Mojaveに戻してよかった

Mojaveに戻して良かったことは,以下の通りです.

  • システム環境設定の変更が保存される
  • イメージキャプチャなど,異常動作しまくっていたApple提供のappsがまともに動くようになった
  • ScanSnap Homeが動く
  • システムのフリーズが減った(ほとんどなくなった)
  • WSJT-X 2.1.0 macOS版が動く
  • Time Machine用のサーバーとしてちゃんと機能する

一方,Catalinaにして良かったことというか,Catalina自体が良いという話ではありませんが,あえて言えば,

  • VMWare Fusion 10.5が動かなくなったので,11.5に有料アップグレードして,Mojaveでも快適になった

ことくらいでしょうか.

MacbookもMojaveに戻す

朝起きたら,復元に失敗していて,長くなりそうなので別の記事にします.

Back to Mojave

復元を決意

もう,あっちもこっちも,にっちもさっちもいかなくなって,Mojaveに戻すことにしました.特に,Catalinaをクリーンインストールして,自分のファイルと設定類を移民すると,再びにっちもさっちもいかない状態に戻ることが確認できたのが,最終決断への決定的な理由となりました.

たいてい,OSのメジャーなアップグレード(UG)の直前には,Carbon Copy Cloner (CCC)で,外部ディスクに完全なクローンを取っておきます.今回もMojaveをとっておいたのですが,1週間目くらいにもう良いと思って,Catalinaを上書きバックアップしてしまいました(普段のバックアップ作業の一環なので).

ということで,今回は外部ディスクからCCCでコピーバックという一番簡単かつスピーディーな方法が採れません.

Time Machineから復元

ここのサイトを参考にTime Machineからの復元を行いました.

Time Machineには,VMWare FusionのVMイメージだけはバックアップしない設定にしているので,Catalinaでいじった最終的なVMイメージは別のディスクに保存しました.

Time Machineからの復元を手順通り進めましたが,内蔵ディスクが復元先の候補として表示されません.Catalinaのトラブルシューティングの一環として,内蔵SSDを別のものと入れ替えていたため,MojaveでTime Machineにバックアップしたときと内蔵SSDが違っていて,復元先のリストにディスクが表示されず復元できないのか,と焦りました.

外したディスクは解ったので,Thunderboltの外付けケースに入れて接続したら,復元先に表示されたので一安心して作業を続けました(ちなみに,USB3のケースを使ってUSB接続した場合は同じディスクとは認識されませんでした).

復元に時間がかかるのは覚悟していましたが,残り時間が8〜11時間で,なかなか減りません.途中6時間台まで急に減ってからはスピードアップして,結局都合6時間くらいで復元できたと思います.また,外付けディスクに復元したので,内蔵ディスクにCCCでコピーするという一手間が入りました.

写真ライブラリーがない

これで,VMWareのVMイメージをコピーして,めでたしめでたしかと思ったんですが,なんと,一番肝心な写真のライブラリーがない.Time Machineの過去のバックアップを見てもなぜか写真ライブラリーが保存されていません.写真ライブラリーをバックアップの対象から除外するなどの設定はしていないのに,どうしたものか.

Catalinaの写真ライブラリーをMojaveのアプリケーション「写真」に読み込ませようとしましたが,NGです.

Catalinaの写真ライブラリー内にある,写真のオリジナルを取り出して,Mojaveの写真に読み込ませるしかないかと思いましたが,一部で試したところ,当然ながら位置情報や,人物のタグ,キーワード,説明などが全部失われてしまいます.

写真はたかだか2万5千枚程度で,今日的には,多い方ではないと思いますが,それでもこれらの付加情報を復活しようとなると途方もない時間が必要となるでしょう.

困ったなと思って,写真と音楽データファイルをたまにバックアップする外付けドライブを見てみたら,ラッキーなことに,10月16日のバックアップが残っていました.Catalinaにする2日前です.今回ばかりは,このバックアップをした自分をほめたいです😓

1か月経っていないので,16日よりあとの写真も全てマイフォトストリームから自動的に読み込まれました.これら100枚強の写真に,位置情報の修正とキーワード,説明付け作業を小一時間して復旧となりました.

Catalinaにまつわるあらゆる不具合から解放されました.

今回得た教訓

かけがえのない写真ライブラリーについては,Time Machineや他のバックアップルーチンとは別に,別のディスクに最低月に1回バックアップする.

時計が合わない

macOSをCatalinaにアップグレード(UG)して,使えなくなったVMWareをUGして,結局,WSJT-Xは,macOSのネイティブアプリもWindows版をVMWare上でも使えないと確認できて,死蔵していたWindowsの実マシンでWSJT-Xを使うようになった話の続きです.

どうも,時計が合いません.起動直後や,運用の合間にも時々,手動でタイムサーバーへの同期ボタンを押すのですが,受信局の時間遅れが1秒台ということが多いです.

受信する局の多数が1秒以上遅れているということは,こちらが1秒以上進んでいると考えるのが妥当でしょう.

タイムサーバーを変えてみても状況は変わりません.

macOSのネイティブのWSJT-Xでは,受信する局のほとんどが0秒台前半なので,こちらもあっていると確認できます.

Linuxだとntp(d)が普通についていて,同期すべきタイムサーバーを設定すれば,いちいち手動で同期ボタンを押さなくてもPCの内部時計が常に正確な状態が保たれます.

macOSは詳しいことは解りませんが,Linuxの多くのdistroと同様の仕組みと思います.

Windowsの仕様なのかAMD A6を搭載したこのポンコツPCのチップセットがタコなのか解りませんが,どうにもしようがない状況なので,「あいつの信号はいつも1秒以上ずれている」と責めないようにお願いいたします😥

追記: 時計合ってます

2019年11月9日にMac miniをMojaveに戻し,以後はWSJT-XのmacOS版に戻りましたので,時計は正確です.

2019年11月15日

ntpを使っていないLinux distroの存在を知りませんでしたが,Chronyとopenntpdというのがあるようです.

Catalina is Catastrophe

どうしたものか,10月31日よりあとシステムの設定変更などが保存されません.

いちおう,エラーなく動くので,ファイルシステムがぶっ壊れているわけではなさそうです.

自分のホームディレクトリー以下に書き込んだデータファイルは残っていますが,システムや,ミュージック(旧”iTunes”)のデータが,再起動の度に10月31日現在に戻ってしまうようです.

キャッシュがフラッシュされていないようにと言うか,スナップショットで戻されているかのようです.しかし,自分のデータファイルはちゃんと新しいのが残るので奇々怪々です.

Mac mini (Late 2014)でのみ起きて,Macbook (2018)では起きません.そうだ,Macbookは再起動しないでスリープさせてまた解除にしているから違いがあるのかも知れません.Mac miniもしばらく電源を切らずにスリープにしてみようかな.

BitWardenの使用をやめます

もう,かれこれ半年近く,webブラウザや,いろいろなアプリケーションでパスワードを使い回せる同期できるBitWardenという,アプリとクラウドの総合システムを使ってきました.

しかし,一番良く使うサイトで使えね〜なぁ状態なので,近々全部uninstallして,クラウドのアカウントも削除する予定です.

WebブラウザはFirefoxがメインで,iOSとMacではSafariも時々使います.OSの利用割合は,

macOS>=iOS>Windows>=Linux

といった感じでしょうか.つい最近FT8をかなりアクティブに運用するようになって(アマチュア無線の話😓),WindowsとLinuxの頻度が逆転したと思います

さて,セキュリティーの都合上具体的には書けないのですが,とあるサイトでは,プラベートなwikiやその他のwebサービス, 複数の種類のデータベースなどを動かしていて,webブラウザでアクセスします.BitWardenは,同じサイトの別サービスをケースによっては同じアカウントとみなして,サービスを行き来するたびにパスワードを更新しようしてきます.

Firefoxは賢いことに,同じサイトの同じログイン名のサービスでも,違うサービスとして認識して,パスワードを別々に記憶して提案してくれます

また,BitWardenに期待していた,webブラウザ以外でのパスワードの記憶と提案ってのは,iOSでいくつかあった程度で,全般にはほとんど機能しません.

ということで,副作用がなければ使わないで残しておいてもいいかと思いましたが,同じサイトの同じログイン名の別のサービスに対してパスワードの更新を勧めてくるのが結構煩わしいので,使うのをやめることにします.

アプリとプラグインのuninstallだけして,クラウドのアカウントを残すのはセキュリティー的に怖いのでアカウントも削除する予定です.

今後は,iCloudのKeychainの同期と,Firefoxのパスワード管理+FirefoxSyncの二本立てという,BitWarden導入以前の形態に戻ってやっていくつもりです.

2020/12/19注: その後いろいろ変わりまして,

macOS>=iOS>Linux>>Windows

となっています.

少なくとも,別のサービスのログイン情報を上書き更新しようとはしません.