterです.

しかし,tools/venv.pyの実行でエラーが出てしまいます😓

python-augeasがないとのエラー(もしくはそのbuildの過程のエラー)を出しているようなので,pip3でインストールを試みますが,今度はwheelがないというので,先にwheelをインストールして,続いてpython-augeasをインストールしてみました.エラーが出ます.

SlackBuildsに,python-augeasがあるので,

sbopkg -i python-augeas

をしてみたところ,python-augeas-0.5.0-arm-1_SBoがインストールされました.もう一度,tools/venv.pyを試みます.

だめでした.どうも,python-augeas-1.0.0 以上が必要そうなので,

pip3 install -U python-augeas

を試しますが,1.0.0以上のbuildに失敗します.

大量に出るエラーメッセージを見て,なんとなく,python-augeasのもとになる, “augeas” がそもそもインストールされてないんじゃないかと思い,システムを見てみると,たしかにそんなパッケージはインストールされていません.さいわい,SlackBuildsにはあるので,

sbopkg -i augeas

を実行したら,augeas-1.4.0-arm-1_SBo.tgzができて,インストールできました

python-augeasのインストールは,Let’s Encryptのvenv.pyがやるはずなので,もういちど,tools/venv.pyを実行すると,うまくいったようで,python-augeasのところは無事通過して,rustcを使った超重量級のbuildが繰り広げられます😓

計ったわけではありませんが,40分くらいでvenv.pyの実行が完了しました.

このあと,

source venv/bin/activate

を実行してから,certbotが実行できて,証明書の更新もできました.

まとめ

SlackwareARM 15.0で,Let’s Encryptの最新git repositoryに同期させて,venv.pyの実行と,certbotによる証明書の更新に成功しました

事前に必要になるのは, augeas(およびvirtualenvも必要かも) で,sbopkgにてインストールする必要があります.

SlackwareARM 15でも上記記事のままの手順ですが,venv.shはvenv.pyにします.

現在,3.9.12.
SlackwareARM 14.2からSlackwareARM 15.0.
augeasに加えて,virtualenvのインストールが必要な旨,自分のメモ(非公開)に書いてありました😓メモの元になるリンクはこれです.LinuxQuestions.org: [SOLVED] Let’s Encrypt.
メモリーの使用量がそれほど多くないだけましですが.
たぶん,Slackware 15.0, Slackware64 15.0も同様.