暗証番号を教える心理

もちろん,オレオレ詐欺のたぐいは,騙すほうが100%悪いんです.

暗証番号は普通他人には教えません.では,家族ではどうか.ネットでそのへんの事情を探ると,パートナーや親子で共用している人は結構いるようです.

わが家では,夫婦間でも親子間でも暗証番号やパスワード類を教え合うことは厳禁としています.

「原則は教えないけど,例外はある」的な運用をしていると,この件(例えば相手が警察官や金融機関の職員の場合)は例外として認めていいのかどうか揺らぐ場面が出てくるでしょう.そうした揺らぎに詐欺師たちは言葉巧みにつけこんでくるんだと思います.

だから,暗証番号やパスワードは,家族にも信頼できる他人にも,そのシステムの運営会社(金融機関)の担当者や警察官にも教えない,例外は一切ない,という厳格な方針で子供の頃から教育していくしかないと思います.

2 thoughts on “暗証番号を教える心理”

  1. しかし,時と場合によってはそうもいかない場合もあろうかと。
    将来,要介護状態となり外出が難しい状況になると,担当のヘルパーさんに暗証番号を知らせて,預金を下ろしに行ってもらうケースは多いようです。

    1. JG3QQK/Kimuraさん,コメントありがとうございます.
      社会の変ぼうを金融機関や金融当局が長年無視し続けてきた為,大きな歪みが生じていますね.

Comments are closed.