内容
Install 2回目
SDカードでは無理ということで,以前Manjaro aarch64をインストールしてWSの可能性を調べていた500GBのSSDにインストールすることにしました.
SSDは,USB3.0接続できるケースに入れてあり,別のLinuxマシンでパーティションを切り直して準備しました.gptパーティションで,1GB vfat, 8GB swap, 残りext4です.vfatのパーティションにSARPiのインストーラーの中身をコピーしました.
このSSDをRaspberry Pi4 Model B 8GB RAM(RPi4)に直接接続しましたが,供給電流の容量が足りないようで,RPi4が認識しません.手持ちのUSB 3.0 HUBを探しましたがないのでとりあえず,USB2.0 HUBを使ってつないで起動したところ,うまくいきました.SDカードの時と同様にsetupを使ってインストールを始めました.
しかし,USB2.0がボトルネックで,SDカードよりは遙かにましですが明らかにSlackwareのインストールのスピードではありません.近所の電気店にUSB 3.0 HUBを買いに行きました.ちょっと高かったんですが,通販で頼んで1〜2日待つより早いので買ってきました.
USB 2.0でつないだ時よりもブートパーティションの認識も,kernelの起動もかなり速いです.で,またsetupからやり直しです.
このように何回かやり直す場合,ftp/http接続よりもwgetかrsyncでまるまるダウンロードしてUSBメモリーにコピーしておいた方が良いかなと思いましたが,インストールを始めてしまったので今回はこのままhttpで行きます.
初期設定
後のインストールはSlackwareと何ら変わりありません.またvfat内のinitrd.gzをrenameするか削除します.しかしそのままでは,起動を掛けた時,SDカードをルートとして探しに行くので,vfat内のcmdline.txtのroot=を
root=/dev/sda3
としておきます(筆者のパーティションの場合).
これでめでたく起動しますが,時計が1970年になっているので,/etc/rc.d/rc.ntpdを実行可にして,/etc/ntp.confの0〜2のpool.ntp.orgのコメントアウトを外します.
SARPi4パッケージをインストール
SARPi4のページの最初の表にあるSystem Packagesの,5つのパッケージを何らかの方法でターゲットのRPi4にコピーして,pkgtoolで,インストールします.
これをしないと,システムはブートしますが,moduleを必要とするサービスが動きません.
Greeter
初期設定を終えた段階でSlackware64であれば,/etc/inittabのDefault runlevelを4にすれば,KDEのgreeter(login画面)が立ち上がりますが,SlackwareARM 15.0ではどうしたものかNGです.
SlackwareARM 15.0の標準のgreeterはsddmです.これが機能してくれません.xdmも着いていて動きますが,シンプルすぎてコンソールログインへの切り替えができないのでちょっと困ります.とはいえ,ないとどうしようもないので,当分xdmで行くことにします.
rsync
遅ればせながら,3回目以降のインストールもあろうかと,SlackwareARM 15.0を別のマシンローカルにコピーします.空のディレクトリーを作ってその中で,
rsync -artlvd slackware.uk::slackwarearm/slackwarearm-15.0/ .
です.ソースなどもあるので一晩くらいかかりそうです.