Manjaro (2) MOZC難航

Manjaro AMD64 (x86_64)のインストールをしてみました.昨夜,インストールDVDイメージをダウンロードし始めましたが,今利用しているISPはベストエフォートと言いながら,その努力が全く足りていなくて,夜はネット接続が超低速になるため,ダウンロードを仕掛けて就寝しました.起きたらダウンロードは完了していました.

Gentooで動かしている仮想環境(KVM/QEMU)で,最初は,英語環境でインストールしてみました.DVDイメージからのインストールは非常に簡単で高速に出来ます.

最初のHDD(仮想ディスク)からの起動後に,アップデートがかかって,それでひとまずインストールは完了です.

MOZCは入っていなくて,MOZCのインストールは,なんやかんやありましたが,最終的にはできて,KDE付属のターミナルKonsoleとLibreOfficeで日本語の入力が出来るのを確認しました.

ところが,Firefoxでは日本語入力が出来ません.Chromiumも試しましたがだめです.

英語でインストールしたからかなと,今度は1度仮想マシンを消して😓,日本語でインストールし直しました.日本語でインストールすれば,MOZCも最初から入るかなと期待しましたが,それはありませんでした.

で,またなんやかんやしたところ,MOZCは入ったようなのですが,英語ではじめたときよりもひどくて,英語入力モードでパッケージマネージャーの検索窓に半角英数文字が正しく入りません.”a”を押すと,”aa”となっり,”aaa”となります.余分なのを消そうとするとパッケージマネージャーが固まります.

ということで,Firefoxを試すまで行かず潔く消しました.

日本語WSとして仕立てることは出来ませんでしたが,インストールは簡単なので,Raspberry Pi 4にもインストールしてみます.

追記(2021年2月12日)

日本語の入力や,パッケージマネージャーの検索窓に文字が正しく入らなかったのは,IMの定義のおまじないが間違っていたためと思われます.

AMD64でManjaroのWSを仕立てることが目標ではないので,改めてテストすることはいたしません.

fcitx4-mozcを消したり,設定のソフトをインストールしたり,リムーブしたり,またインストールしたり,.xprofileや.bashrcにおまじないを追加したり.

Manjaro (1) 着手

そういう訳で,次は巷で人気らしいManjaroを試してみます.最初は,AMD64 (x86_64)の仮想マシンとして仕立てて,MOZCが使えるか試してみます.

それでOKとなれば,今度はRaspberry Pi 4 Model BにARM64 (aarch64)版をインストールしてみます.

どういう訳だったか忘れましたが,なんやかんや調べたり考えた挙げ句です.

libvirt: monolithic vs modular

libvirt(d)のドキュメントなどを少し読んでます.

もともとlibvirtdは,1つのデーモンで何でもこなすようになっていたようですが,最近では,機能別にモジュール化したデーモンを使う方向に移行しているそうです.

QEMUをhypervisorとするときの担当daemonは,virtqemudだということです.Gentoo(AMD64)の/usr/sbinを覗くと,

ls -l /usr/sbin/virt*
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtinterfaced
-rwxr-xr-x 1 root root  81272 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtlockd
-rwxr-xr-x 1 root root  81080 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtlogd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtnetworkd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtnodedevd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtnwfilterd
-rwxr-xr-x 1 root root 486616 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtproxyd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtqemud
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtsecretd
-rwxr-xr-x 1 root root 482520 Feb  7 09:09 /usr/sbin/virtstoraged

てな具合です.一方,macOSでは,

ls -l /opt/local/sbin/virt*
-rwxr-xr-x 1 root admin 79152 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtlockd
-rwxr-xr-x 1 root admin 80424 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtlogd
-rwxr-xr-x 1 root admin 439400 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtproxyd
-rwxr-xr-x 1 root admin 434832 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtsecretd
-rwxr-xr-x 1 root admin 434832 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtstoraged
-rwxr-xr-x 1 root admin 434832 8 4 2020 /opt/local/sbin/virtvboxd

です.virtqemudやvirtnetworkdなどがありません.当然,同時にbuildされた,monolithicなlibvirtdにも,virtqemudなどの機能は含まれていないと想像できます.

macOSで,KVMが機能しないのは解りますが,QEMUも動かないんでしょうか.かつて,Qという,QEMUのアプリがありましたからそうではないと思います.が,MacPortsの中身がさっぱり解らないので,お手上げです.

VirtualBoxは削除

ちなみに,VirtualBoxで動くGentooは,あいかわらずSegfault乱発で,まともに動いてくれないので,削除しました.

MacでQEMUは難航

MacPortsもなんにも知らないで使ってきたのですが,GentooのUSEflagに似たような,Variantというのがあるのを知りました.

MacPortsでは,理由は知りませんが,Apple謹製のXQuartzに変えて,MacPortsによるXorgの移植品を使う方向に切り替えつつあるようです(当社調べ).

で,どうも,Virt-Managerに関連したソフトの一つが,もはやXQuartzをサポートせず,Xorgのみに対応しているようです.そこで,

/opt/local/etc/macports/variants.conf

に,なんやかんや書くようなのですが,どうしたわけか,記憶と実態とが違っているので,中身を掲載するのはやめます(あとで,はっきり理由がわかったら掲載します).

で,なんやかんや書いて,virt-managerまでbuildできて動くのですが,libvirtdを動かしているにもかかわらず,virt-managerで接続しようとしても,繋がりません.

macOSで,virsh uriをroot権限で実行すると,

virsh uri
error: failed to connect to the hypervisor
error: internal error: Failed to create vbox driver object.

という具合にエラーになります.Gentooの実マシンで同様にvirsh uriを実行すると,

virsh uri
qemu:///system

と,教科書通りに出ます.

virsh -Vは,macOSでは,

virsh -V
Virsh command line tool of libvirt 6.6.0
See web site at https://libvirt.org/

Compiled with support for:
Hypervisors: VMware VirtualBox ESX Test
Networking: Remote
Storage: Dir
Miscellaneous: Daemon Secrets Debug Readline

となり,一方Gentooの実マシンは,

virsh -V
Virsh command line tool of libvirt 6.8.0
See web site at https://libvirt.org/

Compiled with support for:
Hypervisors: QEMU/KVM VMware ESX Test
Networking: Remote Network Bridging Interface udev Nwfilter VirtualPort
Storage: Dir Filesystem SCSI
Miscellaneous: Daemon Nodedev Secrets Debug Readline

大きな違いは,MacPort (macOS)のほうは,HypervisorsにQEMUが含まれていないことでしょう.

これが,virsh uriでエラーになり,virt-managerが接続できない原因でしょう.

さて,どうしていいか,さっぱりわからない😥

いろいろ扱いにくいんでしょうね.知らんけど.

Gentoo (36) あるアプリを特定の言語で走らせる

具体的には,virt-mangerを英語で走らせたいのです.

そもそも,コンピューターであれスマホであれ,アプリケーションのメニューやダイアログは英語で表示してほしいと常々感じています.英語版のMac OS 7に,GomTalkを使って日本語化して使った快適さが忘れられません.

日本語は必要だけど,それは,日本語のドキュメントが読み書きできる環境のみで十分です.十分というか私にとってはむしろ必要十分条件です

特に,トラブったときに,日本語のエラーメッセージが吐き出されても,なかなか解決のいとぐちにたどり着けません.

で,今取り組んでいるMacPortsのQEMU/virt-mangerの取り組みのリファレンス用に,Gentooで走っているvirt-managerをpureな英語環境で走らせたいのですが,日本語リソースを組み込んだまま完全な英語環境で走らせるのはGentoo初心者にはなかなかハードルが高くて,それならいっそ日本語なしのアプリを構築してしまえと,調べること数時間😥,ようやくわかりました.

lightdm, libvirtとvirt-mangerに,-linguas_ja というUSEflagを設定してbuildし直すことでできたようです.これも,Gentooの習熟者には簡単なことなのでしょうけど,見つけ出すのに苦労しました.それで,今後も同じことで悩むでしょうから書いてます.

System wideに-linguas_jaというわけには行かないので,/etc/portage/package.useの中に,アプリを指定してフラグを立てました.

FirefoxやThunderbirdも英語版(US)を使ってます.
というか,KDEかも.
たぶん,lightdmは関係な問思います.
どれだけのパッケージが再ビルドされるか計り知れないの😓