職場でまだ若手だった頃,先輩が学位について,「足の裏の飯粒」と言っていました.そのこころは,「取らないと気になるけど,取っても食えない」ということです.
その頃はまだ自分は関係ないと思っていましたが,そういう年頃になったら言い得て妙だなと感じるようになりました.
取っても取らなくても,国際学術会議などに行くと,若手〜中堅の年齢なら “ドクター何々” と呼ばれ,ベテランの年齢になると “プロフェッサー何々” と呼ばれます😓 それを後ろめたく感じなければ博士号は取る必要はないかもです😓
アマチュア無線での自分にとっての足の裏の飯粒は Mt. Athosです.何しろ免許人が1人しかいない状態が何十年も続いています.たまに突然出てくるようですが,先代😓のアポロ神父のときは,自分のアクティビティーとマッチせず,信号を聞いたこともありませんでした.
出ないなら出ないで,定期的に大々的なDXpeditionを認めるような寛容さが欲しいなあとずっと思っています.
寛容さって神の教えの一番大事なところじゃないのかな,って誰か言ってました.
代替わりして,Monk Iakovos Kutlumusian, SV2RSG局が最初に出てこられた2016年に21MHzで交信し,QSLカードももらったのですが,後にARRLが “/Aが着いていないからMt. Athosとは認めない”といちゃもんを付けたので,ただのギリシャのカードになってしまいました.
今年になってRSGさんが再びアクティブになり, “/A”を付けて出て来られました.同じ場所から運用しているのに, “/A”が着けば珍エンティティー,なければ普通のギリシャです.夏に14MHz CWで,またつい先日14MHz FT8で交信しましたが,どちらも最後が聞こえない,取れない怪しさの残る交信になってしまいました.
今朝ですが,RSGさんがログをClubLogにuploadしてくれたようで,ダメ元というか恐る恐る確認したら,さいわいにも両方ともヒットし,Log Matchingも成立していました.
ということで,長年の溜飲が下がったはずなんですが,うれしくてしょうがないと言うことはなくて,なんか,飯粒のたとえを思い出したのでした.